凶暴な犬は飼い主が作る?犬が攻撃的な行動を見せるときの対処法

公開日: : 犬育て

人に対して犬が吠える、唸る、噛むなどの行動を取ると、反抗的だとか攻撃的だと感じませんか?

犬は人の言葉を話せないので「犬のやり方」で気持ちを表現してきますが、時に人にとっては不快な方法を取ることがありますね。

散歩する犬

犬の攻撃行動と対処法

「攻撃的」と思える犬の行動にも、犬から見ればいろいろな理由があります。

理由を考えて、その仔に合った対処を考えていくことになりますが、攻撃的な行動が出ないような接し方を訓練士さんに教えていただいたり、対処法を工夫しました。

捕食性・遊びの興奮

おもちゃや食べ物を守ろうとして、人が手を出すと唸る、噛むなどの行動を取ります。

また、おもちゃを獲物に見立てて遊びで捕獲行動をしているうちに、興奮から攻撃的になる場合もあります。

犬には、人におもちゃや食べ物を取られないことを教えます。

おもちゃは「OUT」などの指示で離すことができるように、遊びの中で教えていきます。

指示で離してもらって、また遊んであげることで所有欲が少なくなります。

遊びながら興奮しそうになったら(興奮する前が好ましいです)、おもちゃをOUTさせて抱っこなどでクールダウンします。

抱っこされる子犬

関連記事→犬に「放せ」を教えよう!おもちゃのアウト・オッケーの教え方

フードは人主導で与え「OK」などの指示で食べるように教えます。

フードや食器に触ったり体を撫でたりして

人の手は食べ物を取らない。

ことを教えていきます。

関連記事→犬が落ち着く無駄に吠えないフードの与え方

転嫁的な攻撃行動

何かにびっくりしたとき、嫌だったときなどに、たまたまそばにいるもの(大抵そばにいるのは飼い主さん?)に八つ当たりのように攻撃行動をします。

犬に攻撃的な行動を取られると人の方もつい「怒」という気持ちになりますが、人間様は冷静に対応します。

犬が八つ当たりをしてきたことに腹を立て「怒」の感情で叱る付けると、犬が委縮してしまったり、逆に攻撃行動が酷くなってしまう仔もいます。

人は後ろを向く、知らん顔をする、離れるなどして「八つ当たりに付き合わないよ」と伝えます。

抱っこや座らせるなどして犬を落ち着かせ、落ち着くことができたら穏やかに「Good」と褒めます。

自己主張

やりたいことをダメと言われた。

あるいは、やりたくないことを無理にやらされた。

などのときに

何だよ~!

やりたい(やだ)って言ってんだろ~!

みたいな感じで、自己主張を攻撃的な態度で示すことがあります。

この場合も噛んだり吠えたりしても反応せず「主張は通らない」ことを学んでもらいます。

このひと(シオン君)

膝に顎を乗せる子犬

○○したいって言ってんだろー!

ガブッ!!

でしたが、相手にしないようにしていたら、そのうち見つめてきたり、膝に手や顎を乗せて気持ちを表現するようになりました。

撫ですぎ・かまいすぎ

犬も撫でられるのが好きな仔ばかりではありません。

ひとりでのんびりしたいときもあります。

なので

触らないでよ!

ガブッ!

ということもあります。

親しき中にも礼儀あり。

です。

犬が嫌がるときは、触るのはやめておきましょう。

犬が落ち着いているときに撫でてあげて、少しずつ撫でられることに慣れてもらいます。

恐怖・防衛

怖いと感じているときに、自分を守るため攻撃行動に出ることがあります。

お散歩中に他人や他犬に吠えるのは、多くの場合は恐怖や不快感から相手を追い払いたい気持ちで吠えています。

攻撃的に見えても内面には「恐怖や不快感」があるので、叱るのは犬との関係を悪化させるだけでメリットはありません。

対象物から離れてあげて、犬の様子を見ながら少しずつ慣れてもらうようにしていきます。

身体的な理由

わが家では未体験ですが、体に痛みがあったりすると防衛本能から攻撃的な行動を取ることがあります。

明らかに今までと違うと感じたら動物病院に行きましょう。

まとめのようなもの

人の言葉で自分の気持ちを表現できない犬は、人にとっては「攻撃的」に見えても、一生懸命自分の気持ちを表現しているということになります。

犬としては当然の行動で、問題行動ではありません。

人の方は吠えたり噛んだりする犬を「反抗的・攻撃的」と捉えないことが大切です。

犬には犬なりの事情や理由があります。

犬の気持ちに寄り添って、攻撃行動が出ないように対処を考えていくことになります。

私たちの場合は「吠える、噛む」など力技を使ってくる犬に対して「叱る」など威圧的な対応はせず、まず自分が落ち着くように心掛けました。

落ち着いた態度で犬を座らせるなどして、犬にも落ち着いてもらうようにして、落ち着けたら優しい口調で「Good」と褒めるようにしました。

攻撃的な行動を取ってしまう犬自身が一番辛いと感じているはずなので

怖かったね。

嫌だったね。

などと話しかけ、共感してあげることも心がけました。

攻撃的な行動を取るのは、何があっても動じない、気にしないというおおらかな仔より、元々怖がりだったり神経質な仔に多いように感じます。

怖がりで神経質な犬たちに、「力には力」というように強く叱ることを繰り返してしまうと、犬も精神的に追い詰められてしまい、最強の噛み犬になりかねません。

凶暴な犬を人が作り出してしまうことになります。

物理的な「力」は犬の方が強いということを忘れてはいけません。

私たち人間は「包容力」と「頭脳」で勝負しましょう♪

(写真は1枚目ウェルシー、2枚目ツムギ、3枚目シオンです)

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Comment

  1. みやたん より:

    いつもブログ拝見し、参考にさせてもらっています。
    うちに4才のラブラドールの男の子がいますが、自分の家の前で他犬に吠えられると吠え返してしまいます。
    散歩中に吠えられても吠え返しません。
    やはり自分の家の前だからテリトリーが関係してるのでしようか。

    • gd.vol より:

      みやたんさん
      コメントありがとうございます。

      吠えって難しいですよね。
      愛犬さんは「家の前のみ」「相手が吠えた場合のみ」吠え返すのですね。
      愛犬さんが、相手のわんちゃんと遊びたいと思って吠えるのか、追い払いたいと思って吠えるのか分からないのですが、飼い主さんが困る(ご近所の迷惑になるなど)ほど吠えてしまいますか?
      一声二声なら、愛犬さんの個性と捉えてあげれば良いと思いますし、たくさん吠えるのであれば愛犬さんが他犬と接触しないように(可能であれば)物理的に離してあげるといいのかなと思います。

      警戒して吠えるのであればテリトリーが関係していると思いますが、テリトリー意識の強い仔、それほどでもない仔、犬も個性があります。
      愛犬さんは、相手の仔が吠えない場合には吠えないので、テリトリー意識はそんなに強いわけではないように感じられます。
      吠えること自体は問題行動ではありませんので、可能な限り家の前で吠える他犬を意識しにくいような環境を整えてあげられるといいですね。

      • みやたん より:

        ウェルシーママさん

        返信ありがとうございます。
        訓練所にいた子なので、わたしの勝手なイメージで他犬へ吠えたりしないのだろうと思ってましたが、こちらのブログを読んで犬が吠えることは当たり前のことだし
        他犬へ吠えるのは理由があるんだと分かりました。
        なるべく玄関前で他犬に会わないよう
        お散歩できたらいいなと思います。
        あとウッディースティックを買ったのですが、どんな場面の時に使用していますか?

        • gd.vol より:

          みやたんさん
          家の前で他犬に会わない時間帯に、お散歩に行けるといいですね。
          協会の訓練犬が他犬に吠えたとき、訓練士さんはその仔の名前を呼び、おもちゃをピヨッと鳴らして、自分が下がりながら(他犬と離れながら)「Come」と呼んでいました。
          訓練犬は、吠えるのをやめて訓練士さんの方へ急ぎ足で行き、訓練士さんに「Good」と褒められていました。
          「ストーリーを変える」というのだそうです。
          吠えることを叱るのではなく、犬の気持ちを切り替えるように仕向けて、吠えるのをやめたことを褒める感じですね。

          ウッディータフスティックは、パピーの頃は家具などを齧ったり、人の手などを甘噛みしたので、こっちを齧ってね。
          と渡して、ウッディータフスティックを齧っているときを褒めるようにしていました。
          さすがに4歳なので、いたずらや甘噛みはしないので、家の中でおもちゃで遊んであげた後に少し齧らせてあげたり、ごはんの後に齧らせたり(歯磨きはしていますが、歯磨きにもなりますかね?)という感じです。
          決まりはないので、楽しく齧らせてあげればいいのかなと思います。
          犬は何かを齧ることが好きですものね。

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