ハウスは避難場所?怖がりな犬も自分で対処できれば問題無し

犬が怖いと思うものはその犬によってそれぞれです。

ウェルシーは、家(自分のテリトリー)に見知らぬものが入ってくるのではないか?

と感じる「音」に対して警戒する傾向にあります。

音に驚いても、来客(侵入者)には大喜びなのですけどね。

怖がりだけど自分で対処できる

先日、業者さんにシロアリ点検をしていただきました。

業者さんが来てくださったとき、ウェルシーは寝ていましたが、自分の家の駐車場にパパの車ではない車が入ってくる音に目を覚まし、警戒して頭にしわを寄せました。

そしてチャイムが鳴り、私が対応するとウェルシーは起きてきました。

業者さんが道具を取りに車に戻ったときの、ウェルシーのお顔。

ママちゃん

今のは誰ですか?

ちょっと不安そうですね。

シロアリの点検は床下なので、業者さんにはキッチンの床下点検口から床下に入ってもらいます。

業者さんにお願いしたあと、私と一緒に部屋に戻ったウェルシーですが、しばらくすると床下から

ガタッ!

ゴトゴトッ!

と不審な音が聞こえました。

ハウスに避難

ウェルシーは、びっくりしてちょっと耳をピクピクさせましたが、トットットっとケージに入ってしまいました。

怖かったのでしょうね。

この表情にちょっと緊張している様子を感じます。

なので、扉を閉めました。

そのうちに伏せましたが、ちょっと不安そうでした。

人の感覚だと、扉を閉めてしまうと逃げられないので余計怖いのではないか。

と思うのですけどね。

ウェルシーの場合(ウェルシーだけかもしれませんが)扉を閉めたほうが

侵入されない。

と思うのか、安心するみたいなんですよね。

毛布でケージを覆って周りが見えなくなってしまうと、余計な情報が目から入らないためなのか、より落ち着くみたいなんです。

今回は扉を閉めただけで、毛布で視界を遮ることはしませんでしたが、不安そうながらも伏せておとなしくしていました。

私はウェルシーのことは目の端には入れていましたが、目を合わせたり声をかけたりはせず、洗濯物を畳んだりして普段と同じようにしていました。

警戒吠えは改善中

ウェルシーは家にいるときに、怪しい(と勝手にウェルシーが感じる)物音がすると「わん!」と一声吠えることがあります。

今回は駐車場に業者さんの車が入る音に警戒したので

業者さんが駐車場から階段を上ってくる足音か、チャイムの音で吠えるかな?

と思いましたが、大丈夫でした。

点検中は、ときどき床下からガタゴトと聞きなれない音がしましたが、吠えることはなかったです。

最近は

今までだったら吠えたかも?

と思うような物音に吠えなくなってきました。

まだ、100%吠えなくなったと言い切れる自信が私にはありませんが、かなり改善されていると思います。

怖がりは治らないけど

人の社会で暮らす犬は、怖がりではない方が暮らしやすいですよね。

サイレンの音も、飛行機も、車の音も、いろいろな電子音も、別に危害を加えるわけではありません。

工事現場のブルーシートも、風になびくお店ののぼり旗も、危害を加えるわけではありません。

そういったことを学ぶために、子犬に社会化をしていくわけですが、やっぱりもともと怖がりな気質の仔というのもいるんですよね。

どんなに社会化のお勉強をしても「怖がりな仔が怖いもの知らずになる」というのは難しいと思っています。

根本は怖がりであっても、心の幅が広くなって、パニックになったり激しく吠えるなどの過剰な反応を取らなければいいのではないかと、私は思っています。

怖いと感じるものが減っていったり

怖いよ~!!

という反応をしても

あ、大丈夫だね。

と気持ちを立て直せれば、人の社会で楽しく暮らしていけるでしょう・・・。

怖いと思ったときに平然としていられなくても、ケージに入るとか、人の膝に来るとか、怖いものを回避するとか、犬が自分で考えて行動できれば十分だと思っています。

人のサポート

私たちは怖がるウェルシーに対して

そのくらい、怖くないでしょ!

ではなく

怖いよね。

とウェルシーの気持ちを受け止めてあげること。

そして、犬自身が納得して受け入れていけるようにサポートしながら、いろいろな体験をさせてあげることを心掛けてきました。

関連記事→怖がりで刺激に敏感な犬には納得して受け入れるのを待つ

パピーウォーキング中には、少しずつ進歩していると思う感じでした。

来月(2019年4月)に2歳の誕生日を迎えますが、ここへ来てだんだん成果を感じられるようになってきました。

これからも、少しずつでいいので「大丈夫」を増やしていけたらと思います。

まとめのようなもの

犬によって持って生まれた気質はそれぞれで、人にとっては何でもないようなものを怖がる仔もいます。

怖がりな仔も、様々な経験と人のサポートで心の幅が広がっていくと思っています。

これからもウェルシーのペースで経験を積みながら、心の成長をサポートしていきますね。

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Comment

  1. miko より:

    最近は読み逃げばかりですみません(^◇^;)
    フルートも怖がりでしかも感情を全て外に出すタイプで
    訓練士さんから納得するまで待ってあげてくださいって
    言われてます。
    根本は変わらないでしょうから、きっとビビりなのは
    一生そうなんでしょうけど、表現方法が少しでも変わるといいな〜
    と思いながらフルートとは向き合っています。
    ママさんのように怖かったね〜って受け入れて
    確認してもらって大丈夫っていう
    方法がフルートにも合ってると思いました。
    余談ですが、眉間のシワの寄せ方がそっくりなフルートでした
    (^◇^;)

    • gd.vol より:

      mikoさん
      犬も人も、もともと持って生まれた気質があり、それは生涯変わらないと思います。
      しかし、仮に「A」という気質があってAプラスになっていくのか、それともAマイナスになっていくのか、というところは育て方というか接し方というかで変わってくると思います。

      フルートちゃんに会う方法を、訓練士さんも提案してくださっているので、焦らず、フルートちゃんのペースで受け入れてもらいましょうね~。

      ウェルシーとフルートちゃん、異父姉妹なので似ているところもありますね。
      しわの寄せ方が似ているって、親近感を感じます。
      成長が楽しみです♪

  2. サナ父ちゃん より:

    サナは逆に、怖がるものが「水」「海」「無礼なワンコ」(笑)ぐらいで、夜泣き卒業から入隊までの間に吠えたのが2回…

    知らない人にも「初めまして~♪」と突進してしまうヤツでしたので、誰にでもいきなり突進しないように教える事が大変でした。

    そこはあまり治らずに協会に丸投げしましたが…
    でも、ちょっと良かったな、と思うのは私達家族には最後まで飛びつきまくってましたが(笑)、家族以外の方への飛びつきは相手次第では収まったところでした…

    サナなりの判断でオッケーそうな人には「わ~い♪サナだよ~♪」でしたが(笑)

    確か、サナちっちゃい頃はかなり命令っぽく教えていたように思いますが、大きくなってからは逆に強く言わず、表情で伝え、サナに考えてもらうような…結果としてはサナにとってこれが良かったのかな、と思います♪

    結論としては、ワンコの接し方は一様ではなく、人が合った方法を見つけてあげないと、っていうトコでしょうか。

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      もともと、怖い物なし!みたいな仔もいるし、どんだけ~?と思うほど臆病な仔もいますね。
      それは持って生まれたもので、良い悪いではないですよね。
      動物は、群れの中に一定数怖い物なしみたいな個体がいることで、新しい場所を開拓できたりするのでしょうし、群れの中に一定数臆病な個体がいることで、群れ全体を危険から守ることにつながるのでしょうね。

      人の社会で人と一緒に生活をする犬の場合は、あまり怖がりではない方が暮らしやすいですね。
      なので、その仔に合う方法を探し、その仔のペースに合わせて人の社会で人と一緒に暮らすのに困らない程度に「怖いと感じるもの」を受け入れてもらえるように人がサポートしてあげるということになると思います。

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