うちのこの救急隊員になる!ペットセーバー講習を受講しました
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雑感
夫が「ペットセーバー講習」を受講しました。
ペットセーバーって何?
どんな内容で何に役立つの?
気になる内容や、費用についてシェアします。
ペットセーバーとは
ペットセーバーはいざというときに、大切なペットの命を守るための知識を得られる資格です。
ペットセーバーはアメリカで発足され、日本では一般社団法人日本国際動物救命救急協会、一般社団法人日本防災教育訓練センターが正式に認定する国際資格です。
いざというときペットの命を守るために、ご自身のペットの救急隊員になりませんか?
というのがコンセプトです。
目的は助かる命を助けることです。
ペットセーバー講習で習うこと
講習では主に
- ペットの救命救急隊員講習(ペットの救急法・救命法)
- ペットのレスキュー隊員講習(ペットセーバーERT)
について学びます。
ペットの救命救急隊員講習(ペットの救急法・救命法)
1.ペットの救命法
- 観察・意識・反応の確認
- 助けを呼ぶ基準
- 呼吸と脈の確認
- 心肺蘇生法
- 人工呼吸法
- 気道異物除去
2.ペットの救急法
- 止血法
- 骨折時の処置
- アナフィラキシーショック
- やけど
- 熱中症
- 犬に噛まれたら
- ペットが交通事故に遭ったら
心肺蘇生、人工呼吸、止血の方法、気道異物除去などは、ぬいぐるみを使って実技で教えてもらえます。
事故や病気に潜む2つのキーワード
ほとんどの事故や病気にはそれぞれに潜むキーワードがあります。
1.ちょっと目を離した隙に
- 異物誤飲による窒息
- 落下や転落による骨折
- 衝突時の眼球破裂
- 溺水による心肺停止
- 逸走による交通事故
- 咬傷事故による負傷
- 電線を噛んでやけど
など、事故の多くは飼い主が「ちょっと目を離した隙に」起きています。
2.様子を見てしまって
- 下痢や嘔吐が続いていた(様子見)→膵炎や胃腸炎、感染症など
- 虫に刺された(様子見)→アナフィラキシーショック
- 動けない状態になっていた(様子見)→骨、関節のトラブル・内臓障害、胃捻転など
- 異物誤飲(様子見)→胃や腸の粘膜の損傷など
- 咳や発作、食欲不振、血尿や血便(様子見)→様々な疾患の緊急治療が必要になる
ペットの様子がいつもと違うのに、つい様子見してしまうことはありませんか?
すぐに動物病院に連れて行けば良かった、と後悔するかもしれません。
飼い主がこの2つのリスクを意識することが、ペットの命を守ることにつながります。
ペットのレスキュー隊員講習(ペットセーバーERT)
1.ペット救助学習科目
- 地震に備えてペットを守る
- 噴火に備えてペットを守る
- 水害に備えてペットを守る
- ペット同行・同伴避難について
- 保護活動について
- ペットのレスキュー隊事例
災害発生時に飼い主が取るべき行動や、ペット用の備蓄品、持ち出す際の優先順位の講習もありました。
ロープワーク
災害時に迷子になった犬を保護するときに、ロープを使って「ハーネス兼リード」を作ることができます。
ロープで輪を作ります。
輪ができました。
これを犬の首に入れると、どこまでも締まってしまい、絞殺できてしまいます(汗)
なので、首と片方の前足を通し「たすき掛け」にします。
ちょっとわかりにくいのですが、首を通し片方の前足だけを通すと、ハーネスのようになります。
残ったロープの部分はリードの代わりになります。
講習時間と費用
- ペットの救命救急隊員講習(ペットの救急法・救命法)
- ペットのレスキュー隊員講習(ペットセーバーERT)
共に約2時間半の講習(間に10分程度の休憩)です。
費用は17,000円(2023年8月現在)でした。
受講を終了すると「ペットセーバー」の資格を取得できます。
講習は座学だけではなく実技もあるので、動きやすい服装で会場に行きましょう。
まとめのようなもの
日常の病気や事故も災害時も、ペットの命を守ることができるのは飼主しかいません。
ペットセーバーを受講したことで、知識を身に着け、意識を高めることができたことは大きいと思います。
わんこと暮らすのであれば、学んで損はないと思います。
気になる人は
こちら→ペットセーバープログラム
をご覧くださいね。
講習会で販売されていたこちらの本を購入しましたが、下のバナーからも購入できます。
意識を向上し、それを持続していくのは難しい(平穏な日々が続くとつい油断する)ですが、家族で情報を共有して備えることが必要だと思いました。
災害時には、地域での助け合いも必要になるので、日頃から地域の人との関係も良好にしておくことも大切ですね。
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