箱根路に遺る北条流！犬連れ山中城址公園

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ウェルシーだよ♪

静岡県三島市にある、山中城址公園に連れて行ってもらったよ。

山中城とは

山中城は戦国末期（1560年）に北条氏によって築城されたお城だよ。

1590年（天正18年）の豊臣秀吉による小田原征伐の際に、わずか半日で落城したんだって。

現在も当時の畝堀や障子堀の構造がきれいに復元整備されていて、北条氏独特の城郭の構造を知ることができるよ。

石を使わない土だけの山城は全国的にも珍しく「日本百名城」に選定されているよ。

駐車場（無料）に車を停めたら売店にパンフレットがあるので、それをもらって地図を見ながら散策するといいよ。

パンフレットを手に「北条橋」を渡って、箱根路に遺る400年前の城跡を探検するよ。

北条橋を渡ったら、向こうに見える急な階段を昇るんだよ。

頑張ってね！

見どころ

1．箱根旧街道

箱根旧街道は、小田原宿から箱根山を越えて「三島宿」にいたる標高845ｍの「箱根八里」の区間32kmのことだよ。

山中城があった静岡県三島市は「三島宿」だったところだよ。

山中城脇の箱根旧街道には、再現された江戸時代の石畳が350mほど続くよ。

江戸時代の石畳が復元され、当時の風情ある街道が現代に蘇えるね。

2．畝掘、障子堀

山中城址公園は、東海道(国道1号線)を挟んで南側エリアと北側エリアに分かれていて、南側が岱崎出丸、北側が本丸のあった場所となっているよ。

本丸と二の丸の間には北条氏の城特有の「畝堀(うねぼり)」と呼ばれる深い堀が見られるよ。

堀の上には復元された木橋がかかっているよ。

畝掘は底までの深さが2ｍもあるんだって。

敵の侵入を阻止する当時の築城の工夫が感じられるね。

西の丸は西側の防衛拠点として造られたもので、物見台の跡が遺っているよ。

畝堀や障子堀は、石を使わない防御のしかけとして、空堀の堀底に土手を掘り障壁としたものだよ。

山中城は東海道を取り込む形で築城されていて、西側からの攻撃に備えるため、西の丸・西櫓の堀の規模がとても大きいよ。

上から見るとまるでワッフルみたいな障子堀。

山中城跡は、堀や土塁などの遺構の風化を避けるために、芝を張って保護されているんだよ。

そのおかげで畝堀や障子堀の構造がひと目でわかるね。

本丸跡に出たよ。

ここは広い！

本丸があったところには藤棚があるので、春には藤の花を楽しみながら一休みできるね。

3．田尻の池、箱井戸跡

山中城址公園には「田尻の池」と「箱井戸跡」の二つの池があるよ。

山城では水の確保がとても大切で、この田尻の池と隣りにある箱井戸が水を蓄える溜池となっていたんだって。

写真は「田尻の池」

冬なので閑散としているけれど6月～8月にかけて睡蓮の花が咲くんだって。

散策はトレッキング気分

山中城址公園は景色が良く、富士山も綺麗に見えるはずだったのだけど、あたしたちが出かけた日はあいにくの曇り空。

道は整備されているけど「土の城郭」の雰囲気を壊さないように、遊歩道は舗装されていないよ。

こんな狭いところもあったり

こんな急な階段もあったり

ほとんど「山」

山城だから当然なんだけどね。

歩きやすい服装と靴で出かけてね。

山中城址公園散策は、ざっくり2時間くらいで歩けたよ。

わんこのあたしには、土の上を歩けるのはとっても楽しかったな。

まとめのようなもの

静岡県三島市にある、山中城址公園に連れて行ってもらったよ。

お城と言えば「石垣」なのだけど、ここは土だけで城郭が造られた珍しい山城。

上から見るとワッフルにも似ている見事な障子堀は、その造形美と石を使わずにこれだけの急な堀を構築した当時の技術に、感動すること間違いなし！

遺構は芝生で保護されているので、造りが分かりやすいだけでなく見た目もとても綺麗！

芝生が緑の季節にはツツジや藤も咲いて、もっと写真映えしただろうな。

そして、お天気が良ければ景色もとても綺麗！

お伝え出来なくて残念だな～。

いつかリベンジだ～！