犬をノーリードにすると思わぬ事故になるかも

公開日: : 繁殖犬~引退後のウェルシー, 散歩

ウェルシーだよ♪

お散歩に行ったよ。

暖かくなってきて、ちらほら梅が咲き始めていたよ。

梅の花

ノーリードの犬

住宅地の一本道を歩いていたら、後ろからおじちゃんがあたしたちを追い抜いて行ったの。

前の方を見ると、右側のおうちの玄関先にミニチュアダックスちゃんを抱っこした女の人がしゃがんでいたよ。

ダックスちゃんはノーリードだったよ。

この家の前を通らないとおうちに帰れないしな~。

引き返すと、ぐるっと大回りだしな~。

どうしようかな?

と思いながら、ダックスちゃんをチラっと見たら、ダックスちゃんもあたしに気付いていたよ。

散歩中に立ち止まる犬

ノーリードだけど、おばちゃんが抱っこしているから、きっと大丈夫。

ママはダックスちゃんとなるべく距離を取ろうとして、道の左の端の方に寄って行ったよ。

道を斜めに歩き始めたとき、前を歩くおじちゃんとあたしたちの距離が1mくらいだったよ。

そのとき

○○!

おじちゃんがダックスちゃんの名前を呼んだの。

この人たち家族だったのね。

散歩する犬

おかあさんと一緒に、おとうさんのお出迎えをしているダックスちゃん。

名前を呼ばれたら、タタタ~っと走っておとうさんの胸に飛び込みむのかな?

想像すると可愛いよね~。

でも

次の瞬間ママが

呼ばないで!!

って叫んだよ。

おじちゃんはびっくりして振り向いた。

ママは

すみません、通ります。

待ってください。

って言ったの。

そうしたら、おじちゃん

大丈夫だよ!

って言った。

ママは

こっちが大丈夫じゃないんです!

って言ったよ。

(あたしは他犬に攻撃的な態度を取ったことは無いけどね)

でも、おばちゃんがダックスちゃんをしっかり抱っこしてくれていたから、あたしたちが通ってもダックスちゃんは動かなかった(動けなかった?)よ。

その代り

ママがおばちゃんに会釈をして、あたしたちが通り過ぎる瞬間に

わんわん!!

って吠えちゃった。

おじちゃん

コラ!

犬が通ったくらいで吠えるな!!

ってダックスちゃんを叱ったよ。

バツが悪かったのかしら?

あたしには、八つ当たりに見えちゃったよ。

ダックスちゃん、可哀想に・・・。

思わぬ事故になるかも

お散歩しているといろんなことがあるね。

犬って、人間の小さい子どもと同じ。

小さい子が、ボールを追いかけて道路に飛び出したり、道の向こうにおかあさんを見つけて飛び出しちゃうってことがあるじゃない?

犬も

どんなにしつけが行き届いていたとしても

どんなに落ち着いていたとしても

びっくりしたり、何かに気を取られると、反射的に思いがけない行動をとる可能性はゼロではない。

って、飼い主のみなさんは思ってあげてね。

今回みたいに他犬がそばにいるときは、自分の犬は大丈夫でも、もしかしたら相手の犬が反応しちゃうかもしれないでしょ?

もしあたしが、おとうさんめがけて走ってくるダックスちゃんに反応して、悪気はなくても

わ~い!遊ぼ♪

って突進したら、ママは突然あたしに引っ張られて転んじゃうかもしれないじゃない?

そうなった場合は、あたしとうちのママが100%悪いの?

どんなにいいこでも、絶対にノーリードで道路におろさないでね。

それが愛情だよ♪

99%大丈夫でも何があるかわからないし、犬が苦手な人もいるものね。

ママは

ウェルシーGood♪

ってあたしのほっぺをポンポンしてくれたよ。

犬に吠えられて、あたしが嫌な気分になったんじゃないかなって気遣ってくれた。

走る犬

ありがとう、ママ。

ママと一緒だから大丈夫だよ。

わ~い。

おうちに帰ろう♪

まとめのようなもの

自分の家の前の道くらい、リードをつけていなくても大丈夫だよね。

って、つい油断しちゃうかもしれないけど、家の前の道路に飛び出した犬を、自転車の高校生が間一髪で避けたのを見たことがあるよ。

うちのママだったら、どんくさいからきっと転んでいるだろうな。

今回のおじちゃんは、あたしたちを追い越して行ったのだから、犬連れの人がいることを認識しているはず。

たとえ「うちのこ」はいいこでも、他人の犬がどんな犬なのかは分からないよね。

犬をノーリードにすると、思わぬ事故に遭うかもしれない。

誰もが不幸だよね。

<2020年12月25日 追記>

埼玉県でこんな事件がありました。

こちら→他人の犬を蹴り殺した疑い?ランニング中の男を逮捕

河川敷をランニングしていた男性が、ノーリードの犬(パピヨン)を蹴り殺した疑いで逮捕されました。

男性が逮捕されるのは当然だと思いますが、犬にリードさえつけて散歩していれば、飼い主さんは犬を守ってあげられたのではないかと思います。

加害者にとっても被害者にとっても不幸な事件になりましたが、一番の被害者は亡くなったパピヨンです。

愛犬の命は戻って来ません。

スポンサードリンク
PREV
人が大好き興奮しやすい犬 興奮をコントロールする練習中
NEXT
犬を健康的に太らせる!ウェルシー体重UP計画

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    確かに…
    お互いに安心出来るように、リードは必ずして欲しいですね…

    地元の海岸の浜辺は毎朝毎夕、無料の天然ドッグラン(笑)となりますが、やはりノーリードのワンコが多く、ごく一部のワンコはサナにダッシュで駆け寄って来てインネン(笑)つけてきたりしてましたのでね…

    お願いしたいですね…

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      道路や、公園などではリードは必ず付けてほしいです。
      海岸などは、条例などの「リード着用」の義務はないかと思いますが、おたがいにわんこから目を離さずトラブルや犬の安全に気を付けてあげたいですね。

  2. すず より:

    本当に本当に、ノーリードは辞めてもらいたいです。
    全く仰る通りで、何があるか分からない。

    普段は落ち着いている子でも
    何かに驚いて走り出してしまうかもしれない。

    予測しない場所にワンちゃんを見つけて
    自転車やバイクの人が転んでしまうかもしれない。

    ノーリードの子が人懐こくて、
    こんにちは~と近づいていった先の犬は
    犬が苦手な子かもしれない。

    こちらがどれだけ端っこによせて
    リードを短く持とうとも
    ノーリードの子が鼻先まで近づいてきたら
    どうにもならないのです。

    ノーリードでお散歩させて、そのワンちゃんが排泄しても
    飼い主さんは気づかず(わざと?)さっさと歩いている。

    ノーリードで歩かせるメリットが本当に分かりません。
    何しろ、何があるか分からない。
    何か起こってからでは取り返しがつきませんものね。

    ウェルシーちゃん、ママと一緒で大丈夫だったね。
    お利口さんだったね♪
    みんなで楽しく気持ちよくお散歩しようね。

    • gd.vol より:

      すずさん
      うちの周り、ノーリードにする人がけっこういます。
      全て小型犬で、飼い主さんは高齢の方が多いです。

      その世代は、犬なんて放し飼いみたいなものだったのでしょうかね?
      自由にしてあげたいのかもしれませんけどね。
      他者に迷惑をかけることも、愛犬が危険な目に合うこともあるかもしれないとは思わないのでしょうね。

      リードをつけてもらえるようにお願いしても、みんなその時だけ。
      1回迷子になっちゃえばいいのに。
      なんて思ってしまいます。

  3. 雪朱鷺 より:

    なんというか…少しクレーマー気質になっていませんか?
    記事を読んだ限りでは力の強い大型犬の躾を怠り、他人や犬に突進するような犬にしたあなたが100%悪いと思います…。それと無駄吠えを叱るのは犬飼いとして当たり前のことですよ。
    海外ではノーリードが基本の国が少なくありませんし、盲導犬はユーザーに付き添って海外に行くこともあります。
    繁殖犬には関係ないと思われるかもしれませんが、そもそも他犬に過敏に反応する大型犬なんてノーリード以上に危ない上に迷惑です。犬について知識が無い人はあなたのブログを見て「問題行動が直らない繁殖犬って大丈夫なの?」と思ってしまうかもしれません。
    盲導犬ボラを続けるなら、その辺りのことも踏まえて考えていくべきではないでしょうか?
    (※ノーリードが事故の元になるかもという意見には同意します)

    • gd.vol より:

      雪朱鷺さん
      コメントありがとうございます。

      そうですね。
      大型犬でも小型犬でも適切なしつけは絶対に必要ですね。

      ブログでは他人様の犬を例としてあげるのは難しいので
      もし、あたしが突進したら・・・。
      というようにウェルシーを例にあげましたが、ウェルシーに限って言えば
      他犬に吠えられるのはちょっと嫌だなという顔をしますが、他犬に突進したり吠え返したりはしません。
      チラ見してスルーします。
      これは、このブログのほかの記事の中に、何度か書いています。
      ブログだと、毎回同じことを書くとしつこくなるかなと思い、端折ってしまっているところもあります。
      「こっちが大丈夫じゃないんです。」
      というセリフについては、相手を非難すると角が立ちますのでこちらの犬を悪く言うようにしたというところです。
      伝わらなくて申し訳ありませんでした。
      ブログは、継続的に読んでくださっている方だけではなく、検索で来てくださってその記事だけ読む方もいらっしゃるので、文章に気を付けていこうと思います。
      「問題行動が治らない繁殖犬」と読み手の方に思われたら協会にご迷惑をかけてしまいますしね。
      ご指摘ありがとうございました。

      この記事で言いたかったのは
      仮に自分の犬が他犬に反応することが無いとしても、相手の犬は他犬が苦手な仔かもしれない。
      同じ道を歩いている人は犬が苦手な人かもしれない。
      ということもあるので
      自分の犬が大丈夫だからノーリードでもいいよね。
      ではなく、事故につながることもあるので、道路など公共の場所でノーリードにするのはやめてほしいです。
      というところです。

関連記事

座る犬

ラブラドールレトリバー7歳から急降下?健やかなシニア犬を目指したい

*記事には広告が含まれていることがあります。 この記事を書いている2024年6月25日は、ウェルシ

記事を読む

水を飲む子犬

子犬の散歩は勉強と同じ!楽しい経験でたくさん学ぼう

朝の散歩はパパの担当ですが、今朝は朝食とお弁当の用意が早めに終わったので、私も朝の散歩に同行してみま

記事を読む

信号待ちする子犬

散歩嫌いな子犬が散歩好きになる!犬が喜ぶ散歩とは?

ある日、生後11か月を過ぎたシオンとのお散歩を密着取材(笑)してもらいました。 写真が多くなります

記事を読む

ボール遊びをする子犬

犬を楽しませる遊び方!遊びにはリズムも大切だった

日本盲導犬協会では、パピーウォーカーに対して パピーとたくさん遊んでくださいね。 と指導をしてい

記事を読む

丸まって伏せる犬

犬の抜け毛が多い「換毛期」の時期はいつからいつまで?

ウェルシーだよ♪ あたしをブラッシングしていたママが言った。 ねえ、ウェルシー 最近、抜け毛に

記事を読む

散歩する犬

犬も夏太りする

夏になると食欲減退で夏痩せする人もいれば、冷たくて甘いおやつをつい食べて?夏太りするという人もいます

記事を読む

寝ている犬

ラブラドールレトリバー6歳 お転婆だけど優しい犬に成長しました

2023年4月14日はウェルシーの6歳の誕生日です。 プレゼントはチェック柄のカラーだよ♪ ネー

記事を読む

生後3か月の子犬が遊びにきたよ

ウェルシーだよ♪ ある日、あたしのおうちの駐車場に車が停まった音が聞こえたの。 あれ?

記事を読む

スリングに入っている子犬

犬のお散歩嫌いを克服したい

ウェルシーとのお散歩中に会った女性が、ウェルシーを見て いいこに歩いているね~。 羨ましいわ。 と言

記事を読む

妊娠5週目

盲導犬繁殖犬ウェルシー3回目の妊娠

3回目の出産を控えたウェルシーを富士ハーネスに送っていきました。 日本盲導犬協会では、ボランティア

記事を読む

おもちゃを齧る犬
ラブラドールレトリバー13歳!元気の秘密は?

*記事には広告が含まれています。 最近、盲導犬繁殖犬を引退した大先輩

諏訪湖
諏訪湖一周約16㎞を犬と一緒に歩いてみたよ

ウェルシーだよ♪ 諏訪湖は、長野県のほぼ中央に位置する周囲約16㎞の

諏訪湖を臨む
犬連れ立石公園|諏訪湖を一望できる美しい風景

ウェルシーだよ♪ 長野県諏訪市にある立石公園に連れて行ってもらったよ

座る犬
ラブラドールレトリバー8歳|初老の風情を感じています

5月連休も明け初夏の日差しと風を感じます。 少し時間が経ってしまいま

遊んで欲しい犬
犬におやつを与えてはいけない理由

読者様は愛犬におやつを与えていますか? 与えている人はどんなタイミン

→もっと見る

  • follow us in feedly


    S