夏だけじゃない!冬も犬の脱水症に注意しよう

公開日: : 健康管理

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犬の脱水症というと、暑い時期に起こりがちだと思ってしまいますが、意外と冬も注意が必要です。

暑い時期は「喉が渇いた」と感じやすいのですが、冬は喉の渇きを感じにくくなります。

座る犬

喉が渇いていなくても、体は水分不足になっていることがあります。

冬も脱水症に注意しよう

地域によって違いはあるかと思いますが、ウェルシー地方の冬は晴れる日が多く、空気が乾燥します。

そして、冬はエアコンやストーブをつけるので、空気がさらに乾燥します。

ストーブに当たる犬

空気が乾くことで体の水分が奪われがちなのに、寒いため喉が渇きにくく、脱水状態になりやすいと言えます。

犬が1日に必要とする水分量は?

犬が一日に必要な水分の量は、季節や年齢、活動量などに左右されますが、「体重(㎏)×60ml」が目安になるそうです。

計算方法もいろいろあるようですが、一応目安としますね。

ウェルシーの場合は、27㎏×60ml=1620ml

500mlのペットボトルで3本強ですね。

暑い時期なら、そのくらい飲んでいそうです。

でも、寒い時期は…。

ごめんなさい!

500mlのペットボトルで、2本まで飲んでいないと思います。

水分が不足するとどうなるの?

水分は体の働きに大変重要なものです。

不足するとどんな影響があるのでしょうか?

1.血液の粘度が上がる

体の中の水分が不足すると血液の粘度が上がり、いわゆるドロドロ状態になります。

血液の流れが悪くなることにより、心臓への負担が増えます。

2.泌尿器系のトラブル

飲水量が少なくなると、おしっこが濃くなって結晶ができやすくなります。

そして、おしっこと一緒に体外に排出されにくくなるため、小さな結晶や結晶が固まった結石が、尿路をふさいだり尿路にたまったりする尿石症の症状が出やすくなります。

飲水量が減っておしっこの量が少なくなると、細菌が膀胱に長時間とどまりやすくなるため、細菌性膀胱炎になりやすくなります。

3.腎臓病

腎臓は、血液に含まれている老廃物をろ過するために水分を必要とするので、水分が不足していると代謝もうまく行われなくなる可能性があります。

腎臓に負担がかかり、腎機能が低下することがあります。

4.歯周病

口の中が乾きやすくなることで細菌が増え、歯周病になりやすくなります。

水分が不足しているときのサイン

犬が水分不足のとき、体にはどのようなサインが現れるのでしょうか?

1.おしっこの色が濃い

これが一番分かりやすいでしょうかね。

ウェルシーは、量も少なくなります。

長年付き合っていると、いつもの大まかな量や濃さが分かるので

いつもより濃いな。

とか

あれ?

少ない!

と思ったりします。

このような状態が続くと、代謝が悪くなり腎臓に負担がかかったり、膀胱炎など泌尿器系のトラブルを招いたりする恐れがあります。

2.便が硬い、便秘

便は健康のバロメーターですね。

体の水分が不足していると、便の量が少なかったり、硬かったり便秘になることもあります。

3.皮膚の弾力が無くなる

犬の首の後ろの皮膚をつまんで離すと通常はすぐに戻りますが、脱水状態になっていると戻りが悪くなります。

冬も水分を摂らせるには

わが家では、ウェルシーが新鮮な水を自由に飲めるように、排泄のたびに水入れの水を換えて置いてありますが、寒くなると水を飲む回数が減ります。

しかも、ごはんはドライフードなので水分量は無いようなものですよね。

1日2回のごはんのときには、フードに水(寒い時期はぬるま湯)を入れています。

正確に測ったことはありませんが、目分量でコップ2/3くらい、150ml前後でしょうか?

一応意識しているので、一般的な量より多いのではないかと思っていますが…。

その他、散歩のときには2~3回給水して、室内にいる間に自発的に飲む量を入れても寒い時期は500mlのペットボトルで、2本まで飲んでいないと思います。

水を飲む犬

ウェルシーが必要とするらしい1620mlは、寒くなるにつれて摂取できなくなっているのが現状です。

あくまで目安なので、あまり気にする必要は無いと思っていて、おしっこの量や色で判断していますが、どうしたら冬も水を飲ませられるでしょうか?

犬友さんの中には

  • 冬は冷たい水(室温でも)だと飲まないので、ぬるま湯を置いておく。夏は氷を一つ入れておく。
  • においに釣られて飲んでくれるので、水に肉のゆで汁やヨーグルトを少し垂らす(腐敗注意)。
  • 犬用ミルクや果物を与える。

という人もいました。

まとめのようなもの

夏は熱中症の心配もあり、水を飲む機会を増やしてあげていますが、冬は難しいですね。

飲みなさいね♪

と言ったところで飲んでくれないのが犬なので、工夫が必要ですね。

水分不足は、少しくらいならおしっこの量が少ないとか、濃いとかで済みますが、その状態が長く続くのは身体に負担がかかることなのだということが分かりました。

ドライフードを食べている仔は、慢性的に水分が不足しがちだと言います。

ウェルシーに合う工夫をして、水分不足に気をつけていきますね。

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