母犬の子育て|子犬の叱り方も犬それぞれ
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N-20胎エリオット&ベイリー*ウェルシー仔
ウェルシーの3回目の出産のお相手は、凍結精液人工授精のエリオットと自然交配のベイリーとの2本立てでした。
親子鑑定の結果、どちらの父犬の子犬も授かったことが分かりました。
子犬の叱り方も犬によってそれぞれ
子犬たちは生後1か月を過ぎました。
ちょこまかと走り回るようになり、兄弟姉妹でじゃれ合って遊んだり、ママにじゃれついたり、活発に動き回っています。
この頃になると、ときおり母犬の教育的指導が入ります。
下の写真はウェルシーが子犬を叱っているところです。
子犬たちがお乳を求めてくるので、ウェルシーがケージに逃げ込んだ格好です。
そして、入ってこようとする仔に
だめ!
と言っています。
この時期は、だんだん断乳が近付いているので、母犬も求められればいつでもお乳を与えるわけではないのですね。
子犬のマズルを噛んで「だめ」を伝えることもありますが、ウェルシーの噛み方は
カ・プ♡
という感じで、優しい優しい…。
ママ、甘すぎ!
こんなんで子どもたちに「だめ」が伝わるのか~!
と思いますが、ウェルシーは子犬に対して厳しい対応は取らず
だめなことはさせない。
という方針のように見えます。
スタッフさんによると、唸るとか、子犬が「きゃん!」と言うくらい噛んで、きっぱり「だめ」を伝える母犬もいるそうで、子育てにも個性があるそうです。
優しそうで厳しい?
ウェルシーはお乳の与え方もマイペースで
おっぱいだよ~。
と横になると、子犬たちがわらわら集まって来て飲み始めますが「そろそろいいよね」と思うと、突然切り上げてどこかへ行ってしまいます。
いつまでも食べ終わらない子どもには、さっさと食器を片付けてしまうような…。
飲み足りない仔が
ママ~、もっと飲みたいよ~。
と追いかけてきても
もう、お終いって言ったでしょ!
という感じで、絶対にお乳をあげないウェルシーです。
優しそうに見えて実は厳しいママかもです。
ウェルシーも2回目の×トーマス仔のときは、断乳のとき厳しく、唸ったり噛んだりして子犬に「だめ」を伝えていたとスタッフさんから聞いていますが、今回はどうなるのでしょうか?
厳しいけれど優しい?
ウェルシーは子犬たちと接するときは、伏せたり仰向けになったりしています。
これは人で言うと、子どもと接するときにしゃがんで目線を子どもに合わせるような感じです。
子犬たちをたっぷり甘えさせてあげていて、優しいママに見えます。
ここまで書いていて、ウェルシーがメリハリのある子育て上手なママに思えてきて
ウェルシーに子育てを習いたい!
と思った私です(笑)
強く噛んだら痛い、というのは兄弟姉妹の中で学ぶのかな?
まとめのようなもの
子犬たちは、1頭1頭それぞれの個性を持って生まれて来ますが、母犬の育て方の違いで子犬の性格形成にどんな影響があるのだろうかと、興味は尽きません。
母犬と過ごす時間以上に人との暮らしが長くなるので、人のかかわり方が犬に与える影響はもっと大きいのでしょうが、人の家庭に来るまでの間に犬の性格の基礎はできていると思います。
母犬や兄弟姉妹と十分に接する時間を持たずに人の家庭に行くと、人にとっての問題行動が起きやすく、育てにくい仔になると言います。
子犬が母犬や兄弟姉妹と過ごす時間は、犬の生涯の中で短い時間ですが、とても重要な時間になります。
短くとも大切な時間をたっぷり楽しんで欲しいと思います。
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Comment
はい!ウェルシーが唸ってるところ目撃しました〜(^.^)
何か躾けてるな〜と思ったんですよね。
さすがベテランママ。
対するエスティは、体だけは立派な母犬になりましたが、
子育てはどのくらいやっていたのか、、、
まったく性格もリズムも変わっていませんでした。
エスティ母さん
やっぱり唸っていましたか。
ウェルシーも子犬が大きくなると、教育的指導も厳しめになる感じですね。
エスティちゃん、初めての出産育児、頑張りましたね。
ウェルシーもそうですが、子犬の数が多いのでお乳をあげたり排泄のお世話をしたり、ママは大変だったと思います。
ウェルシーの子犬たちとも遊んでくれていたようで、絶対にいいママだと思います。
産後の回復は元気に見えても少し時間がかかります。
どうぞお大事にお過ごしくださいね。