歯ブラシが苦手な犬に綿棒と歯間ブラシを使ってみた
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健康管理
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ウェルシーはパピーの頃からお手入れが苦手な仔でした。
シャンプーだけは苦労しなかったのですが、シャンプー後に体を拭くことが苦手でした。
ドライヤーはまあまあ大丈夫でした。
他には、ブラッシング、歯磨き、爪切りも苦手でした。
日々のお手入れは大変で、少しずつ時間をかけてできるようになってきましたが、歯磨きだけはどんなに柔らかいブラシを使っても「歯ブラシ」を頑固に拒否します。
ウェルシーにとって、なかなか難しかった歯磨きですが
パピーの頃に、諦めずもっとしっかりやっておけば良かったな。
と思っています。
歯ブラシに変わる工夫
歯ブラシが苦手なウェルシーの歯磨きは、歯磨きシートを指に巻いて行なっていますが、指が届かない部分にどうしても歯垢が着き、やがて歯石になってしまいます。
汚らしい写真で申し訳ありません(汗)
こうなってしまうと、たとえ歯ブラシを使っても落とすことはできず、動物病院で物理的に落としてもらわなければ綺麗にはならないでしょう。
しかし、個人的にはこの部分の歯石は見た目が悪いだけで、それほど気にしていません。
問題なのは…。
下の写真で見えるでしょうか?
今はお手入れを頑張っているので目立っていないのですが、下の一番大きな奥歯と歯肉の境目が赤くなりがちなのです。
まだ軽い段階だとは思いますが、歯肉炎を起こしていると思います。
しかもウェルシーさん、口を閉じると上の歯が下の歯に被さり、下の奥歯が磨きにくいこと、この上ありません。
わんこの歯ってこうなの?
ウェルシーだけですか?
他の仔の口の中って、しかも奥歯なんて見る機会が無いので分からないのですが、下の奥歯がとにかく磨きにくいんです。
唇を耳の後ろの方へぐい~んと引っ張って、話しかけながら褒めながら、日々頑張っています。
綿棒と歯間ブラシを使ってみることにしました
下の奥歯以外は、歯と歯肉の間も赤くはなっておらず、犬歯も歯石はついていますが、歯と歯肉の境目は赤くなっていないのでそこそこ磨けているかなと思っています。
最近、繁殖引退犬先輩の9歳の女の子が、歯がグラグラになってしまい、歯を6本抜いたと聞きました。
人で言うところの歯槽膿漏だと思いますが、歯肉炎を放置しておくとやがて歯槽膿漏になり、歯を抜くことになる可能性が高いですよね。
指が届きにくいこの部分、どうしたものかと考えていましたが、最近、ウェルシーには綿棒が使えることが分かりました。
歯ブラシだと毛先がちょっと当たるだけでめっちゃ嫌がるのに、綿棒だと案外大丈夫なのです。
歯ブラシの方が良いに決まっているのですが、綿棒でも歯と歯肉の境目をコシコシできるので、最近は綿棒を使ってこの部分を磨いています。
あと、嫌がるときもあるのですが大丈夫な時もあるので、人用の歯間ブラシで歯と歯の間をコシコシしています。
まだ赤味もありますが、一時は下の奥歯の歯と歯茎の境目全体が赤く縁どられてしまっていたので良くなってきたと思っています。
お酢を併用
綿棒を使う時は綿棒を水で濡らして使っていましたが、最近酢水を使っています。
食後の犬の食器はヌルヌルしますが、酢水を使うとヌルヌルが簡単に落ちます。
ヌルヌルにはバイオフィルムと言って細菌がたくさん集まっています。
お酢は犬が口にしても問題はありません。
殺菌効果があるためか、口臭もゼロではありませんが、以前より気にならなくなりました。
お酢は10倍程度に薄めて使っていて、仕上げはぬるま湯で濡らしたガーゼで清め拭きをしています。
お酢を使うことに関しては、科学的な根拠があるかどうか分からないので
そうなんだ~。
程度に読み流してくださいね。
また、お酢は歯を溶かすという話もあるので私は清め拭きをしていますが、気になる人は使わず、犬用の歯磨きジェルなどを使ってくださいね。
まとめのようなもの
パピーの頃から数々のお手入れが苦手だったウェルシーですが、歯ブラシは克服できない可能性が高いので、綿棒や歯間ブラシを使って細かい部分を磨く方針に切り替えました。
一番いいのは歯ブラシだと思うのですが、次善策としてやってみようと思っています。
苦手なことをどんな方法を使えば受け入れてくれるのか?
その仔によってそれぞれです。
試行錯誤しながら、ウェルシーが受け入れてくれる方法を見つけていきたいです。
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