ドッグランは犬の社会化の役に立つ?ドッグランのメリットとデメリット

ドッグランは犬をノーリードで思う存分走らせたり、日向ぼっこをしたり、探索したり、他のわんこと仲良く遊んだり、犬を楽しませてあげることができますね。

ドッグランにはどんなメリットがあり、犬の社会化に役立つのでしょうか?

また、デメリットは無いのでしょうか?

ドッグランを歩く犬

ドッグランは社会化に役立つ?

ドッグランには様々な犬がいるため、いろいろな犬と触れ合って犬同士の付き合い方を学べる気がしますね。

ドッグランは、いる犬たちによって雰囲気が変わります。

元気に走り回る仔や、ワンプロが大好きな仔がいればその中に巻き込まれますし、のんびりしている仔が来ていれば、ゆったりした空間になります。

犬の出入りがあり、雰囲気が変わりやすいのも特徴ですね。

ドッグランは社会化ができている犬が行く場所

愛犬が何にも動じないような逞しい子なら大丈夫でしょうが、緊張したり怖い思いをしてしまうこともあります。

扉を開けて入場したら、先に来ている犬たちが寄って来てにおいを嗅がれて、びっくりして逃げれば追いまわされて、愛犬の社会化どころか他犬は怖いと学習して帰ることになる場合もあります。

飼い主さんの指示を聞けて、ある程度社会化ができている犬なら、他犬との遊び方を学んだり、先輩犬に叱られることも良い経験になりますが、ドッグランで一から他犬との付き合い方を学ぼうというのは難しいでしょう。

お互いの犬が嫌な思いをしたり、トラブルになる可能性があります。

日本盲導犬協会では、お預かり犬が他犬と遊ぶことは禁止なので、私たちは誰もいないドッグランを利用します。

先日、ウェルシーとドッグランに出かけました。

遊んでいると、可愛い仔が入ってきました。

写真を撮らせてね。

と言ったら、バッチリなカメラ目線をいただきました。

名前はナナちゃん。

可愛い小型犬

ウェルシーパパのそばに行って、撫で撫でされています。

人懐こいなあ~♪

その人、あたしのパパだよ。

と言うウェルシーも穏やかにご挨拶できました。

こんにちは~♪

いつも他犬が入ってくると出ることにしているのですが、この仔たちは追いかけっこになったり、じゃれあいにならなかったので、少し様子を見ることにしました。

一緒にドッグランを歩く犬たち

2頭は付かず離れずの距離を取りながら、なんとなくそばにいる感じで過ごしていました。

ゴロスリするウェルシーを見守る小型犬

ウェルシーはわが家に来てからずっと、他犬とは穏やかな仔とあいさつをするくらいで、犬同士で遊ぶという体験はしていませんが、犬マナーはできています。

(入所後と出産で里帰りしたときは、スタッフさんの立会いのもとで協会のわんことフリーランなどはしています)

他犬とあまり触れ合っていないのに犬マナーができている理由は、スタッフさんが言うには

  • 委託までの間に母犬から教育を受け、兄弟姉妹の中で学んでいる。
  • マナーを知らない犬と遊んでいないので、他犬にガウるとか激しく突進するなど悪い接し方が身についていない。

ということでした。

母犬から教育を受けていても、他犬と良くない接し方を続けてしまうと悪い接し方が上書きされてしまうのだそうです。

家庭犬を飼育しているみなさんが、愛犬に犬マナーを学ばせたいと思うのであれば、マナーのできている犬と接するようにすることが大切ですね。

ドッグランのメリット

ノーリードにできることが最大のメリットですね。

普段のお散歩と違って思い切り走ったり、自分のペースで探索をするのは開放感があり、気分転換になるようです。

アジリティなどがあれば、普段できない遊びを楽しむこともできますね。

ハードルを飛ぶ犬

家庭犬の皆さんは、他犬と楽しく遊ぶのも愛犬の喜びになりますね。

ドッグランのデメリット

感染症の可能性

ドッグランはいろいろな犬が利用します。

ワクチン接種の証明書の提示を求められるところもありますが、自由に出入りできるところもあります。

病原菌を持っている犬が出入りしている可能性もあります。

マナーの悪い飼い主もいる

犬友さん同士のおしゃべりに夢中で、自分の犬に目を配っていない人もいます。

「うちのこはいいこ」だと思っていても、何が起こるかわからないのがドッグランですよね。

ワンプロが高じて咬傷事故ということもあります。

まとめのようなもの

ドッグランは犬をノーリードにできるので、開放感の中で思い切り楽しめます。

しかし、デメリットの部分も理解して利用しましょう。

飼い主さんの言うことが聞けて(特に呼び戻しは重要です)、社会化がある程度できている犬が利用するところで、ドッグランで一から学ばせようというのは難しいと思います。

いろいろな人と犬が来る場所なので、自分と愛犬に雰囲気が合わないと思ったら出る勇気も必要ですね。

日本盲導犬協会では、お預かり犬を他犬と遊ばせるのは禁止です。

今回、犬同士はあいさつした後は付かず離れずの距離を保っていて、同じ空間にいましたが遊んではいません。

他犬=遊ぶ

だけが他犬との付き合い方というわけではなく、お互いに「一緒にいるだけ」というのも「犬同士の付き合い方」という意味で写真を載せました。

ご理解よろしくお願いいたします。

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