犬は家族の一員!今までとは違う生活を覚悟せよ
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第二話 ツムギ
3月の末にツムギがわが家にやってきました。
その時
「子犬を1頭預かった」
と認識していました。
犬は家族の一員
犬は小鳥のようにかごに入れて飼うわけにもいかず、部屋の隅に繋いでおいてエサと水を与えておけばいいというものでもありません。
どんな生き物でも命を大切に思うのは、家族の一員という感覚ですが、犬は飼主と出かけ、人の社会の中で生活していくため「家族の一員」という感覚をより強く感じます。
犬の形をした女の子!
気付くと子犬を1頭預かったはずの私達は、小さな女の子を1人預かっているような錯覚に陥っています。
犬と暮らす経験をする前は、犬の飼い主さん達が愛犬を指して「うちのこ」と言うのが不思議な感覚でしたが・・・今はやっぱり「うちのこ」と思う自分がいます。
迎えた犬が「うちのこ」になった頃、犬の方も人間を擬犬化しているのかもしれませんけどね。
夫が帰ってくると、大喜びで迎えるツムギ。
早すぎてわからないけど、尻尾は右に大きく振れている?
関連記事→犬は嬉しいと尻尾を右に振る?
パパのお膝で遊んで、そろそろお眠かな?
二人で仲良くテレビを観ているひととき。
なぜか犬って人と同じようなしぐさをしますよね。
眠くなるとパパのお膝でストンと眠りに落ちます。
何これ?
犬じゃないよね?
中に人間の女の子、入ってない?
生活が変わることを覚悟せよ
同じ言葉でコミュニケーションが出来ない異生物を「飼う」のではなく「家族の一員」として迎える。
それには相応の努力が必要です。
お互いに相手はどんな奴なのかと探りながら、だんだん距離を縮めていく。
少しづつお互いを理解し合えるようになって、心が通う感覚になり、コミュニケーションが取れるようにっていく。
それは、とても楽しく幸せな感覚です。
犬がいれば、犬のためにしてあげなければいけないことも増え、お金も時間も使うことになります。
犬は可愛いですが、溺愛では犬も人も楽しく暮らせません。
犬がいなければ悩まなくて良いことで悩む、ということも出てくるかもしれません。
今までの「人だけ」の生活とはガラッと変わることを覚悟しなければなりませんよね。
家族の一員だけど犬は犬
犬と暮らしていると、犬があまりにも「人間っぽい」ので
この仔は自分のことを、犬ではなく人間だと思っているのではないか?
と思ってしまいますが、錯覚ですよね。
犬は共感能力の高い動物ですが、おそらく自分のことを人間だとは思っていませんし、人間のように扱われるのは迷惑かもしれません。
犬を家族の一員として迎えるということは、「犬」は「人とは違う生き物」と認識して、犬として尊重して、仲良く暮らしていくということなのでしょうね。
犬目線で、その仔にとって心地よい暮らしを考えてあげることが大切です。
犬がどんな生き物なのか、犬について学んでいこうと思います。
まとめのようなもの
ツムギが居る日常は、優しい時間が流れていきます。
その温かな時間を抱きしめながら、この仔は家族の一員だと確信します。
犬を飼うということは、命ある「家族の一員」が増えるということであり、犬のいなかったそれまでの毎日とは全く違う「新しい生活の始まり」です。
人にとっても犬にとっても幸せな日々を過ごせるように心がけていきたいです。
ツムギ
期間限定って知っているけど、確かに「うちのこ」だよ。
仲良く暮らしていこうね。
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Comment
ママさん(T.T)
今日のこの日記は… 今読んでも ポロポロ泣けて…*
来週読んだら きっと泣き崩れてしまうんだと…**
うちの『小さな娘』も もうすぐ巣立ちの時ですが 本人は どんな風に感じているのかしら~☆
来週からの新しい生活の事を話して聞かせると 首を傾げながら ちゃんと聞いている姿に うるっ(T^T) としてしまう母です…☆
今は*とにかく 元気で…元気に笑っていてね♪
それだけで良いよ♪♪
そう言って 抱き締めるばかりです…。
グラン♪のPWさん
ツムギが来て3か月経ち
すっかり生活に溶け込んだと感じるこの頃です。
そして、神奈川訓練センターの5日入所の方達を少し意識しました。
それぞれの「うちのこ」を温かい涙で送り出すことができますように。
パピーとのお別れは寂しいものですが
寂しいだけじゃないということも確かですね。
これは、パピーウォーカーを経験した人だけがわかる
パピーからのかけがえのない贈り物ですね。
グランちゃんからのプレゼント
しっかり受け取ってくださいね。
あぁ〜、どう見たってつむたん、すっかり「うちのこ」です。
将来どこに行ってもしっかり生きて行けるように、独り立ちするまでは大切に育てる…PWは人の子育てと同じだな〜と思います。
私もケインと一緒に暮らすまで、わんこがこんなに人間ぽいとは思いませんでしたよ(笑)
つむたんもパパさん、ママさんも幸せな家族になってますよね♪
ケインママさん
自分のわんこは、その仔の生涯を一緒に暮らすので
愛情のかけ方は、子育てのような部分もあるし
ずっと一緒だよね~♡と
恋愛に似ている部分もあるかもしれません。
一方、パピーウォーカーは子育てに限りなく近いですね。
自分の子だけど、自分のものじゃない。
子供は自らの行く道を選び取り、独り立ちしていくものだから・・・。
そして、子供に寄添い成長を見守り
一緒に泣いたり笑ったりして、限られた期間だけ同じ時間を過ごし
卒業式の日はちょっと泣くけど
今度はどんな子に出会って、どんな時間を一緒に過ごすのだろう?
と思う学校の先生のような気分も少し入っている私です。
「うちのこ」達はみんな、将来どのような道を歩むことになっても、その仔が関わる全ての人々に幸せをもたらしてくれるんですよね…
「うちのこ」達への感謝の気持ちは忘れません。
全ての「うちのこ」達の一生が温かく、幸せなものでありますように。
そう、願わずにはいられません。
サナ父ちゃんさん
パピーウォーカーを経験すると
とても「謙虚な気持ち」を経験しますよね。
自分の中から
〇〇してあげているのに、相手は何もしてくれない
というような、人に求める気持ちがどこかへ行って
犬に感謝しますし、犬の幸せを純粋に願いますし
見返りを求めなくなります。
確かに育てた犬が、盲導犬になって
ユーザーさんのお役にたてればいいな
という見返り?を求める気持ちが
全くないこと言ったら嘘になるかもしれませんが
それでも、育てた犬が誰かを幸せをもたらすことを誇りに思いますし
育てた犬が幸せであることを強く願いますね。
「謙虚な気持ち」に気付けたのは
私にとって、パピーウォーカーを体験して得た
大きな収穫のひとつです。
うちの子じゃない…って分かっていても、私のそばにいる時はうちの子とよばせて・・って思います。
犬は人と心を通わせることができる生き物で、
人に寄り添う事ができる生き物。
だからだから、人も犬との生活に安堵をおぼえて、そして
別れに涙する。犬って本当に素晴らしい生き物だなーって思います。
パパさんとつむたん、いいですねー。ほんわかしてる。
パパさん、イズモの時もそうだけど、犬っぽくなりますよね。(私もそういうタイプ笑)
犬が好きだから犬化してくる自分と、
人が好きだから人化してくる犬と・・・
だから距離感が近くなるんでしょうねー。分かりあえるって素敵。
イザベルマミーさん
うちの子じゃないことは、わかっていますが
気付いたら「うちのこ」って呼んでいますよね。
命名権がパピーウォーカーにあるのも協会の作戦勝ち?
自分で名付けた子は、さらにさらに可愛いでしょうから
120%の愛情で育てて返してくれること間違いなしですよね!
夫は昔から犬キャラなんですよ。
こいつ、中に犬が入ってる!
と昔から思っていましたもん(笑)