興奮すると手を噛んでくる子犬

公開日: : 甘噛み 噛み

先日、ブログを読んでくださった方から甘噛みについてのご相談がありました。

ご相談の内容(要約)はこうです。

最近迎えた生後2か月のトイプードルが、かなり甘噛みをします。

おもちゃをいろいろ与えていますが、興奮すると手を噛んできます。

「NO」と言って部屋を出るようにしているのですが、理解しているのかどうか?

ビターアップルを試してみようと思うのですが、手を怖がるようにならないでしょうか?

その仔によってそれぞれ

こう言ってしまうと身もふたもないような感じになってしまいますが

ビターアップルを使って、手を怖がるようになるかどうか?

というのは、繊細な仔かへこたれない仔かというところによると思います。

人間の子供でも、叱られてもケロッとしている子とか、しょんぼりする子、反抗的になる子とか、いろいろですよね?

興奮すると手を噛む仔

というのはシオンもそうでしたが、ある程度繊細な一面をもっていると思います。

自分の身に起こることが(人にとっては些細なことでも)その仔のキャパを超えてしまって

うわあぁぁぁ!!

どうしたらいいんだよ~!

わかんないよ~~!

ガブッ!!

ですからね。

心に余裕がない状態になりやすいと考えられますよね。

こういった仔の場合は、まだ2か月齢ということでもありますし、叱るのはやめておいた方が無難だと思います。

対策としては

  • 犬をなるべく興奮させないこと。

子犬はまだ小さく、新しい家族の元に来て3か月も経っていませんよね。

新しい生活に慣れようと子犬自身も頑張っていて、慣れない暮らしに日々ストレスを感じていることをまず理解してあげましょうね。

「噛む」ということでしか自分の気持ちを表現できないという仔もいます。

(これもその仔によってそれぞれです)

イライラしたり、興奮すると人の手などを噛んでしまう仔の場合

  • コミュニケーションはとるようにするが、必要以上に子犬を構い過ぎない。
  • バタバタ歩いたり、大きな声を出さず落ち着いた生活を心がける。

ちょっと大変かもしれませんが、子犬が完全におうちでの生活に慣れるまでは、人の方が気を使ってあげた方がいいと思います。

  • なるべく噛ませない

これは興奮噛みに限らず、遊んで遊んでの噛みや、甘えて噛む、寝ぐずりして噛む、などどんな場合でも同じです。

犬をしつける場合は、好ましい行動はどんどん褒めて強化していきますが、人にとって好ましくない行動はなるべく「させない」ことが大切です。

子犬をよく観察していると「噛むぞ」と思っている時は一瞬ですが手(対象物)を凝視します。

この一瞬を見逃さないことが大切なんですよね。

(結構難しいです)

私の場合は、子犬が手をじっと見た瞬間に、そっと手をしまっていました。

そして顔も横に背け、犬には無関心を装いました。

夫は噛まれてしまってから「痛い!」とか「NO!」とか言っていましたが、行動してしまってから叱られても犬にとっては

なんのこと?

なんですよね。

褒めるのも叱るのも、犬が行動をしようとしたときというのが一番効果があります。

2~3秒でも噛ませてしまうことを繰り返してしまうと、甘噛みはなかなかやめられません。

そうは言っても、やっぱり噛まれてしまいますよね。

そのときは噛んだ瞬間(やっぱり瞬間が大事)出来れば歯を当てた瞬間に

あっ!

と言うとびっくりして離すことが多いので、離した瞬間にそっと手をしまいます。

胸のあたりに小さくまとめるとか、そっとポケットに入れるとかがいいですかね?

鼻に息をフ~ッとかけても、びっくりして離す場合が多いので離した瞬間に手をしまいます。

そして、犬には構わず横を向いて、何事も無かったかのように無関心を装います。

そっと部屋を出てしまうのもいいですね。

痛いってば!

などと犬に話しかけて(叱っているつもりでも)しまうと、噛むことで気を引けたと学習してしまうので、甘噛みを強化してしまいます。

また、犬を振り払ったり、押しのけたり、怒りとかイライラした態度を見せないように気を付けてくださいね。

人のイライラや怒りの感情は、犬にすぐに伝わってしまうので、余計に興奮を煽ってしまいます。

子犬の性格もそれぞれ

以上、繊細な一面がある仔という前提でお話ししましたが、子犬の性格はそれぞれです。

ビターアップルを口元にシューッ!っと吹きかけられて噛んではいけないんだと思う仔もいるでしょう。

あらかじめ手に塗っておいて、噛んだら苦かったという経験をして、噛むのはやめようかなと思う仔もいるでしょう。

ビターアップルなんか効果なかった、という仔もいます。

強い口調で子犬の目を見て「NO」と言って叱ったら一発でやめたとか、噛んできた手をさらに犬の口の中に押しこんだら甘噛みをしなくなった。

という話も聞きます。

一方で、強い対応を取ると人を怖がるようになってしまったり、反撃に出るような仔もいます。

やはり、「うちのこ」の性格を理解してその仔に合ったやり方を考えていくしかないのかな?

と思うんですよね。

そんなわけで参考にならないかもしれませんが、強いて言うなら強い対応というのは後からでもできることなので

  • 子犬が落ち着いて暮らせるよう環境を整え、人の生活も穏やかなものにする。
  • なるべく噛ませないような対応をとる。

それで様子を見ていって、それからビターアップルの使用も含めて、また対応を考えていかれたらいいのではないかと思います。

人が子犬の甘噛みをさらっとかわして行くような温かい目で、しかし毅然と、そしてゆっくり根気よく対処してあげましょうね。

犬はみんないいこですから。

関連記事→小さな猛獣

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Comment

  1. くりこ より:

    メッセージした者です。
    詳しく教えてくださってありがとうございます。勉強になりました。

    確かに手を噛む前は、目がロックオンされていますね。なので今日から、噛む直前に対処しようと思います。

    最近は、噛んで来たら腕を組んでstopと何回か言ったらやめるようになりました。やめてくれたら褒めたりおやつを与えて強化しています(興奮しているときはなかなか聞きませんが・・・)。
    これからは目が腕にロックオンされたらすぐに腕を組んで、できるだけ噛ませないようにします。
    また、遊びの時できるだけ興奮させないようにして、噛んだら息を吹きかけるのも試してみようと思います。

    以前、盲導犬ではないですが、介助犬の施設に行ってボランティアをしていたので、大変興味深くブログを拝見しています。
    シオンちゃんの卒業のブログを読んで少し寂しい気持ちになり、ちょっと泣いてしまいました(泣)でも卒業おめでとうございます。
    これからも更新楽しみにしています!  

    • gd.vol より:

      くりこさん
      ブログ記事にお返事をいただきありがとうございます。

      委託修了式は、パピーウォーカーにとっては区切りの日ですが、パピーにとっては、新たなスタートですね。
      無事にこの日を迎えられたことは、やはり「おめでとう」と言って頂けるのが一番嬉しいです。
      ありがとうございます。

      トイプードルちゃんですが、腕を組んでstopと言って噛むのをやめてくれるようになったのですね。
      大変な進歩ですね!
      うまくいかない時もあるかもしれませんし、退行現象のようになることもあるかもしれませんが、根気よく見ていってあげてくださいね。

      褒め方の一般的な話ですが、大袈裟に褒めたりおやつをあげるのは、犬の気分を上げたい時です。
      わ~~~い。誉められた~!嬉しいな~。もっとやろう!!
      みたいな感じで、芸とか、何かをやらせたい時に効果があります。

      落ち着けたことを褒めるときは、静かに「Good」とか「いいこ」と言って、軽く一撫でするくらいの褒め方にします。

      おやつもその仔によっては興奮が上がってしまうので、せっかく噛まずに落ち着いたことを褒めたいのに、また興奮してしまうということもあります。

      その仔によってそれぞれなので、おやつが良い効果をもたらすのであれば、もちろんあげて大丈夫です。

      トイプードルちゃんと一緒に、楽しい毎日をお過ごしくださいね♪

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