出産後の母犬は体の回復に3か月はかかるらしい

公開日: : 繁殖犬~引退後のウェルシー

ウェルシーは2019年12月15日に初めての出産をしました。

もうすぐ出産から3か月が経ちます。

生後3か月になるワトソン*ウェルシー子は可愛い盛りです。

散歩する子犬

写真は生後3か月のウェルシーですが、このくらい?

お散歩デビューして、毎日が探検かな?

出産から3か月の母犬の様子

ウェルシーは富士ハーネスでの里帰り出産で、子犬を産んで50日目にわが家に帰宅しました。

体重は3~4㎏減少しましたが、体調を崩すこともなく元気に授乳期と断乳期を乗り切り、体重も少し戻してわが家へ帰宅しました。

関連記事→母犬の出産後のケアと体調管理

帰宅当時に気になっていたのは、生理現象やホルモンの関係でどうしても避けられない

  • 産後の出血
  • 湿疹
  • 抜け毛

でした。

順調に回復

現在の様子はこんな感じです。

1.フード

帰宅当時のフードは200g×3回でした。

これを少しずつ200g×2回にしました。

産後3か月の受診のときに体重が26.7㎏だったので、また少しずつ量を減らし160g×2回を目標にすることになりました。

ウェルシーの体重の目標は27㎏~27.5㎏ということなので、もう少し体重を増やさなくてはです。

2.産後の出血

産後2か月頃の受診時にはまだ少量の出血が続いていましたが、獣医さんからは心配ないということで、経過観察になっていました。

2月いっぱいくらいは続くかな?

と言われていたのですが、色は薄くなったものの3月に入っても終わらず、ここ2~3日でようやく出血を見なくなりました。

ほっとしました。

3.湿疹

湿疹もほぼ治りましたが、油断するとできるので、まだ毎日1回消毒液で拭くようにしています。

何しろお乳が垂れて、座ると地面につく状態です。

桜と座る犬

拡大っと

経産犬の腹部

先輩の繁殖犬ウォーカーさんには

「勲章」と言われましたが、弛んでシワシワになっているのが切ないです。

この谷間の部分が蒸れるらしくて湿疹ができるのです。

もうしばらく気を配って見ていきますね。

4.抜け毛

家に帰ってきたときは薄くもなっていませんでしたし、禿げてしまったところもなかったので

結構きれいだわ。

と思ったのもつかの間で、毎日ものすごい勢いで毛が抜けていきました。

犬の抜け毛

しかも帰宅直後より、帰宅から少したってからの方が被毛がパサパサの状態になり、疲れたおばさんのようになりました。

抜け毛を犬の頭にのせてみた

普通この時期だと、抜けるのはふわふわのアンダーコートが主体だと思うのですが、ウェルシーはアンダーコートが一気に抜けたかと思うと、トップコートもどんどん抜けていきました。

まるで

出産で疲れ切った被毛を全部生まれ変わらせるのよ!

と言っているみたいです。

あと4日ほどで出産から3か月になる現在は、帰宅当初より毛が大分薄くなりましたが、パサパサ感が減ってきました。

新しく生えてきた毛は艶があるので、順調に回復しています。

まだまだたくさん抜けていて、ウェルシーの被毛更新計画はしばらく続きそうです。

寒さ対策

1.暖房

ウェルシーの今回の出産育児は寒い時期になりましたが、富士ハーネスでは母子の部屋は20℃くらいに維持してありました。

家に帰ると夜は冷えるので、同じようにはいかないと思いました。

今までわが家はスパルタ?で、真冬の夜間の室温は5℃くらいになることもあるのですが

(健康な)ラブラドールは寒さには強いはず!

ということで、夜間は暖房を切っていました。

しかし、帰宅したばかりのウェルシーが急に

夜は寒いよ~。

になると体調を崩すだろうと思い、朝5時にタイマーをセットして一番冷える時間帯の部屋を暖めるようにしました。

2.防寒

お腹の毛が薄くなっていてお腹が冷たくなるので、人用の腹巻を付けてみましたが、これは動くとウエスト部分に寄ってしまい、お腹を覆うことができませんでした。

寒い日の散歩は服を着せましたが、腹巻が機能しないのでお腹は冷たくなりました。

散歩の準備の間は玄関でウェルシーを待たせ、部屋から外への急激な温度変化にならないようにしました。

3.フード

フードには人肌くらいのぬるま湯を入れ、お腹が冷えないようにしました。

できる範囲で寒さ対策を考えましたが、快適な環境にずっと身を置くのは不可能なので、対策をしつつも家での環境に慣れてもらう必要もあります。

なんとか体調を崩さず春を迎えられそうですが、寒暖差の大きい時期になってきているので、油断をしないようにと思っています。

まとめのようなもの

出産から3か月(全3回)の受診で獣医さんに「受診終了宣言」をいただくことができました。

私たちは今回のウェルシーの出産が初めての体験で、他の母犬と比較したり

1回目はこうだったけど2回目は違うね。

みたいな比較はできないのですが、今回のウェルシーの回復は順調のように思います。

毎日パピーのように元気いっぱいで、体力的には直ぐに回復したような感じです。

おもちゃで遊ぶ犬

しかし

体の機能の回復は、概ね出産から3か月はかかるのだ。

と思いました。

ウェルシーは2歳8か月での初出産でしたが、2回目は年齢も上がるので回復にもっと時間がかかるのでしょうか?

大切な大切なウェルシー。

大事にしていこうと思います。

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Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    ウェルシーちゃん、本当によく頑張りましたね…
    改めて、お疲れさまでした…

    出産とは、本当に我が身と、もしかしたら自らの命までも削って…

    なのでしょうね…

    ここからの更なる回復と、特に胸のところの回復、願ってやみません…

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      ありがとうございます。

      先輩繁殖ボラさんのお話を伺うと、授乳の最盛期は7㎏も痩せたとか、湿疹がひどくて大変だったとか、被毛が禿げたという話なども聞きます。
      ウェルシーは自然分娩でしたし、回復も順調だったと思います。
      ウェルシー自身の力と、スタッフさんの愛情に感謝です。

      一度膨らんだお腹とお乳は完全に前のようには戻らないらしいですが、座った時に地面につかない程度には戻ってほしいなあと思います。

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