犬の吠えをやめさせる しつけ以外のヒント

公開日: : 繁殖犬~引退後のウェルシー, 吠え

最近、ウェルシーが小さかった頃の記事を読み返してみましたが、ウェルシーには「吠える」という傾向がありました。

今では、ほとんどウェルシーの吠える声を聞かないので

そう言えばそうだったな~。

と懐かしいような気持ちになります。

吠えを改善するためには犬に「吠える必要は無い」ということを教えていきますが、しつけ以外にも生活の工夫も大切だと感じました。

吠える理由と対策してきたこと

犬が吠えるのにはもちろん理由がありますが、ウェルシーの場合は主に

  • 要求、自己主張の吠え
  • 興奮による吠え
  • 警戒による吠え

だったと思います。

初めてのパピーレクチャーで

もっと遊びたい~。

と吠えたときはかなり吠えましたが、大抵の吠えは一声だけ吠えるというものでした。

なので

今後たくさん吠えるようになるのか?

吠えなくてもいいことが理解できれば、吠えなくなるのか?

様子を見ていこうと、当時は思っていました。

吠えの改善のためにしたこと

1.要求吠え

いわゆる要求吠えは、一般に

  • 吠えると要求は聞いてもらえない。
  • 吠えずにおとなしくしていると要求が叶う。

と犬に学習してもらうことで、改善します。

吠えている間はガン無視して、諦めて吠えなくなったら要求を叶えてあげるのがが基本です。

人が根負けして、吠えている途中で要求を叶えてあげてしまうと、犬はしつこく吠えれば要求が叶うと学習します。

また「うるさい!」などと中途半端に叱ると、犬はかまってもらえたと勘違いして、吠えがひどくなることもあります。

ウェルシーの場合は一声吠えるだけだったので、無視しても「無視されている」と思ってもらいにくく、一度だけガツン!と叱ったことがあります。

関連記事→要求吠えを叱ってみた

これをきっかけに要求吠えはおさまりましたが、犬を驚かせることにはリスクも伴うので、あまりお勧めはしません。

2.興奮による吠え

ウェルシーは

  • 狭い車内から外に出る。
  • 人にかまってもらえそうと感じたとき。

などに、興奮して吠えました。

これは

ウェルシーは「Sit」の指示で落ち着けるので座らせるように。

という訓練士さんのご指導で、吠えなくなっていきました。

ただ、どちらも興奮しなくなったわけではないので、まだ課題ではあります。

3.警戒による吠え

ウェルシーが警戒して吠えるのは「音」に対してです。

しかも家の中限定なので、テリトリー意識というか

自分の家に不審なものが入ってくるかも?

と思うと、怖い、不快という気持ちがあるのだと思います。

これも、必ず吠えるわけでもなかったり、吠えるのはほとんど寝ているときだったり、しかも一声なので、なかなか改善法が見つかりませんでした。

追い立てるように吠えるわけではないので、ただ音にびっくりして吠えるのだろうという訓練士さんの見解でもありました。

しかし、転機が訪れました。

ウェルシーが繁殖犬に認定されて戻ってきてしばらくしてから、新しい布団を用意してあげたのですが、それが落ち着く場所になったのか?警戒びっくり吠えが激減しました。

関連記事→警戒吠え改善の兆し?

今でも、この警戒びっくり吠えはゼロにはなりません。

逆に言うと、これ以外でウェルシーが吠える声は聞かなくなりました。

びっくり吠えも「たまに」になったので

ウェルシーの声、久しぶりに聞いたね。

という感じになっています。

犬の吠え改善のヒント

これまでに対処してきたことを書いてきましたが、しつけ方というのはその仔によってそれぞれなので、全ての犬に当てはまる方法は無いと思います。

手っ取り早く、こうすれば改善する!

という方法があれば、いいのですけどね。

しかし、どの犬にも当てはまると思われる、私たちが心がけたことは

犬が安心して落ち着いて暮らせるように心を配る。

です。

日々興奮することが多かったり、不安やストレスを感じて暮らしていると、犬もちょっとしたことでも吠えたくなってしまうような気がします。

人もストレスが多いと気持ちが攻撃的になったりしませんか?

なので、犬が毎日をご機嫌に暮らせることが大切だと思っています。

ただし、即効性はありませんし、そのうえでその仔に合ったしつけ方を考えていくことになると思います。

自分の体験なので根拠はありませんが、ウェルシーの性格を考えると、もっと吠えても不思議は無いように思うので、興奮や不安やストレスが多かったら、ウェルシーは何かにつけ吠える仔になっていたかもしれません。

のんびり暮らそう

ウェルシーは現在1歳9か月。

のんびり暮らしています。

繁殖犬のノルマである1日に90分以上の散歩に毎日(傘が必要なほどの雨の日はパス)でかけ

公園でボール遊びをしたり

安全なところでクン活を楽しんでもらったり

窓辺でのんびり日向ぼっこをしたり

パパに甘えたり

お気に入りの布団で眠ったり

ウェルシーの興奮を煽るシーンはなるべく避けて、ストレスがかからないようにゆったり暮らしています。

ウェルシーにはまだ課題もありますし、もう少し心の成長を待つ必要もありますが、またいいご報告ができるように心掛けていきますね。

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Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    「わんことの素敵な暮らし方」みたいな本を出されたら売れるのでは?

    と、思ってしまいました(笑)。

    「吠え」にどう向き合うか、本当に参考になります♪
    吠えさせない、というよりは、吠えなくてもいい事を理解させてあげる方がわんこものびのび穏やかにしてくれますものね…

    参考になりました。
    ありがとうございます♪

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      犬のお悩みで「吠え」は上位に入るみたいですね。
      犬が吠えるのは、ある程度当たり前なので、吠えなくてもいい状況を作ってあげる工夫をしてあげた上で少しくらい吠えてしまうのは、その仔の個性。
      だって、犬だも~ん。
      ご近所から苦情が来ない程度ならいいのかな?
      と私は思います。

      せっかくわんこと暮らすことにしたので、素敵な暮らし?楽しい暮らし?を目指したいです♪

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