犬の下痢の症状と受診のタイミングを調べてみました
4月16日の午後、ウェルシーは下痢(泥状の便)をしてしまいました。
犬は「お腹が痛い」などと話せないので、様子見をしてもいいのか、受診した方がいいのか分からず心配です。
下痢の状態と緊急性
見た目で分かる下痢の状態と、病院に行くべきかどうかを判断する基準を調べてみました。
1.軟便
便が柔らかく、ペットシーツに付着する程度。
いつもと同じように元気があれば、大丈夫です。
しかし、2日以上続くようであれば病院へ。
2.泥状便
泥のような状態で、軟便と水様便の中間くらいの状態。
元気や食欲があっても、まずは電話などで獣医師さんなどに相談。
3.水様便
水っぽい状態。
ウェルシーは元気はありましたが、便がこの状態になると元気が無くなることも多く、嘔吐することもあります。
水分が吸収できずに排出されてしまうため、脱水症状を起こすこともあります。
必ず病院へ。
4.血便
目に見える血便の場合、腸炎を起こしていたり、肛門が切れている場合が考えられます。
肛門を見て切れている場合でも、人間用の軟膏などは塗らずに病院へ。
5.タール便
黒くてベッタリした状態。
胃や小腸など肛門から離れた場所で出血している可能性があります。
すぐに病院へ。
6.粘膜便
便の表面がベトベトしていたり、粘膜だけで出てくる状態。
腸の内壁が傷ついたり炎症を起こすと、粘液がたくさん分泌され便と一緒にでてきます。
すぐに病院へ。
緊急性のまとめ
1.様子を見てもいい場合
- 軟便で元気も食欲もあり、翌日には通常に戻る。
- しかし翌日も軟便が続くようなら病院へ。
2.受診した方が良い場合
- 下痢はひどくなくても元気や食欲が無い場合。
- 下痢が続く。
- 嘔吐を伴う
- 泥状便・水様便・血便・タール便・粘膜便が出る。
下痢をしない生活を心掛けるには
- 栄養バランスの整った食事を与える。
- 適度な運動をさせる。
- ストレスや体の負担をかけないように気をつける。
- 毎日の便の状態を確認する。
ということですが、気をつけていても体調を崩してしまうことはありますよね。
犬が下痢をしてしまった場合、特に子犬やシニア犬などは、様子を見ようと思っているうちに短期間で重症になる場合もあります。
早めに獣医さんに相談したり、受診しましょう。
***
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関連記事→ペット保険は要る?要らない?ペット保険の考え方と選び方のポイント
ウェルシーの様子
協会に電話をして指示を仰ぐと、夕食を抜いて様子を見るようにとのご指導でした。
翌朝(17日)に水っぽい便がでたので朝食も抜き、午前中に朝の便を持って病院を受診しました。
便は崩していましたが、元気はありました。
受診の結果ですが、16日の朝の散歩のときに草をむしって少し食べたので、植物に含まれる芽胞菌と酵母菌が便から検出されましたが、危険なウィルスや寄生虫などは検出されませんでした。
下痢止めと整腸剤を処方していただき、フードは普段の半量くらい(ぬるま湯でふやかして与えました)にして様子を見て、便が元に戻ればフードは普通に食べさせて良いということです。
ウェルシーは生後4か月頃も一度下痢をしました。
こちら→犬の下痢は兆候があったらふやかしフードを与え様子を見よう
前回も今回も、誤食などはないのですが、今回は前日がレクチャーでした。
季節の変わり目で、気温の変化に身体が対応できていなかったりしていたところに、レクチャーという非日常のイベントが重なったので、身体に負荷がかかり疲れが出たのかな?
などと思っています。
今日18日は、この記事を書いている時点でまだツーは出ていませんが、大丈夫だと思います。
ウェルシーは
お膝よ~。
とめちゃくちゃ甘えん坊になっています。
まとめのようなもの
犬の下痢も軽度のものから重篤なものまであります。
様子見をしてもいい場合と、早めに動物病院を受診した方がいい場合について調べてみました。
軽度の場合はふやかしフードにして、食餌量をいつもの半分に減らすなどして様子を見ても大丈夫です。
下痢が続いたり、元気が無かったり吐くなどの症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診するなど、判断の目安になれば幸いです。
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