生後6か月のシオンへ
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第三話 シオン
8月1日でシオンは生後6か月になりました。
体重は7月30日の夏祭りの日に富士ハーネスで測ったところ、19.5㎏でした。
すくすく成長しています。
夏祭りの日に訓練士さんにシオンの様子を見ていただいたところ
反抗期に入っていますね。
と言われました。
そっか~。
いよいよ反抗期か~。
というかこの仔、家に来たときからしっかり自己主張をする仔で、自己主張の方法が主に「噛む」なので、人の立場から見ると最初から反抗的で攻撃的なように見えてしまいます。
シオンにとっては、自分の気持ちを噛むということで表現するしか方法を知らないだけで、人を攻撃してやろうなどという気持ちは全くないのです。
頭では解っていても
なんだかな~。
オレ様な感じで付き合いにくいよなあ。
と思ってしまうんですよね。
一見強気なタイプに見えるシオンですが、付き合っていくうちに実は神経質だったり、気が小さい仔なんだなあ。
ということが分かってきました。
不安や怖いものに対して、動かなくなったり逃げたりという表現だとわかりやすいのですが、シオンの場合は落ちているものを手当たり次第拾ったり、人に当たる(服や体を噛むなど)、リードを噛むなどといった転移的な行動に出るんですよね。
これが「攻撃的」に見えてしまうという・・・。
そこは、なかなか損な性格ですね。
家の中では落ち着いて生活していますが、外に出ると、人、自転車、他犬、猫、などに予想外の動きをされたときなどに過剰な反応を示します。
例えば、自転車が後ろからサ~っと追い抜いて行ったときなど、人にしてみればどうということのない程度であっても
何?今の。
自転車?
ぼくのすぐ近くを、すごいスピードで走って行った。
びっくりしたな。
嫌だなあ~。
となって、頭の中はそれでいっぱいになってソワソワしだして、早足になり引っ張り散歩になります。
そこで引っ張りをやめさせようなどと思って、うっかりリードを引いてガツンと止めてしまうと、ちょっとしたパニックになります。
今の何?
なんでガツン?
ぼく、前に進みたかったのになんで止められるんだよ!
なんでこんなに嫌なことが次々と起こるんだよ!
むかつくなあ!
と落ちている石などを拾って、人に取り上げられると、もう頭がパンク。
なんだよ~!
ガブガブガブ!!
と人の体や服やリードを噛むという展開になってしまうんですよね。
気が小さい。
これは持って生まれたもので、治らないかもしれません。
反抗的に見えるのも、気が小さいことの裏返しだと思いますしね。
それでも、日常に出会う些細な刺激にいちいち反応しなくて良いということは教えていけると思うので
これくらい大丈夫だよね。
というように心の幅を広げてあげられたらいいなと思います。
いわゆる反抗期を迎え、扱いに難しさが出てくるかもしれませんが、この時期に思い切り成長したりもするので、しばらくは「小心者」というところに心を配って接していこうかなと思っています。
関連記事→生後5か月のシオンへ
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