犬が落ち着く無駄に吠えないフードの与え方
人でもわんこでも、ごはんは毎日の楽しみです。
ラブラドールは、歩く胃袋などと揶揄され、ほんとに食べるのが大好きですよね。
イズモも「ごはん」という言葉が耳に入ると、何をしていても「ハッ」とこちらを見ました。
子犬へのフードの与え方
「House」の指示で犬をケージに入れます。
これは、ハウストレーニングを兼ねています。
ハウスはごはんを食べたり、くつろぐところ、ということで、ケージに良いイメージを持ってもらうのが目的です。
(ハウストレーニングが完了したら、特にケージでフードを与えなくてかまいません)
OKの合図で食べるように教える
犬がケージに入ったらカラーを持ち、フードの入った食器をケージの床に置きます。
(犬は勝手にフードを食べられません)
「OK」と同時にカラーを持った手を離します。
この時、特に待たせる必要はありません。
「OK」という指示で食べていいよと犬に覚えてもらいます。
人がかかわる
犬がフードを食べ始めたら、食器をゆすったりフードに触ったりして、人にフードを取られることはないんだよと教えます。
また、食べている時に頭や背中をなでて「Good」と言ってあげます。
「Good」という音をトイレ、ごはん、遊ぶなど心地よいこと、楽しいことに結びつけることで「Good」という何の意味も無い音を
良いこと。
褒められている。
と犬に認識させていきます。
また、撫でてあげることで
人の手は撫でてくれるもの。
撫でられることは良いこと。
と犬に認識させていきます。
少し大きくなるとカラーを持たなくても「OK」と言われるまで、食べちゃいけないんだなと理解できます。
犬がフードを食べているときに人がかかわり人にフードは取られないと教えることで、唸ったり人の手を噛んだりすることを防ぐことができます。
実際の様子
写真を撮っているのでその間待っていますが、フードをガン見して「早くOKって言って~」という感じですよね。
イズモ
OK
もう少し大きくなったら、名前を呼んでこちらに注目させます。
イズモ!
OK
Good♪
わんこが「自分の名前を呼ばれるのは、楽しいことだ」と思えるといいですね。
ちなみに食器は、盲導犬協会から貸与された早食い防止用のものでデコボコしていますが、それでも…食べるの早いです。
もう少し味わって食べればいいのに…。
まとめのようなもの
フードは人の合図で食べるように教えます。
最初は勝手に食べないようにカラーを持ち「OK」と同時にカラーを放しますが、理解してくると「OK」と言うまで待つようになります。
コミュニケーションを取るために、アイコンタクトを取ってもいいでしょう。
待たせる(おあずけ)は必要ありません。
人の主導=合図で食べる
ということで、犬は落ち着きやすくなり
ごはん~♪ごはん~♪
の興奮を抑えやすくなります。
興奮を抑えられると、吠えも出にくくなります。
フードの用意をしている間に吠える場合は、吠えている間はフードを与えず、吠えるのをやめてから与えます。
吠えるとフードはもらえない。
と学んでもらいます。
食器やフードに触って、人にごはんを取られることはないと教えます。
食べているときに撫でたりGoodと褒めて、撫でられることやGoodという言葉は「良いこと」と教えていきます。
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