人から離れられない子犬に家はくつろげる場所だと教えよう
シオンが家に来て3週間ちょっと。
生活にはだんだん慣れてきたと思いますが、シオンはとっても寂しがり屋さんです。
人から片時も離れられない子犬
人がちょっとでも動くと、大急ぎでどこへでもちょこまかついてきます。
眠くなると
抱っこ~抱っこ~。
とピーピー言います。
うっかり床に座ろうものなら、無言でよじ登って人の膝をベッドにして眠ります。
熟睡したらハウスに入れたり、わんこ用のブランケットの上に置いたりしています。
生活の中で一人で眠るどころか、床に伏せてくつろぐということさえありません。
シオンにとって、家は生活の場所だけど、人にくっついていないと落ち着いていられないんですよね。
人のそばが安心できるのは良いことではありますが、抱っこ抱っこでは何もできませんね。
シオンの当面の目標は
おうちはくつろげる場所
です。
見知らぬ環境を安心できる場所だと学んでもらう
1日のうち2~3回、シオンが家の中を勝手に探検する時間を作っています。
自分なりに家の中を確認して、納得してもらったほうが不安も減るでしょうからね。
そのときはなるべく干渉しませんが、危なくないように目は配っています。
目だけは離さないようにしておかないと、何をしでかすかわからないのがパピーですものね。
階段を昇ったはいいけど、降りられなくなっていましたよ(笑)
しょーがないなあ。
抱っこで降ろしてあげました。
人の姿が見えないと不安になる
ひとしきり探検して疲れると、私のところにきて
ママ抱っこ~。
ぴ~~。
となります。
そして抱っこでねんね。
熟睡したらハウスorブランケット。
その繰り返しです。
探検中も私が少しでも移動すると、探検をやめて大急ぎでそばに走ってきます。
ママー!ママー!!
どこ行くの?
どこにも行かないってば。
少しずつ自信をつけよう
そんな寂しがり屋のシオンですが、少し変化の兆しが出てきました。
ある日、ほんの少しの時間でしたが、私達の食事中に自分のブランケットの上で伏せてくれました。
いつも部屋をウロウロと歩き回り、椅子の足を齧ったり、柵に両手をかけて立ったり、柵を齧ったりします。
その都度
シオン
と声をかけてもらい
齧らないでね。
などと言われることで、人は自分を気にしてくれている(無視されていない)ことを確認しているんですよね~。
人の食事中はケージに入れておくのが一番安全です。
しかし
今はシオンに、部屋でくつろげるようになることと同時に、人がそばにいてもいつも構ってもらえるわけではない。
シオンは家族の「中心」ではなく家族の「一員」
ということも少しずつ学んで欲しいので、敢えて同じ部屋にフリーにしています。
家の中を探検していたシオンが、初めて自分から床に伏せました。
窓辺でひなたぼっこをしながら、床を舐めています(笑)
シオンに気付かれないように、そっと写真を撮りました。
ぽかぽかと暖かい日差し。
このまま、うとうとと眠ってくれるといいなあ。
自分が不安だと思っていた場所で、眠ることが出来るようになると、自信がつきますからね。
そう思っていると、シオンったら床に敷いてあるクッションフロアの端を齧り始めたじゃありませんか!
やめて~!!
と思いました。
シオン
と呼んだら
ん?
とこちらを見たので
それは齧らないでね
と言ったら、こちらにやってきて
思った通り
ママ抱っこ!
になってしまいました。
惜しかったな~。
まとめのようなもの
シオンは物怖じしないタイプに見えたので、こんなところでスモールステップを踏むことになるとは思いませんでした。
態度は大きくても、寂しがり屋で新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプなのでしょうね。
しかし、人を頼ってくれるというのはコミュニケーションを取りやすい仔なのかもしれませんね。
パピーは身体も心も日々成長しているので、シオンが家でくつろげるようになるのをのんびり待とうと思います。
- PREV
- 病院初体験 2回目のワクチン接種
- NEXT
- 眠くなると甘噛みカプ~!寝ぐずりする子犬
関連記事
-
-
犬の可愛い座り方は病気のサイン?お姉さん座りとか胡坐とか
犬が座るのは自然な動作ですが、座り方によっては病気が隠れている場合もあるそうです。 正しい座り方と
-
-
できていることを褒めてあげよう
最近のシオン、ちょっと不機嫌なことが多いです。 特にお散歩のときが落ち着きが無くて、ちょっとだ
-
-
膝に乗る犬 犬が乗りたがるのか? 人が乗せたいのか?
朝のほんのひと時、シオンとパパのラブラブタイム. ど~よ? この格好。 だ
-
-
飼主に従わない!自己主張が強い子犬のしつけに悩んでいます
私の知り合いで愛犬の自己主張が強くて困っているという人がいます。 散歩中に歩きたくなくなると座り
-
-
オス犬の去勢手術の時期とメリットは?犬の性格が変わるって本当?
7月10日の週のシオンは忙しかったです。 12日に眼検診、14日に去勢手術がありました。 私たち
-
-
S-14胎3回目のパピーレクチャー
6月19日 3回目のパピーレクチャーでした。 前回が5月8日だったので、1か月半ぶりの兄弟姉妹と
-
-
犬が膝の上に乗ってくるのはいいの?いけないの?
私はパピーウォーカーをやるまで犬を飼ったことがなかったので、犬が人の膝の上に乗りたがって甘えたりする
-
-
犬は鏡に映る自分を自分だと認識できるの?
鏡に映る自分を自分だと認識できることを「鏡像認知」と言います。 人は2歳くらいでこの能力が備わると
-
-
音に敏感な犬への対処法
ウェルシーは、音に敏感です。 そうは言っても、掃除機に過剰な反応もしませんでしたし、トイレの水を流
Comment
「オレさま」(笑)に思わず笑ってしまいました。
シオン、どんどん新しい体験をしていますね(^^)
パパさんやママさんの、ゆとりある眼差しを感じます。
ゆっくりでいいから「おうちがくつろげる場所」になるといいですね。
家族の中心ではなく家族の一員、本当にそうですね。
仔犬が来るとついつい家族の中心になってしまいがちですが、
それもきっと、徐々にわかっていくんだろうと思います。
ママさんたちの意識が違いますから(*^_^*)
甘ったれで、本当に可愛いです。
ロッキーランボーがうちに来た頃のことを思い出しますね。
ロとラのママさん
シオンは、今までにわが家に来たパピーの中で、一番自己主張が強い仔のように感じます。
その一方で、自分が中心でいたい気持ちが満たされないと不安になるいう一面も持っているので、シオンの心を満たしつつゆっくり人との暮らし方を学んでもらおうと思っています。
入所の頃までにどんな風に成長するのか楽しみです。
ロッキー&ランボー
子供からパートナーになってきましたね。
ママさんのブログを読むのがとても楽しみです。
まだまだ男の子の赤ちゃんですね♪
暑い季節になれば、きっとひとりの時間を作って過ごすようになるんでしょうね。
それまでは甘えん坊でもいいかなぁ~
って感じですよね。
ホントに人間性豊かな感じのシオンですね♪
どんな仔になっていくのか、とっても楽しみです♪
シオン!
注射にビビってたら、サナ姉に笑われっぞ!(笑)。
サナ父ちゃんさん
強気なくせに、甘えん坊で寂しがり屋さんなところが可愛いです。
お膝に来なくなると寂しいですし、お膝にばっかり居られると何もできず、こっちがストレスになる・・・。
人間もなかなかのわがままものですよね(笑)
そんなシオンがどんな仔に成長するのか、温かく見守ってやってくださいね。
シオン!
そうだ!注射にビビってる場合じゃないよ。
サナ姉様に笑われてしまう~!