犬は社会の一員!愛されわんこに育てるために心がけていること
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雑感
近年では、犬はペットではなく家族の一員と考える飼い主さんが増えてきました。
犬を連れて入れる施設も増えてきて、犬も「家族の一員」として出かけられる機会が増えてきたのは、飼い主としては嬉しいことです。
犬は社会の一員、愛されわんこを目指そう
犬を連れて出かけると、外でいろいろな人に会うことになります。
家族の一員の愛犬を「社会の一員」として、人の社会に受け入れてもらい、できれば可愛がってもらえる「愛されわんこ」を目指すために私たちが心がけていることをまとめてみました。
ご近所さんに挨拶をする
パピーウォーカーとして初めてのパピーを迎えた私たちは、犬の飼育経験がなく、特に最初のうちは犬をうまくしつけたり、犬と上手に接することができないだろうと思いました。
イズモを迎えて間もなくの頃に、イズモを抱っこしてご近所さんに
子犬を迎えました。
しばらくは夜鳴きをしたり、吠えてうるさいこともあるかもしれませんが、しつけを頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
と言ってご挨拶に伺いました。
人間関係の基本はコミュニケーションなので、こちらの状況をきちんと話しておけば「お互い様」という感じになり、多少のことで極端に怒る人はいないと思います。
お散歩に行けるようになったら、地域の人には会うたびすれ違うたび、知らない人であっても
こんにちは♪
と声をかけるようにしました(私だけ、夫はそういうのは苦手 笑)。
犬が好きな人は笑顔を向けてくれたり、話しかけてくれたり、触れ合ってくれたりしましたが、知らん顔をされても気にしないことにしました。
挨拶されて嫌な気分になる人はいないでしょうし、犬が嫌いな人でなければ「うちのこ」に親しみを持ってもらえます。
わんこが側溝付近の草をクンクンすると
ここら辺、除草剤が撒いてあるよ。
などと声をかけてもらえることもありました。
「知っているわんこ」と「どこかの知らない犬」では、人の対応も違うのが人情というものです。
犬連れさんにもご挨拶
犬と散歩に出ると、犬と散歩をする人にも出会います。
他のわんこの飼い主さんにも
こんにちは♪
と挨拶をするようにしました。
お散歩で出会うということは、知らない人であっても歩ける距離に住んでいる人ということです。
トラブルにならないよう、コミュニケーションを取っておくことは大切です。
日本盲導犬協会では、お預かり犬を他犬と遊ばせないようにという決まりがあるので、他犬と遊ばせられませんが、家庭犬のみなさんは気が合う犬友達ができれば人も犬も楽しいと思います。
基本的なしつけをする
私は、犬が人の社会で快適に暮らすためにも、犬を危険から守るためにも犬にしつけは必要だと考えています。
お座り、おいで、などのコマンドに従うように教えること、たくさん吠えないこと、身の回りのいろいろな物に過度に反応しなくて済むように「社会化」などができていると、犬も幸せに過ごせると思います。
犬嫌いの人に配慮を
世の中、犬が好きな人ばかりではありません。
犬がそばを通るだけで「嫌」「怖い」と思う人もいます。
人とすれ違う時は距離を取ったり、道が狭ければ犬を反対側に入れ、人同士がすれ違うように心がけました。
そして
こんにちは♪
と挨拶をし、もちろんリードは短く持ちます。
わんこのトイレに配慮を
犬のトイレ事情は地域差があり、おおらかなところもあれば、水をかけたくらいでは厳しい目で見られるところもあります。
わが家では協会の指導もあり、家で排泄を済ませてからお散歩に出ていますが、パピーが小さい頃は失敗もありました。
繁殖犬のウェルシーさんは、お仕事柄シーズンが近くなったり、シーズン中には散歩中に2~3回のマーキングをしてしまうことが多いです。
家で排泄して出るので、100円玉くらいの量しか出なかったりするのですが…。
犬の習性の問題もあり「完璧」は難しいですが、排泄は地域の人の迷惑にならないよう心掛けたいです。
地域の人は見ている
わが家はパピーウォーカーだったので、歴代3パピーは地域の人と仲良くなる頃にはお別れでした。
ウェルシーは繁殖犬になり再びわが家の家族になって、6年(2023年4月現在)の月日を共に過ごしているので、地域の人にもだいぶ溶け込んでいます。
犬が好きな人は、ウェルシーを撫でて可愛がってくれますし、昔飼っていた愛犬の話を懐かしそうに話してくれる人もいます。
地域の人は、犬の散歩を洗濯物を干しながらベランダから見ていたり、車の手入れや庭の手入れをしながらさり気なく見ていたりするものです。
そして、好感を持ったり、口には出しませんが嫌悪感を持ったりします。
まとめのようなもの
「犬は家族の一員」という意識は、多くの犬の飼い主さんが持っているものです。
一方で、犬に関心の無い人から見れば、どこまで行っても犬は犬ですし、他人のペットに過ぎません。
人にはそれぞれの考え方があり、違いを受け止め、お互いに尊重すべきだと思います。
その上で、ウェルシーも私たちと一緒にこの地域で暮らしていくのですから、社会の一員として住民の皆さんに好感を持って受け入れられたいものです。
愛されわんこに育ってくれると犬自身も幸せだと思いますし、私たちも犬との暮らしがより楽しいですからね。
そのためにできることは心がけていこうと思っています。
(写真は、1枚目ウェルシー、2枚目イズモ、3枚目シオンです)
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Comment
犬と一緒に暮らすからには、できるだけみんなに好かれる愛されわんこに育てたいですよね。
犬が苦手な方がいるのも認めながら、お互いを尊重して、人も犬も住みやすい社会になってほしいなぁと思います。
ケインママさん
ケイン君、超愛されわんこですよね♪
私はずっとケイン君を目標にしていました。
人に可愛がってもらうと「わ~い!わ~い!」と人に飛びついて、ついでに甘噛みしていたウェルシーも、ケイン君のようにお腹を出してゴロゴロしてくれるようになりました。
人の社会に犬を入れている立場なので、犬が苦手な人の気持ちも推し量って暮らしていきたいです。