犬のしつけ方はどれが正しいの?本もネットもいろいろなことが書いてあるので困惑する

公開日: : しつけ

可愛い子犬を家に迎え

今日から長年夢見ていた犬のいる暮らしが始まる♪

と心を躍らせても楽しいことばかりではなく、ものすごく吠えたり、ものすごくカミカミしたり、トイレがしつけられなかったり、可愛いはずの子犬に悩まされませんか?

甘噛みする犬

これが正解という犬の育て方ってあるの?

そこで

どうにかしなきゃ!

と思い、本を購入したりネットで調べたりすると、びっくりするほどいろいろなことが書いてあり何が正しいのか分からなくなって、迷路に入り込みませんか?

私たちは4頭のパピーを育てたので、私のブログの中の犬育ての記事は

  • 世間一般には、厳しい訓練だと思われている盲導犬の訓練ですが、実際の盲導犬式犬育て(訓練以前の子犬の育て方についての協会の方針)をお伝えしたい。
  • 経験談として、犬育てに悩む人の参考のひとつになればいいな。

という双方の思いで書いています。

どの仔も繊細なので、全く違うタイプのパピーが来れば記事の幅が広がったとは思いますが、パピーウォーカーは子犬を自分で選べないのでそこは仕方ないですね。

犬の性格はそれぞれ

私たちはパピーウォーカーだったので、子犬のしつけについて悩んだときはいつも訓練士さんにご指導をお願いしていました。

訓練士さんは、パピーウォーカーの話を聞き解決法を提案してくださいますが、100%うまくいくとは限りません。

この方法でやってみて、うまくいかなかったらまた別の方法を考えるのでご連絡ください。

ということになります。

犬の性格はそれぞれで、一つの方法が全ての仔に合うとは限らないからです。

掃除機を確認する子犬

例えば(上の写真はツムギですが)

1頭目パピーのイズモは掃除機に吠える仔でした。

相談したときの訓練士さんのご指導は

イズモをケージに入れ、吠えても知らん顔(声をかけたり叱ったりすると「応援してくれている」と勘違いする場合があるので)をして掃除機をかけてください。

吠えても何事も起こらないと理解すれば吠えなくなります。

というものでした。

兄弟姉妹犬でやはり掃除機をかけると吠える仔がいて、同じご指導だったそうですが、その仔は次第に吠えなくなりました。

しかし、イズモは一向に吠えが止まらなかったのです。

再び相談すると、訓練士さんは

イズモの場合は、掃除機が大きな音を立てながら動き回るのが怖いようなので、ケージを毛布などで包んで見えなくしてみましょう。

というご指導になり、これで吠えが止まりました。

やがて、フリーにして普通に掃除機を使えるようになりましたが、同胎の兄弟姉妹でもその仔の性格によって、合う方法、合わない方法があるという一例です。

教科書通りにはいかない

しつけ本やネットにいろいろなしつけ方が書いてあるのは、それだけ犬育てが奥深いということなのでしょう。

人の子育てと同じように一昔前には「常識」だと思われていたものがあっさり覆されたりもしますしね。

犬の性格もそれぞれなら、飼い主さんの性格もそれぞれです。

この方法は使いこなせないというものもあったりしませんか?

例えば、私は叱るのが苦手です。

叱ろうと思うとネガティブな感情が乗ってしまい、犬には「叱られている」ということがうまく伝わらないのです。

結果、その仔によってビクビク顔色を伺ったり、自分を否定されたと捉え反撃に出たり、ということになり良い結果に結びつきませんでした。

なので、例えば飛びつきなど、して欲しくない行動を治したいときは、その仔によって「無視」にしたり、「Sit」など、して欲しい行動を指示して座れたら褒めるというようにしていました。

犬も人も教科書通りにはいかないのだと思います。

いろいろ調べたり、人の話を聞いて学ぶのは良いことだと思います。

なるほど、こんなやり方もあるんだな。

という感じで頭に入れて、でも鵜呑みにせず、最終的には「うちのこ」に合った方法を模索していくことになると思います。

まとめのようなもの

世間にはいろいろな犬のしつけ方が溢れています。

どの方法も間違ってはいないのでしょうが「うちのこ」に合うかどうか、また自分が上手に運用できるかどうかは別です。

いろいろと調べたり、人に聞いたりする中で、愛犬や家族に合う方法を探したり選び取っていくことになります。

犬との暮らし方も人それぞれです。

なので

これが「正しい犬のしつけ方」というものは無いと思いましょう。

そして、しつけよりも何よりも大切なのは愛情ですね。

犬はみんないいこです。

人にとって問題行動と思えてしまうもののほとんどは、その仔が自分の気持ちの伝え方を知らないだけ。

愛情を持って接しているうちに、犬も一生懸命考えてくれます。

愛情が伝わり、犬との絆を感じられるようになるのも、犬と暮らす喜びですね。

(写真は、シオン、ツムギ、イズモです)

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