PR犬ツムギ 大活躍だよ
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第二話 ツムギ, パピーウォーカーの気持ちとか
盲導犬の訓練をしていたわが家の2頭目パピーのツムギは、昨年キャリアチェンジをして家庭犬になりました。
この春、さらにキャリアチェンジをしてPR犬になりました。
ごめんなさい。
うそです。
エイプリルフールは過ぎてるっちゅーの!
でも、ツムギが盲導犬のPR活動に貢献したのは本当です。
つむたん、企業のイベントに参加
ツムギのCCボランティアさんから、メールと写真をいただきました。
出雲市にある村田製作所という会社のイベントで、盲導犬協会のPR活動に、ツムギも現役盲導犬2頭とPR犬1頭と共に参加したそうです。
PR犬のユニフォームを着たツムギ。
現役盲導犬さんと一緒にPR活動中。
触れ合いタイムでしょうかね?
ひっきりなしに人がブースに訪れ、触れ合ってくださって、ツムギはこういったイベントに初参加なので、CCボランティアさんはハラハラドキドキだったそうです。
でも、無事にPR活動のお手伝いをやり遂げてくれたそうです。
つむたん
すごいじゃ~ん!
可哀想な犬と残念な犬?
CCボランティアさんの感想として
イベントに訪れた多くの方は、盲導犬に対して好意的で理解を示してくださったそうですが、中には盲導犬に対して
我慢ばっかりさせられて可哀想。
と言う人も(しかもユーザーさんの前で 無神経!)いたそうです。
ツムギに対しては
盲導犬になれなかったの。
残念ね。
という声が多かったそうです。
盲導犬=可哀想
CC犬=残念
一部の人とはいえ、ヒドイ話だ!!
CCボランティアさんは
まだまだこれが現実なのだ。
そう思い知った一日になりました。
と結んでいました。
おうちに帰ってきて爆睡中のツムギ。
満足そうな幸せそうなお顔で寝ているように見えます。
たくさんの人がいて疲れたと思うけど、楽しかったのかな?
偏見を持たないで
あなたのおうちの犬が幸せなわんこなら、盲導犬も幸せなわんこなんですよ。
いつも家族に大切にされているということにおいて、なんの変わりもありません。
盲導犬は公共の場に出入りするので、他人様に迷惑をかけないよう家庭犬よりは制限はありますが、家庭犬だってしつけは必要ですよね?
排泄を管理されたり、お仕事に神経を使うので、ストレスがたまり寿命が短いでしょう?
というのも偏見です。
盲導犬の平均寿命は、家庭犬と同じかむしろやや長いそうですよ。
盲導犬は、引退してもハーネスを見せて「ハーネス」とコマンドを出すと、大喜びでハーネスに頭を突っ込みますもの。
あの仔達、お仕事が好きなんですよ。
盲導犬のお仕事を楽しめるからこそ盲導犬になるんです。
どうか温かい目で見守ってあげてくださいね。
そして、ユーザーさんが困っている様子だったら、犬ではなくユーザーさんに声をかけてあげてくださいね。
CC犬だって
ツムギのように、キャリアチェンジをして家庭に入るわんこも、残念な犬でもダメな犬でもありません。
その仔の個性が盲導犬には向かなかっただけ。
あなたのおうちの犬と同じように、愛らしく賢いわんこで、かけがえのない家族の一員です。
CCボランティアさんは、イベントに来た方の悪気のない
盲導犬になれなくて残念ね。
という言葉に、辛いお気持ちになったかもしれません。
でも、現役盲導犬やPR犬と一緒にPR活動に参加したツムギと触れ合って
盲導犬にならなかった犬ってダメな犬じゃないんだね。
と思ってくれた人も、たくさんいたかもしれませんね。
- 盲導犬の育成に心を寄せ、支援をしてくださるツムギのご家族。
- 家庭犬になったツムギが、盲導犬のPR活動のお役にたてたこと。
ツムギを育てたパピーウォーカーとしては嬉しい限りです。
可愛いツムギを大切に育てて良かったな。
ツムギが素敵なご家族とご縁を結べて良かったな。
CCボランティアさん
イベントにご参加いただき、可愛いツムギのお写真を送ってくださり、ありがとうございました。
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Comment
つむた〜ん、お久しぶり〜♪
PR犬のユニフォーム姿を見て、本当にPR犬になっちゃったのかと思ったよ〜!!笑
現役盲導犬、PR犬と一緒にPR活動できたんだね〜!
すごいな、つむたん♪
つむたん、素敵なおうちの子になれてよかったね。
つむたんが幸せに暮らしていることが、CC犬の一番のPRだよ♪
ケインママさん
あの「わ~い!わ~い!」のツムギが、こんなに落ち着いてダウンしていられるなんて(嬉涙)
ケイン君の背中に手をかけて、ケイン君に叱られていたのにね。
ツムギは幸せです。
盲導犬も、キャリアチェンジをして別の道に進んだ仔も、みんな幸せなわんこですね。
もちろん繁殖犬もね♪
つむたん、元気そうで何よりです♪
また、こうして近況を伝えてくださると本当に嬉しいですよね…
それにしても、人が大好き、目が合ったら大喜びで大興奮のつむたんがすっかり大人になって…
何か、親戚の叔父さんが姪っ子の成長見て嬉しくなった♪
そんな気分になりました。
つむたんにはこれからも幸せであり続けて欲しいです♪
あと、仰るように、かわいそうな盲導犬・キャリアチェンジ犬はいないと私も思います。
よっぽどっか、ワンコがいろいろ飼い主さんに語りかけているのに、無視して淡々と散歩してたり、とか、スマホひたすら弄っててワンコ無視して散歩してたりとか…一般の家庭犬の方が可哀相…
そう感じてしまうぐらいです。
いろいろな機会で、盲導犬をはじめとした協会のワンコ達のことについて、もっとみなさんに知って頂けるよう、
自分も頑張ろう!
そう思いました。
パピー第4弾もうすぐでしょうか?
楽しみにしてますので(笑)。
サナ父ちゃんさん
ありがとうございます。
サナちゃんもツムギも幸せなわんこですよね♪
わんこは人と一緒に、人の社会の中で生活していくしか、生きる道はないので、やはり家族(飼い主さん)次第なんですよね。
補助犬のことを、多くの人に理解していただけるよう、私達もできることをやっていこうと思っています。
とりあえず、パピーウォーカー継続ですね。
次はどんな仔が来るでしょうか?
また、応援よろしくお願いいたします。
ツムギちゃん~♪
最初、「え?!協会にツムギちゃん返されちゃったの???」って、ドキっとしましたが、あ~~良かった~^^
やっぱり可愛いですね。おりこうさんですね。
しっかり任務を果たして、満足の疲れかな。グッスリ眠るツムギちゃんも可愛いな~。
ボランティアをしていない私が言うのもおかしな話ですが、ママさんの仰る通り、
盲導犬に関しては「可哀想」、CC犬に関しては「残念な子」という漠然とした認識をもたれている方は多いかと思います。犬を愛する余りでしょうか、「虐待だ!」とまで言い切るかたもいらっしゃるようです。
恥ずかしながら私も、「仕事ばかりさせられて可哀想、自由はないのかな」と思っていた時期がありました。PWさんから卒業したら、ただひたすら、盲導犬として必要な特訓を受けるんだと思っていた事もありました。
それは違う、多くの人から大切にされ愛情を受けて日々を過ごし、人間社会のマナーやルールを覚え、苦手は都度、プロのアドバイスのもと無理なく克服していき、得意をいっぱい伸ばし、そしてそれぞれが自分の資質にあった道を選んでいく。
そう知ったのは、こちらのブログを拝見してからです。
盲導犬もCC犬も、とても幸せな子達ですよね。
「お仕事を頑張っている」盲導犬が、PRされる事が多く、「お仕事=大変、我慢してでもやる」という風に、人間に結び付けてしまい可哀想なイメージをもってしまうのかもしれません。
お利口さんであればあるほど「相当頑張ってやらされているんだろうな~」って思われてしまうのかもしれません^^;;
イズモちゃんツムギちゃんシオン君ママさん達のようなPWさんの、愛情溢れるエピソードや、訓練(この言葉に引っ掛かる人もいるかもしれませんね)を楽しんで喜んでいる様子などが、もっともっと広く認知されるといいかもしれませんね。
すずさん
ありがとうございます。
私は昔、駅で見かけた盲導犬が自動改札を教え、ユーザーさんに頭をなでなでされて褒められて、尻尾をブンブン振っていたのを見たことがあるためか、盲導犬に「可哀想」というイメージはありませんでした。
むしろ、お散歩中に自分の犬を褒める飼い主さんはあまり見かけませんから、散歩(お仕事ですが)でこんなに飼い主さんに褒められて楽しいだろうな~。
と思いました。
ただ、ユーザーさんの命を預かるので訓練は厳しいのだろうと思っていました。
訓練をしても盲導犬になるのは3~4割という話からも、厳しくてついていけなくて脱落してしまうのだろうな。
と思っていました。
マスコミなどでも
「厳しい訓練に耐え抜いた優秀な犬だけが盲導犬になれます」
なんて、ナレーションが入りますしね。
盲導犬を使う人は訓練士ではなく、目が不自由な一般の人です。
訓練士は犬に厳しく接っしたり、厳しく教えたりできたとしても、一般の人が訓練士と同じようにはできませんよね。
嫌々やることっていうのは
叱られないならサボってもいいか。
って、犬も思いますよね(多分)
すると、厳しい訓練士の言うことは聞いても、ユーザーさんの言うことは聞かないということもあるのではないでしょうか?
楽しめる方法で教えてもらえて、できたら褒められるのであれば
次は?次は何やる?
って犬だって楽しみになりますよね。
訓練士でもない一般人であるユーザーさんには、そういう犬の方が扱いやすいのではないかと思いますしね。
盲導犬の訓練は、そんな風に犬が楽しいと思えるように工夫しながら進めていくのだそうです。
私もこれはボランティアをやって初めて知りました。
優秀な犬というよりも、盲導犬のお仕事を楽しめる犬が盲導犬になる。
そして、盲導犬のお仕事をストレスに感じる犬は無理に盲導犬にせず、別の道を用意してあげる。
これも、ボランティアをやって初めて知りました。
「可哀想」などと言われてはユーザーさんも辛いと思うんですよね。
多くの一般の方は、悪意などないと思うのですが、知らないということが人を傷つけることもたくさんあると思うのです。
悪気なんてないよ。
ただ知らなかっただけ。
そんな多くの方に補助犬について、少しでも理解を深めていただけたらいいなと思っています。
これからも応援よろしくお願いいたします。
ママさん、ご丁寧なお返事をありがとうございます。ユーザーさんもわんちゃんも幸せであることが、世の中に正しく理解されていくことを願っています。
ところで私の先のコメントですが、冒頭がかなり誤解を生む文章であった事をお詫びいたします。
初めに記事を見て、飼い主さんかツムギちゃんに何かあったのかと心配になったのですが、そうではない事がわかりホっとしたことが、「良かった」という言葉の意味です。
決して、協会でPR犬をしているわんちゃんを否定しているのではありません。
また、協会に「返された」という表現は、何も考えずに書いてしまい、大変失礼な言葉であると反省しています。
仮に事情があって協会に戻ることがあるとしても、戻ることは何も悪い事ではなく、ましてや、返すなどという表現は使うべきではありません。
そして、軽々しい雰囲気と言葉で書いてしまい、飼い主さんへの誤解を生みかねない、そして飼い主さんに悲しく不快な想いをさせかねない文章となってしまっていた事を大変申し訳なく思っています。
悪気はないというのは、まさに危険な事で、簡単に人を傷つけてしまったり不快な想いをさせてしまったりします。今後はできる限り気をつけますので、今回のコメントの安易な言葉について、ご理解頂けると幸いです。
本当に申し訳ありませんでした。
すずさん
ご丁寧にありがとうございます。
すずさんの冒頭のコメント、私はこちらに書かれたすずさんの言葉通りにうけとりましたが、もしかしたら誤解をした人もいたかもしれないのですね。
元はと言えば、私が
みんなをびっくりさせてやろう~♪
みたいな下心があったのが原因と思われます。
大変申し訳ありませんでした。
そして、すずさんが優しいお気持ちでいてくださることが、さらにわかって本当に嬉しいです。
重ねてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
こんなブログですが、これからも応援よろしくお願いいたします。