1歳前後でお別れと初めからわかっているのになぜパピーウォーカーをやるの?
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パピーウォーカーの気持ちとか
タイトルは、ブログを読んでくださった方からいただいた質問です。
パピーウォーカーをやってみようと思う理由は、人それぞれだと思います。
私たちがパピーウォーカーを続ける理由
わが家の場合は、夫が犬を飼いたいと言いました。
しかし
- 私が死別を受け入れらそうもない。
- 犬を生涯責任を持って世話ができるかどうか、まず1年犬との暮らしを体験してみよう。
でした。
犬と暮らし始めてもうまくいかなかったりして、犬と暮らすのが辛くなるということもあるかもしれません。
だって、捨てられる犬の多さ。
やはり、犬との暮らしは楽しいことばかりではないのかな?
本当に自分たちに「わんこの飼い主さん」が務まるのかどうか、とりあえず1年試してみよう。
大切なボランティアだというのに、かなり不純な動機でパピーウォーカーを始めました。
1度体験して
じゃあ自分の犬を!
ってならなかったのですね?
なぜ、その後もパピーウォーカーをやろうと思ったのですか?
と聞かれてしまいますね。
例えるならマラソンと駅伝
自分の犬を迎えて一緒に暮らすことが「マラソン」だとしたら、パピーウォーカーは「駅伝」だと思うんですよね。
自分の犬と暮らすということは「うちのこ」と一緒に、山あり谷ありの長い道を、いろいろな景色を見ながらゴール(死が人と犬を分かつ)まで一緒に走って行く。
パピーウォーカーは、繁殖犬ウォーカーさんからたすきを渡されて、犬と一緒に限られた区間(時間)を走って、次の走者(訓練士さん)にたすきを繋ぐ。
- マラソンは、自分のために走ります。
- 駅伝は、次の人のために走ります。
マラソンは、自分自身が納得できるような良い走りをしたいと思って精一杯走ります。
駅伝は、受け取ったたすきを持って次の人のために走ります。
受け取ったたすきは、自分が受け取った時よりも良い状態で、次の人に渡してあげたいと思うので、やっぱり精一杯走ります。
- マラソンは個人で、駅伝はチームです。
マラソンと駅伝
どちらが良いというものではありませんよね?
自分の犬と一緒に暮らすのは、その楽しさや幸せがあり、パピーウォーカーにはパピーウォーカーの楽しみや喜びがあるということです。
マラソンと駅伝
そのどちらかにしか出場できないとしたら、どちらに出たい?
ということで、私の場合は「駅伝」だったということになります。
協会によって違うのかもしれませんが、日本盲導犬協会の場合は自分の犬がいるとパピーウォーカーはできない決まりなので、二択ということになります。
「駅伝」のチームは、どのチームも素敵なメンバーに恵まれ、それぞれの「たすき」は走者全員にたくさんの幸せをもたらしてくれました。
幸せを独り占めにはできませんが、皆で分かち合うというのも悪くありません。
皆で分かち合う幸せは、一人の幸せの何倍にも大きくなるんですよ♪
お別れ
お別れの受け止め方は人それぞれですが、寂しくないお別れなんてないですよね。
お別れは必ずやってくるものなので、死別を受け入れるのか離別を受け入れるのか、という選択になるだけです。
私の場合は、死別が受け入れ難いんですよね~。
人との暮らしを知らなかった子犬が、人との暮らしを喜びに感じられるように成長した!
ということが自分にとって報酬になるらしく、最終的には晴れ晴れした気持ちでパピーを送り出せてしまうので、お別れの寂しさはあっても苦痛は感じません。
パピーとのお別れは寂しいですが、悲しくはないです。
まとめのようなもの
マラソンがいいなと思う人もいれば、駅伝がいいなと思う人もいますよね?
パピーウォーカーは約1年で犬とお別れになるので、お別れの寂しさばかりが取り上げられてしまいますが、お別れが寂しいのはパピーウォーカーだけではなく、愛犬との死別もやっぱり寂しいことでしょう。
離別か死別かという違いはありますが、お別れというのは受け入れなくてはならないのが定めなんですよね。
パピーウォーキングはその時間の短さゆえに、限られた時間の大切さを鮮やかに私達に教えてくれます。
そこには達成感や充実感が色濃く残り、必ずしも時間が短いから寂しいとも言いきれないものがあります。
マラソンの人も、駅伝の人も、自分の走り(わんこと暮らす時間)を楽しく充実させていきましょうね。
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Comment
言われてみれば、まさにその通り!
パピーウォーキングって駅伝に似ていますね。
初めて犬を飼おうと思ったら、その前に一度お試しでPWをやってみたらよいのでは?と私も思います。
1年間、しつけについてきっちり学べますし、実際に犬と暮らす責任を果たせそうかどうかも分かると思います。
その上で自分の犬を飼ったら、人にとっても犬にとっても幸せな関係が結べそうな気がします。
もちろんPW続けてもらってもいいですし、他にも色々なボランティアもありますしね。
何にしても、犬と人、両方が幸せに暮らせたら、人生が2倍楽しくなることは間違いないですよね(^^)
ケインママさん
実際に犬と暮らしてみて初めて
こんなに大変なんだ~!
とか
こんなに楽しいんだ~!
とか、わかりますよね。
パピーウォーカーをやってみて犬の育て方もしつけ方も教えてもらえて、本当に良い学びになっています。
犬も人も幸せに過ごせることが一番ですね。
私、きっとこの先もうちの子を迎えるよりはPWを続けたいな〜って思ってます。
なんでだろうな〜って考えた時に
別れ方と幸せのバトンなのかな?と。
PWの別れは寂しさもありますが、
幸せを託し託されできることは嬉しいなと思いますし
そういうことに携われせてもらえてることがありがたいな〜と
思いますね。
ママさんのおっしゃってるように
駅伝だっていうのはすごくわかりますね〜。
素敵なメンバーからたくさんの幸せをもたらしてもらえたのは
私も同じくでした〜。
mikoさん
経験者の方はみな「幸せのバトン」とか「愛情のバトン」とかいいますよね。
ここは経験してみないと実感はわからないところかもしれませんね。
パピーウォーカーは、おとなになった犬との暮らしをを知らないので、生涯とことん「わがこ」と付き合うというのも、いいだろうなとは思います。
毎日、ブログの更新を楽しみにしているLママと申します。日本ライトハウスでボランティアをしています。我が家で育ったパピーも現在、訓練真っ只中です。今は家庭の事情でPWはお休みしていて、一時預かりボランティアをしています。いつもブログを読んで感心する事ばかりですが、今回の「マラソンと駅伝の例え」は、今まで私が上手く説明できなかった自分の気持ちはこれだ‼️となりました。少数ですが私のブログを読んで下さる方にも、この気持ちを伝えたいので、「マラソンと駅伝」の語りを紹介させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
初コメントで、突然のお願い、本当に申し訳ありません。
どうぞ、よろしくお願いします。
Lママさん
初めまして。
コメントありがとうございます。
「マラソンと駅伝」共感していただけて嬉しく思います。
ぜひ、ご紹介していただけたら、さらに嬉しいです。
お別れの寂しさだけが強調されがちなパピーウォーカーですが、それが全てではないということを、多くの人に知っていただけたら嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。
Lちゃんとシオンが今日も楽しく過ごしていますように。