犬が嫌いな音と好きな音|音に敏感な犬との暮らし
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犬育て
ウェルシーは、生活音にいちいちビクビクするわけでもありませんし、雷や花火やサイレンの音も大丈夫です。
しかし、ウェルシーはちょっとした物音でも音の方向を見たり、関心を示すので、先日遊びに来た人が
音に敏感なんだねえ。
と言いました。
そうなんです。
私も、ウェルシーは音に敏感な方だと思っています。
犬が嫌いな音と好きな音
個体差があるかもしれませんが、犬が嫌いな音や好きな音を調べてみました。
嫌いな音
- 物を落とした時の音
- ドアを閉める音
- 外のトラックやバイクの音(クラクションなど)
- 大雨の音
- 雷の音
- 電気工具の音
- 掃除機の音
- ドライヤーの音
- 急な大声・笑い声
- 玄関のチャイム
突発的な大きな音や、自然界には元々無いような音が苦手な仔が多いようです。
ウェルシーは、音の大きさには関係なく突発的な音で、音源が分からないとびっくりしたり警戒します。
頭にシワを寄せて音源と思われる方向を見てクンクンと鼻を動かします。
音は匂わないだろうと思うのですが、鼻を使うところが犬ですよね(笑)
好きな音
- ビニール袋のカサカサの音
- おもちゃの「ピヨッ」の音
- ごはんを用意するときの音
- 人の足音
- 飼い主の声
など、その音が聞こえると良いことがあった!
というように、学習によって良いことを連想させる音が好きな音になるようです。
ウェルシーも、スーパーのビニール袋を開けていると、新しいおもちゃでも出てくるのかと思って寄ってきます。
小さい子供がピヨピヨサンダルで歩いていると、興味を示します。
フードを用意すると、音だけでよだれがタラ~。
人の気配にも期待値が上がります。
人もせせらぎの音や波の音に癒されますが、犬も同じなのだそうです。
また、クラシックのようにゆったりした音楽は、犬もリラックスできるそうです。
ポストに手紙やチラシが投函されるカチャンというような、些細な生活音にもビクッとしちゃう仔には、なるべく外の音が聞こえないように窓を閉めて、クラシック音楽などを小さな音で流してあげるといいかもしれませんね。
まとめのようなもの
人もストレスが多かったりイライラしていると、気持ちに余裕がありませんよね?
犬も同じで、ストレスが多いとイライラしたりピリピリして、些細な音にも反応して吠えることが増えます。
ウェルシーも小さい頃は、音に対して頭にシワを寄せて警戒することが多かったので
- 犬がリラックスできるようにのんびり生活すること。
- 犬の興奮を煽らないように人も穏やかに接すること。
- 散歩はのんびり歩くようにして五感に刺激を与えること。
- 音に驚いて吠えることがあっても絶対に叱らない。
などを心掛けました。
叱られるとその音にネガティブなイメージがつくので
びっくりしたね。
怖かったね。
などと言葉で言って、共感してあげるようにしました。
犬は人の心に共感してくれる生き物なので、人も犬の気持ちに共感してあげると安心できるのではないかと思っています。
心にゆとりがあると犬自身で学習していくので、次第に身近な生活音に過剰な反応はしなくなります。
ウェルシーも音に敏感なのは今も変わりませんが、過剰な反応はありません。
むしろ、別の部屋に置き忘れた携帯が鳴っているときなど、知らせに来てくれるので便利なんですよ(笑)
日常的な音は社会化として少しずつ慣らしていく必要がありますが、雷や花火などは非日常な「怖い音」になるので、怖がる仔は抱っこやクレートなど犬がなるべく安心して過ごせる場所で一緒に過ごすことがベターかなと思っています。
敏感な仔には日頃から、犬が落ち着けるヒーリング音やクラシック音楽を、小さな音で部屋に流してあげるのも良さそうですね。
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