盲導犬ユーザーさんのお話を聞いてきました
2月5日、来月入所を控えたS-14胎のパピーとパピーウォーカーさん達が、訓練センターに集合しました。
久し振りに兄弟姉妹に会えて大喜びのパピーたちです。
パピーたちはワクチン接種。
その間、パピーウォーカーたちはユーザー講話ということで、盲導犬ユーザーさんのお話を聞きました。
ユーザーさんのお話は
- 盲導犬を持とうと思ったきっかけ。
- 盲導犬と白杖との違い。
- 盲導犬と盲導犬ユーザーへの接し方のお願い。
- パピーウォーカーへのお願い。
などでした。
ユーザーさんが盲導犬を迎えて生活の幅が広がり、行きたいところに行き、旅行や趣味を楽しんで生き生きと生活している様子をお話されると、パピーウォーカーのみなさんの顔も明るくなりました。
パピーウォーカーへのお願いで
- 愛情をたくさんかけて、可愛がって育ててください。
- どうか、これからもパピーウォーカーを続けてください。
というお話が印象的でした。
お話はとても勉強にになりましたが、パピーウォーカーさんから
今の時期ではなくもっと早い時期に、こういうユーザーさんのお話を聞きたかった。
と言う意見がありました。
今回のお話の内容は、パピーウォーカーの希望者説明会とか、委託前の事前説明会あたりで聞くと
「パピーウォーカーとはどんなものなのか」
ということを頭の中で整理して、パピーを迎えての生活への構えができそうだと感じました。
入所を控えたこの時期に
パピーウォーカーが知りたいことは、どんなことなのでしょう?
個人的には訓練犬の生活かな?
- 入所したばかりの訓練犬が、犬舎生活に慣れていく様子。
- 訓練士さんと信頼関係を構築していって、ハーネスをつけて訓練センターの周辺から街に出る。
- いろいろな訓練をして、ユーザーさんと共同訓練をして、盲導犬としてデビューする。
ざっくりでいいので、ビデオやスライドなどで流れを知ることができると、お別れの寂しさが高まるこの時期に、パピーの背中を押してあげる心構えもできてくるような気がします。
自分たちが育てている犬は、他の人のための犬
という覚悟も、改めて確認できるかもしれません。
あくまでも個人的な感想ですが・・・。
学ぼうと思う気持ちが大切
- ユーザーさんの盲導犬との生活の様子。
- 盲導犬を連れている人への接し方やマナー。
- 盲導犬のお仕事への理解と、盲導犬はスーパードッグではないこと。
などなど、いろいろなことを知る機会があるといいなあと思いますが、自分で学んでいこうという気持ちも、やっぱり大切だと思います。
私は手元に来るわんこを、可愛い可愛いと思って育てていれば満足だと思っていましたが、パピーウォーカーという形で犬育てをして、協会のイベントや募金活動に参加したことによって、知らなかった世界がたくさん広がりました。
シオンにも「待っている人」がいます。
シオンの未来のご家族に
シオンはパピー時代も愛情をたくさんもらって育ったんだよ。
ということが伝わるといいな。
大切に育てた犬を、ずっと大切にして欲しい。
これが私達の一番の願いです。
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Comment
久しぶりの兄妹再会に犬たちは大喜びだったでしょうね〜^^
ユーザーさんのお話が聞けるのは本当に貴重なことですし
知らなかった世界のお話なので嬉しいですけど
聞きたい時期ってありますよね〜。
リピーターになると委託前説明会とかでもいいのかな〜って
思いますが、初めての委託だと落ち着いた頃がいいな〜て
私は思いました。
入所前だと私あんまり話が入って来なくって。。。
(ごめんなさい、訓練士さん)
兄妹犬PWさんとこんなだったね〜って話せるといいのかな〜って
思うこともありましたね。
でも訓練犬となったらどんな風なのかも教えてもらえると
覚悟もできそうですね〜。
mikoさん
兄弟姉妹に会えると、なんであんなに尻尾がブンブンになるのでしょうね?
みんな可愛いです。
ユーザーさんのお話は、普段自分が体験できないことなので、目が不自由な方の生活を少しでも知ることができて貴重ですね。
「もう少し早く聞きたかった~」
という意見を聞いて、そう言えば私達はパピーウォーカーをやりたいと思った時に、説明を聞きに行った別協会で
アイマスク体験、アイマスクをしてPR犬と歩く体験、ユーザーさんのお話を聞く
体験をさせていただいたことを思い出しました。
結局、距離とかさまざまな理由で日盲でパピーウォーカーをすることに決めましたが、あの時の体験は新鮮で
盲導犬ってどういうもの?
目が見えないってどういうこと?
ユーザーさんがどれだけ盲導犬を大切にしているか。
などのことが心に響いて良かったと思っています。
ユーザーさんのお話を聞ける機会があるということは、ボランティアをやっていく上で学びにつながるので嬉しいことですよね。
パピーウォーカーへのお願い
愛情をたくさんかけて育ててください。
うん!それだけは大丈夫だぞ!!
と会場にいたパピーウォーカーさんの全員が思ったハズです(笑)
サナのユーザーさんも仰ってました。
「パピーウォーカーまたやってください。どうか、お願いします…。」
いつかは応えてあげたいです♪
それまでは、今、自分が出来ることを精一杯…。
サナ父ちゃんさん
そうですね。
いつかまた!
今は自分のできることを!!
ですね。
サナちゃんも幸せに生活している様子で、私達も嬉しいです♪
ユーザーさんのお話を直接聞ける機会があるのはありがたいですよね。
ケインのPWをした後くらいから、始まったみたいです。
ユーザーさんにしても各種ボランティアさんにしても、いろいろな立場の方々と交流できると、自分の世界が広まるのを感じますね。
ケインママさん
相手の立場や気持ちを知ることは大切なことですよね。
お仕事中の盲導犬を触ってしまうのも、話しかけてしまうのも、犬の目見つめてしまうのも、多くの場合知らないからであって悪意があるわけではありません。
知っていればお互いに気持ちよく過ごせることもたくさんあると思うので「知る」は大切なことだと思います。
こういう機会をいただけるのは大変ありがたいですね♪