犬に信頼されるには|分かりやすく一貫した態度で接しよう
公開日:
:
犬育て
あなたは、愛犬に信頼されていますか?
この仔、本当に自分のことを信頼してくれているのかな?
と思うことはありませんか?
犬に信頼される飼い主とは
犬との信頼関係が築けた状態とは、どんな状態なのでしょう?
例えば
- 反抗的な態度を見せない。
- 不必要に怯えない。
- お手入れなど、少し苦手なことをされても怒らない。
- 抱っこ(拘束)すると力を抜いて体を委ねる。
など、他にもあるかもしれませんが、ざっくり言うと
飼い主が犬に何か働きかけたときに、犬の反応が飼い主の期待する形でいつも変わらず安定している。
犬がそんな反応を見せてくれると
信頼してくれているな。
と感じられるのではないのでしょうか?
犬の法則に乗ろう
では、犬に信頼されるにはどうしたらいいのでしょうか?
訓練士さんが言うには
犬は物事を善悪で判断しない
そうです。
では、何で判断するのかというと
損か得か
ちょっと嫌な言葉ですね。
快か不快か
と置き換えてもいいでしょう。
犬には
何かの行動をして良いことがあるとその行動が増える。
という法則があります。
例えば
コマンドが出る→従う→褒められる(いいことがある)→「コマンドに従う」という行動が増える。
これは他のことに対しても同じで、犬は毎日褒めたり、叱ったり、無視したり、などの飼い主さんの行動や表情を見て、経験して、学習していきます。
そして
どう振る舞えば一番メリットが大きいのか?
と考え、一番メリットが大きい行動を飼い主さんに対して取るようになります。
一貫性のある行動を取ろう
犬は
飼い主さんに従うのが善で、従わないのは悪だよね。
とは考えないので
どう行動したらいいことがあるか?
ということを理解させていきます。
そのとき、犬が同じ行動をとっても、褒めたり褒めなかったり、叱ったり叱らなかったりすると、犬は訳が分からなくなります。
なので、飼い主さんは
一貫性のある行動をとろう。
ということになります。
飼い主さんの犬への働きかけが、一貫して筋の通ったものであれば、犬は
自分がどう行動すれば良いのか。
を理解して、飼い主さんを信頼し、飼い主さんへの反応が安定してきます。
例えば
私たちは(たまに無視する人もいますが)一般に信号機を信頼していますよね?
赤は止まれ
青は進め
と思って行動しますね。
それは、信号機がいつも同じだからですよね。
日によって赤が進めの時もある。
とか
人によって赤が進めになるんだよ。
なんてことになったら大混乱ですよね。
犬への対応もこれと同じで
飼い主さんがいつも同じ対応を取っていれば、犬もいつも同じような反応をしてくれる。
ということが増えてきます。
まとめのようなもの
犬は物事を善悪で捉えず、損得や快不快で捉えます。
飼い主さんはお得(いいこと)があるとその行動が増えるという「犬の法則」に乗って行動すると、して欲しい行動が増えます。
その時によって、人によって、対応が違うと犬は混乱してしまうので、信号機のように分かりやすく一貫した態度で犬に接するのが好ましいです。
ちなみに、してほしくない行動は「叱る(損・不快)」で少なくしていくことになりますが、私自身は「叱る」のは苦手で、あまり犬を叱ることはしていません。
日本盲導犬協会では、犬が好ましくない行動をしたときには
それは違うよね。
という意味合いで「NO」と言い、犬が行動をやめたら、あるいは好ましい行動に誘導して「Good」と褒めてあげます。
褒めて終わる。
これが大切です。
私は叱るのは苦手ですが、好ましい行動に導いて褒めることを心掛けています。
犬を上手に叱れる飼い主さんも、叱りっぱなしにせず「褒めて終わる」ようにすると犬は何が正解なのかを理解しやすく、愛犬からの信頼度はより高まると思います。
終わり良ければ・・・。
です♪
犬に信頼されるために飼い主さんができることとして、犬の「心」にフォーカスした記事を書きました。
こちら→犬に信頼されるには|母親のコミュニケーションをマネしよう
(写真は1枚目ウェルシー、2枚目ツムギです)
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