【動画】子犬のお座りの教え方のコツ
公開日:
:
コマンドに従う, D‐18胎ワトソン*ウェルシー仔
ウェルシーは昨年(2019年)12月15日に初めての出産をしました。
子犬たちは順調に離乳食も進み、生後40日頃に断乳もしました。
動画は生後43日目ですが、子犬用のミルクに浸したフードを食べています。
ごはんタイムを利用した「お座り」の練習を、スタッフ(訓練士)さんに見せてもらいました。
生後43日初めての「お座り」の練習
動画を見てみましょう。
ステップ1
子犬の頭の上にフードを持っていくようにします。
上を見上げたときに体の構造上、子犬がペタンと座ってしまう位置があります。
見上げて偶然お尻をついた瞬間に「Sit」と言って、「Sit」という言葉(音)と「座る」という動作を結び付けています。
今日が初めてということで、子犬がなかなか思うようにフードを見上げてくれず、スタッフさんが苦戦しています。
しかし、この仔、一生懸命考えているようですね。
疲れて?
なのかもしれませんが、偶然座ったところをスタッフさんが
Sit~♪
と言っています。
このタイミングが重要で座った瞬間です。
よ~く見てくださいね。
そして、座ったら
Good~♪
と褒めてあげます。
子犬はまだ「Good」の意味も知りませんし、人に褒められることを「嬉しい」と感じることもできません。
しかし、ごはん、遊ぶ、排泄など、子犬が「楽しい」「心地よい」と感じるときに「Good」と声をかけてあげることで、次第に「Good」という音が「褒め言葉」と理解できるようになります。
また、撫でてあげることで
- 人の手は撫でてくれるもの。
- 撫でられることは心地よいこと。
と教えていきます。
なので、まだまだ赤ちゃんで分からないのですが「Good」と褒めることも、優しく撫でてあげることも、とても大切です。
ステップ2
この子たちは、パピーウォーカーさんに迎えられてからになると思いますが、「ステップ1」ができるようになったら「Sit」と言ったら座れるように練習します。
「ステップ1」を繰り返しているうちに
「Sit(お座り)」という音=座る
ということが理解できるようになります。
最初のうちは
- 座れたらフードを与える。
- 座れたら遊んであげる。
などをしてあげますが、最終的にはご褒美が無くても「Sit」と言われたら座れるのが目標になります。
まとめのようなもの
子犬にお座りを教えるコツ
- 子犬にフード(おもちゃも可)を見上げてもらえるように食器を頭の上に持っていく。
- 座った瞬間に「Sit(お座り)」と言う。
- 「Good」と褒めて、優しくなでてあげる。
- フードを食べる(おもちゃで遊ぶ)がご褒美になる。
スタッフさんのお話では、この日の夕ごはんで早くもみんなすぐに座るようになったということでした。
パピー!
なんて理解力の高い仔たちなのかしら!!(親・・・違ったババばか 笑)
おまけ
動画の中でクンクン言っているのは、順番待ちの仔たちです。
早く食べたいよお~。
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