1歳前後でお別れと初めからわかっているのになぜパピーウォーカーをやるの?

公開日: : パピーウォーカーの気持ちとか

タイトルは、ブログを読んでくださった方からいただいた質問です。

パピーウォーカーをやってみようと思う理由は、人それぞれだと思います。

わが家の場合は、夫が犬を飼いたいと言いました。

しかし

  • 私が死別を受け入れらそうもない。
  • 犬を生涯責任を持って世話ができるかどうか、まず1年犬との暮らしを体験してみよう。

でした。

犬と暮らし始めてもうまくいかなかったりして、犬と暮らすのが辛くなるということもあるかもしれません。

だって、捨てられる犬の多さ。

やはり、犬との暮らしはいいことばかりではないのかな?

本当に自分たちに「わんこの飼い主さん」が務まるのかどうか、とりあえず1年試してみよう。

大切なボランティアだというのに、かなり不純な動機でパピーウォーカーを始めました。

o0400030013185190124[1]

o0400030013152749144[1]

1度体験して

じゃあ自分の犬を!

ってならなかったのですね?

なぜ、その後もパピーウォーカーをやろうと思ったのですか?

と聞かれてしまいますね。

例えるならマラソンと駅伝

自分の犬を迎えて一緒に暮らすことが「マラソン」だとしたら、パピーウォーカーは「駅伝」だと思うんですよね。

自分の犬と暮らすということは「うちのこ」と一緒に、山あり谷ありの長い道を、いろいろな景色を見ながらゴール(死が人と犬を分かつ)まで一緒に走って行く。

パピーウォーカーは、繁殖犬ウォーカーさんからたすきを渡されて、犬と一緒に限られた区間(時間)を走って、次の走者(訓練士さん)にたすきを繋ぐ。

  • マラソンは、自分のために走ります。
  • 駅伝は、次の人のために走ります。

マラソンは、自分自身が納得できるような良い走りをしたいと思って精一杯走ります。

駅伝は、受け取ったたすきを持って次の人のために走ります。

受け取ったたすきは、自分が受け取った時よりも良い状態で、次の人に渡してあげたいと思うので、やっぱり精一杯走ります。

  • マラソンは個人で、駅伝はチームです。

マラソンと駅伝

どちらが良いというものではありませんよね?

自分の犬と一緒に暮らすのは、その楽しさや幸せがあり、パピーウォーカーにはパピーウォーカーの楽しみや喜びがあるということです。

マラソンと駅伝

そのどちらかにしか出場できないとしたら、どちらに出たい?

ということで、私の場合は「駅伝」だったということになります。

協会によって違うのかもしれませんが、日本盲導犬協会の場合は自分の犬がいるとパピーウォーカーはできない決まりなので、二択ということになります。

「チームイズモ」「チームツムギ」「チームシオン」

どのチームも素敵なメンバーに恵まれ、それぞれの「たすき」は走者全員にたくさんの幸せをもたらしてくれました。

幸せを独り占めはできませんが、皆で分かち合うというのも悪くありません。

皆で分かち合う幸せは、一人の幸せの何倍にも大きくなるんですよ♪

お別れ

お別れの受け止め方は人それぞれですが、寂しくないお別れなんてないですよね。

お別れは必ずやってくるものなので、死別を受け入れるのか離別を受け入れるのか、という選択になるだけです。

私の場合は、死別が受け入れ難いんですよね~。

どうも性格的に「職人」らしく

自分が心をこめて作り上げたものを誰かが喜んでくれる。

ということが報酬になるらしく、最終的には晴れ晴れした気持ちでパピーを送り出せてしまうので、お別れの寂しさはあっても苦痛は感じません。

その代り

大切に丁寧に育ててきたのだから、生涯大切にしろよ~!

ザツに扱ったら許さんからな!!

と思ってしまいますけどね(笑)

珍しいタイプですよね、多分。

o0400030013149029223[1]

まとめのようなもの

マラソンがいいなと思う人もいれば、駅伝がいいなと思う人もいますよね?

パピーウォーカーは約1年で犬とお別れになるので、お別れの寂しさばかりが取り上げられてしまいますが、お別れが寂しいのはパピーウォーカーだけではなく、愛犬との死別もやっぱり寂しいことでしょう。

離別か死別かという違いはありますが、お別れというのは受け入れなくてはならないのが定めなんですよね。

パピーウォーキングはその時間の短さゆえに、限られた時間の大切さを鮮やかに私達に教えてくれます。

そこには達成感や充実感が色濃く残り、必ずしも時間が短いから寂しいとも言いきれないものがあります。

マラソンの人も、駅伝の人も、自分の走り(わんこと暮らす時間)を楽しく充実させていきましょうね。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

PREV
興奮すると手を噛んでくる子犬
NEXT
3頭は育ててみないとパピーウォーカーの面白さはわからないよ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. ケインママ より:

    言われてみれば、まさにその通り!
    パピーウォーキングって駅伝に似ていますね。

    初めて犬を飼おうと思ったら、その前に一度お試しでPWをやってみたらよいのでは?と私も思います。
    1年間、しつけについてきっちり学べますし、実際に犬と暮らす責任を果たせそうかどうかも分かると思います。
    その上で自分の犬を飼ったら、人にとっても犬にとっても幸せな関係が結べそうな気がします。
    もちろんPW続けてもらってもいいですし、他にも色々なボランティアもありますしね。
    何にしても、犬と人、両方が幸せに暮らせたら、人生が2倍楽しくなることは間違いないですよね(^^)

    • gd.vol より:

      ケインママさん
      実際に犬と暮らしてみて初めて
      こんなに大変なんだ~!
      とか
      こんなに楽しいんだ~!
      とか、わかりますよね。
      パピーウォーカーをやってみて犬の育て方もしつけ方も教えてもらえて、本当に良い学びになっています。
      犬も人も幸せに過ごせることが一番ですね。

  2. miko より:

    私、きっとこの先もうちの子を迎えるよりはPWを続けたいな〜って思ってます。
    なんでだろうな〜って考えた時に
    別れ方と幸せのバトンなのかな?と。
    PWの別れは寂しさもありますが、
    幸せを託し託されできることは嬉しいなと思いますし
    そういうことに携われせてもらえてることがありがたいな〜と
    思いますね。

    ママさんのおっしゃってるように
    駅伝だっていうのはすごくわかりますね〜。
    素敵なメンバーからたくさんの幸せをもたらしてもらえたのは
    私も同じくでした〜。

    • gd.vol より:

      mikoさん
      経験者の方はみな「幸せのバトン」とか「愛情のバトン」とかいいますよね。
      ここは経験してみないと実感はわからないところかもしれませんね。

      パピーウォーカーは、おとなになった犬との暮らしをを知らないので、生涯とことん「わがこ」と付き合うというのも、いいだろうなとは思います。

  3. Lママ より:

    毎日、ブログの更新を楽しみにしているLママと申します。日本ライトハウスでボランティアをしています。我が家で育ったパピーも現在、訓練真っ只中です。今は家庭の事情でPWはお休みしていて、一時預かりボランティアをしています。いつもブログを読んで感心する事ばかりですが、今回の「マラソンと駅伝の例え」は、今まで私が上手く説明できなかった自分の気持ちはこれだ‼️となりました。少数ですが私のブログを読んで下さる方にも、この気持ちを伝えたいので、「マラソンと駅伝」の語りを紹介させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
    初コメントで、突然のお願い、本当に申し訳ありません。
    どうぞ、よろしくお願いします。

    • gd.vol より:

      Lママさん
      初めまして。
      コメントありがとうございます。

      「マラソンと駅伝」共感していただけて嬉しく思います。
      ぜひ、ご紹介していただけたら、さらに嬉しいです。
      お別れの寂しさだけが強調されがちなパピーウォーカーですが、それが全てではないということを、多くの人に知っていただけたら嬉しく思います。
      よろしくお願いいたします。

      Lちゃんとシオンが今日も楽しく過ごしていますように。

関連記事

パピーウォーカーをやって良かったことのひとつは褒める経験を積めること

今年のシオン地方は、暖かく穏やかな年末年始になりました。 暖かな時間にお散歩に行ってみました。

記事を読む

盲導犬キャリアチェンジ犬 それぞれの幸せ

わが家でお預かりしたパピーたち。 いまのところ盲導犬になった仔はいません。 それぞれの理

記事を読む

2018年 盲導犬寄付金付「スマイルカレンダー」とわんハート

わが家でお預かりした2頭目パピーのツムギは、父犬が日本盲導犬協会の繁殖犬、母犬が北海道盲導犬協会の繁

記事を読む

パピーウォーカーの原点に改めて気づいた日

11月5日のBSジャパンで、盲動犬ユーザーとエナ号を取材した番組 「運命の日ニッポンの挑戦者た

記事を読む

委託修了式 富士ハーネス

ゴールデンウィークの最終日の5月7日。 富士ハーネスにてU‐14胎とV‐14胎の委託修了式があ

記事を読む

パピーウォーカー 育てたパピーと久しぶりの再会 キャンドルナイトのサプライズ

キャンドルナイト2日目。 PR犬アッサム君の卒業式に参加した後、ラウンジでランチをいただいてい

記事を読む

きらめきをポケットにつめこんで

今日は楽しいひな祭り♪ ひな祭りの頃は、いよいよ日差しが春らしくなってきます。 昨日は雨

記事を読む

犬は今を生きている

シオンたちS‐14胎にはパピーウォーキングの期間を通して、サンディ家に「ポチたま」の密着取材が入って

記事を読む

ずっとずっと一緒にいたいよ

家に来た頃は甘噛みがものすごかったシオン。 私は犬に歯を当てられることすら苦手です。 噛

記事を読む

富士ハーネスからの手紙

さっきポストを見たら、富士ハーネスからのお手紙が届いていました。 パピーウォーキング修了のお礼

記事を読む

吠えをなんとかしたいその2 警戒吠え

ウェルシーは小さい頃から吠える傾向があります。 最近のウェルシー

吠えをなんとかしたいその1 興奮吠え

ウェルシーには小さい頃から「吠える」という傾向があります。 ウェ

犬連れ市貝町芝桜公園&ろまんちっく村

桜が終わったら次は芝桜だ~!! ウェルシーと過ごす最初で最後の春

タイムが咲く庭で日向ぼっこを楽しむ犬

これから5月にかけて、わが家の庭が一番綺麗な季節になります。 小

聴導犬に向いているかも?

ある日、自分のマットでくつろいでいたウェルシーが突然立ち上がり、部屋の

→もっと見る

  • follow us in feedly
PAGE TOP ↑