パピーウォーカーが入所までに子犬に経験させたい4つのこと
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パピーウォーカーの気持ちとか
私たちは、パピーウォーカーとして4頭のパピーを育て、訓練センターへお返ししましたが、パピーとの約1年の日々は言葉にできないくらい濃い時間でした。
子犬に経験させたいこと4つ
子犬にとってパピーウォーカーとのいろいろな経験は、全て子犬の力になり、パピーウォーカーと子犬の双方にとって思い出になります。
楽しい経験の中で、子犬に人と暮らす喜びを伝えてあげることができ、子犬の未来の幸せにつながっていきます。
宿泊旅行に行く
ワクチンプログラムが完了し、狂犬病の予防注射も終わればパピーを連れてどこにでも行かれるようになります。
◆何か月ごろから旅行できる?
わが家では、生後5か月くらいに初めての宿泊旅行を体験した仔が多いです。
子犬を安心して宿泊旅行に連れていくためには、いくつかクリアしておきたいこともあります。
関連記事→子犬の初めての宿泊旅行はいつから?準備と必要なしつけは?
◆宿泊旅行のメリット
毎日のお散歩コースや、いつも生活する家と違う環境で過ごすことは、子犬の脳に刺激を与えます。
- 見知らぬ場所(環境)をすぐに受け入れられるのか?
- 時間がかかるのか?
などを知ることができ、これからの育犬に役立ちます。
出かける場所は、子犬が小さいときは自然の多い場所にしましたが、お散歩が上手になってきたら繁華な場所にも行きました。
どちらも体験させてあげると子犬の心の幅も広がりますね。
【注意点】
人が行きたい場所もいろいろありますが、旅行の目的は子犬を楽しませることです。
観光は子犬のペースで余裕を持った計画にしましょう。
ドッグランで思い切り遊ぶ
日本盲導犬協会では、候補パピーが他犬と遊ぶのは禁止です。
なので、誰もいないドッグランということになりますが、ドッグランの良いところはノーリードにできることです。
私たちは、時々誰もいないドッグランを利用しました。
子犬には「思い切り走りたい」という気持ちもありますし、探索欲求もあります。
お散歩では「犬が人に気持ちを向けて歩く練習」がパピーウォーカーの課題としてあるので、子犬が自由にできる時間があると気分転換にもなります。
いつもと違う広い場所でパピーウォーカーと遊ぶことは、子犬にとっては「とても楽しいこと」になります。
ノーリードの犬を呼び戻したり、ノーリードでありながら人の横である程度の距離を歩くなど、さりげなくお勉強もできちゃいます。
リードを外すと
ヤッホー!
と走り回る仔。
人のそばからあまり離れない仔。
など色々いて、子犬の性格が出ます。
友人や親せきなどを家に招く
「おうちの人と自分の家」に知らない人がやって来た。
そんなときのパピーの反応はどうでしょうか?
わが家は夫婦2人と犬1頭でひっそり(?)暮らしているので、人が来ることは子犬にとってはビッグイベントでした。
特に小さい子どもと遊ぶ環境が無いので、子ども連れのお客さんは子犬にとっては良い経験になりました。
犬と子どもがすぐ仲良くなるのも感動でした。
家に招くだけではなく、一緒に家の周りをお散歩したり、近くの公園などで遊ぶのも、子犬にとってはいい刺激になります。
誰とでも一緒に楽しめる友好的な仔に育ってくれたら、どんなおうちに迎えられても可愛がってもらえそうですよね。
体や頭を使った遊びをする
おもちゃを使って一緒に遊んだり、お手などのちょっとした芸を教えたり、砂浜や飛び石など「いつもの散歩」と違う環境を体験したりすることも子犬の脳を刺激します。
コミュニケーションを取ったり、いろいろな体験を一緒にしていくことで、人と一緒に生活することを「楽しい」と感じる仔に育っていきます。
まとめのようなもの
パピーウォーカーと過ごす子犬の1年は、人にとっても子犬にとっても短い時間ですが、子犬にとっては体も心も成長する貴重な時間です。
大切なのは人と一緒に楽しく体験することです。
それが、子犬自身が持つ「人への喜求性」を伸ばし、訓練に入った時に大きく役立つことになります。
そして
パピーウォーカーと一緒に楽しんだ時間と経験は、その仔とパピーウォーカーの一生の宝物ですね。
(写真は、2枚目ツムギ 3枚目イズモ 4枚目5枚目ウェルシーです)
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Comment
素晴らしい…!
是非、本にして出版して欲しいです♪
本当に♪(笑)
サナ父ちゃんさん
偉そうに書いていますが、パピーウォーカーならみんなしていることですよね(笑)
矢のように過ぎ去る時間の中で、思い出をたくさん作りたいですもの♪