わが家がパピーウォーカーになった理由とパピーウォーカーの幸せ

公開日: : パピーウォーカーの気持ちとか

犬を飼ったことが無かった私たちは、盲導犬のパピーウォーカーになり、4頭のパピーを育てました。

難色を示す妻を説得し、パピーウォーカーになる

夫は以前から犬を飼いたいと言っていました。

しかし

私はペットを飼うのは死に別れるのが辛いので、絶対に嫌でした。

犬はペットの中では、手がかかる方だと思います。

予防医療、毎日の散歩、人と一緒に生活するためには相応の躾けも必要です。

寿命も10~15年ありますし、その間に犬を飼うのが辛くなる事情ができるかもしれません。

犬がいるために、生活に制限が出ることもあるでしょう。

立派な犬歯を持つ狩猟動物でもありますし、可愛いだけで簡単に飼うわけにはいきません。

躾がうまくいかなかったら?

可愛い犬を持て余したりしない?

犬を飼うということは、かなりの覚悟が必要だと思われます。

夫にそんな覚悟があるのか?

あるとはどうしても思えない私でした。

子犬を1年だけ育てるボランティアがあるんだって!

ペットショップに私を連れていき、子犬を抱っこさせたりして

可愛いだろ~♪

こんな仔が毎日うちにいたらいいと思わない~?

と私を誘惑する夫。

確かに可愛い!

それでも首を縦に振らない私に、ある日夫が言いました。

子犬を1年だけ育てる、盲導犬のパピーウォーカーというボランティアがあるんだって!

都合のいい理由

自分たちに、本当に犬の「飼い主さん」が務まるのか、というお試し期間にちょうどいいかもね。

1年なら死別もしなくてすむし、結果的に社会貢献にもなるしね。

と、私は思いました。

今思うと、なんてひどい動機でしょう。

私は犬が嫌いではありませんが、好きというわけでもありません。

むしろ

わが家の前の道路にフンを放置してあったり。

おうちを訪問するとやたらに吠えまくったり。

朝早くからギャンギャン吠え続けていたり。

あれってなんとかならないの?

迷惑なんですけど。

と思っていて、犬に罪は無いのですが、犬にあまりいい印象は持っていませんでした。

なので、自分の人生の中で「犬と暮らす」ということは考えたことがありませんでした。

犬を飼ってみたいという夫と、犬にあまり良い印象の無い私。

その中間を埋める「都合の良いもの」が「パピーウォーカー」だったわけです。

私たちはパピーウォーカーに申込み、わんこが来るのを待つことになりました。

この時点で

日本盲導犬協会さん、ごめんなさい。

です。

クローズアップされがちな「お別れ」について

パピーウォーカー生活が始まり、可愛い子犬がやってきて、外に出ると必ず

お別れが寂しいわよ。

と言われました。

お別れについては、どっちも嫌ですが「死別」か「離別」かです。

寂しいのは同じなのでは?

私の場合はパピーウォーカーのお別れは、未来へ続くものなので

お別れ=終わりではない

と思えたので、受け入れられると考えました。

むしろ、限られた時間を意識することで、それぞれのパピーたちと精一杯向き合い、楽しい時間をたくさん過ごしました。

こうしておけば良かったな。

という後悔は少なく、寂しさはあっても、達成感に満たされてパピーを送り出すことができました。

お別れの感じ方は人それぞれで、パピーウォーカーを経験した後

二度とやらない。

と言う人もいれば、何度もリピートする人もいます。

パピーウォーカーの幸せ

いろいろな性格の犬に出会えること

わが家でお預かりした犬は、4頭ともラブラドールレトリバーで、オス1頭、メス3頭でした。

同じ犬種であっても性格はそれぞれで、それだけでも楽しめました。

プロの訓練士にタダで学べること

プロの訓練士さんに犬のしつけ方や、犬との接し方をタダで学べます。

これは、一生の財産になったと思っています。

人同士もつながること

自分の犬であっても犬友達はできると思いますが、盲導犬の育成は「愛情のバトン」と言い、1頭の犬に多くの人がかかわるので、人同士の交流も生まれます。

パピーウォーカーは、犬を入所させてしまうと二度と会えないと思われています。

しかし

進路先の人の考え方を尊重する必要はありますが、犬が繋いでくれたご縁で進路先のおうちと交流が生まれることもあります。

自己満足ですが

育てたパピーが盲導犬になれば、盲導犬を必要としている人のお役に立てたということで、幸せな気持ちになります。

盲導犬にならなくても、育てたパピーがまた次の誰かに幸せを届けてくれることで、幸せな気持ちになります。

辛いお別れも、次のステージへとつながっていくという温かさは、パピーウォーカーならではの幸せです。

まとめのようなもの

パピーウォーカーを始める理由は人それぞれです。

そして、どんなものにも「お別れ」はあります。

私たちはみな、限られた時間を生きています。

その中で自分も楽しみ、別の誰かに幸せを分けてあげられたらいいなと思います。

*この記事は2019年4月にリニューアルしました。

【パピーウォーカー実践日記まとめ】子犬の委託から涙のお別れまで

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Comment

  1. joshuar@docomo.ne.jp より:

    1. gd.volさん初コメントですo(〃^▽^〃)o
    gd.volさんのブログ気になっていてチェックしてます(≧▽≦)更新してくれてありがとうです(*^ー^)ノ見てるだけなのもアレかなって思ってコメントしてみました。よろしくです(^_^)というか、ぶっちゃけと、gd.volさんのこと少し気になってます(照)よかったらアメンバー申請していいですか?よかったらメッセージまってますねヾ(@°▽°@)ノアメンバー申請もまってますねo(〃^▽^〃)o
    http://ameblo.jp/hollyandblog/

  2. gd.vol より:

    2. Re:gd.volさん初コメントですo(〃^▽^〃)o
    >joshuar@docomo.ne.jpさん

    ご訪問ありがとうございました。
    http://ameblo.jp/wan0824/

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