犬がアイコンタクトをしない|お散歩でのアイコンタクトの教え方

公開日: : 第四話 ウェルシー, 散歩

昨日、ウェルシーが初めて人を見上げるようなアイコンタクトをしてくれたことを記事にしました。

見上げてくれるのは初めてで、とても嬉しくなりました。

アイコンタクト見上げる子犬

と書いたところ

関連記事→お散歩中のアイコンタクト 人と一緒に歩くって楽しいね

うちは、お散歩中にアイコンタクトなんてしてくれません。

どうやって教えるのですか?

というお問い合わせを、何人かの方からいただきました。

なので、アイコンタクトについて考えてみました。

名前は大切に

犬を注目させたいときに名前を呼ぶと思いますが、名前への反応はいかがでしょうか?

訓練士さんからは名前で叱らないようにご指導をいただいています。

ウェルシー!NO!

ウェルシー!イケナイ!

など、名前で叱ってしまうと、犬は名前を呼ばれたら嫌なことが起こると関連付けてしまい、呼ばれても目を合わせてくれなくなってしまいます。

名前を呼んだからには、楽しいことが起こらないと!

なので、無駄に名前を呼ぶのもやめておきましょう(笑)

犬にとっての名前は「注目!」という意味合いがあります。

人に注目すると良いことが起こる。

ここがポイントになります。

お散歩の状態を確認する

おうちの中ではアイコンタクトをしてくれても、散歩ではなかなかできないこともありますね。

外の世界は犬を夢中にさせるものが多いですからね。

子犬の場合は、外の世界は不安もありワクワクもありですしね。

なので、お散歩中の犬の状況を確認します。

1.人と一緒に歩くことに慣れる

リードに繋がれて飼い主さんと一緒に歩くことに慣れるのを優先しましょう。

お散歩デビューしたばかりの子犬は、タカタカ走ったり急に立ち止まったり、好きな方に行ったりしますが、少しずつ人と一緒に歩いていることに慣れていきます。

座る子犬

2.落ち着いて歩けるようになるのを待つ

次にお散歩のときに、落ち着いて歩けているかどうか気にかけてみましょう。

心がソワソワしている状態だと、気持ちに余裕がなかったり、自分が興味のあることしか頭になかったりします。

そんな状態だと人を意識できませんし、名前を呼んでも聞こえてくれないので、落ち着いてゆったり歩くことを優先しましょう。

アイコンタクトの教え方

犬がお散歩を楽しめているようであれば、いよいよアイコンタクトを練習してみます。

お散歩中に名前を呼んだり、太ももを叩いたりして犬の注意を人に向けます。

犬が人を見てくれたら「Good♪」

目が合わなくても、人を気にかけられたら褒めてあげることが大切です。

そして

落ち着いて楽しいお散歩ができるようになると、犬は何も言わなくても多少なりとも人を意識するようになります。

たいていの仔は、人が気付かない程度の傾きと速度で人を横目でチラッと見ます。

こんな感じ?

アイコンタクト、チラ見する子犬

この「チラッ」を見逃さず褒めてあげるのがコツです。

顔や肩などを触ってあげて「Good♪」

でも、そのためには

  • 「Good」は褒められていること。
  • 撫でられるのはいいこと。

ということを犬が理解していなければいけませんね。

うちにはGood♪と撫でられると、ぴゅ~ん!と走っちゃう仔もいました。

その仔には、撫でるのはやめておきました(笑)

まとめのようなもの

アイコンタクトは

  • 犬の気を引いて気を向けてくれたら褒める。
  • 犬が自発的に少しでも人を見たら褒める。

ということを根気よく繰り返していけば、できるようになっていきます。

しかしそのためには

  • Goodなどの褒め言葉や撫でられることを、犬が「楽しい♪」「褒められている♪」と感じている。
  • 名前を呼ばれるのは楽しいこと。
  • お散歩は落ち着いて歩けること。(散歩の時間全部を落ち着いて歩けなくても、落ち着いている時間帯にアイコンタクトを練習できるといいと思います)

このように、日々の接し方も大切ですね。

おまけ

以前シオンの散歩の様子を動画に撮って、訓練士さんに見ていただいたことがありました。

そして、褒めるタイミングなどもご指導いただきました。

そのときの動画がこちらに貼ってあります。

関連記事→お散歩 上手に歩けている時を褒めてあげよう

犬が

人と一緒に歩くって楽しいね!

と思ってくれると、本当によく目を合わせてくれて

ママ、楽しいね。

猫がいたね。

大きな音がしてびっくりしたね。

でも大丈夫だね。

みたいな感じで、目で話しかけてくれるようになります。

犬と暮らしたことが無かった私は

犬ってこんなにおしゃべりなんだ!

って、本当にびっくりしました。

こうなってくると、目と目が合ってニコッ。

犬との散歩は本当に楽しいです。

しかし、犬からのアイコンタクトに気付かなかったり無視してしまうばかりだと、次第に犬は自分勝手に歩くようになってしまいます。

アイコンタクトは犬と人との絆を強めていく「言葉」なのかもしれませんね。

【パピーウォーカー実践日記まとめ】子犬の委託から涙のお別れまで

スポンサードリンク
PREV
お散歩中のアイコンタクト 人と一緒に歩くって楽しいね
NEXT
犬が日向ぼっこが好きな理由と日向ぼっこの効果

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    褒めるタイミングって、めっちゃ難しいですよね…

    預かってすぐぐらいに遡ってサナの事、もっと褒めてあげられてたならなぁ…

    と、つい思ってしまいました。
    いつかまた預かる事があったらいっぱい褒めてあげたいです♪

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      褒めるのも叱るのも本当にタイミングが難しいですね。
      タイミング良く褒めたり叱ったりできるようになれば、訓練士になれるんじゃないかと・・・。
      ほんと、たくさん褒めてあげられるように、いいところをたくさん見ていきたいです。

関連記事

最後のシャンプー 抜け毛も集めてみました

入所の準備が進んでいます。 ワクチン接種も終わって、次は最後のシャンプーです。 ウェルシ

記事を読む

電話に焼きもちをやく犬

犬の心は人間に劣らないくらい豊かですよね。 喜怒哀楽をいろいろな表現方法で表してくれます。

記事を読む

わがままではない!散歩で歩かない犬には理由がある

7月24日は4回目のパピーレクチャーでした。 シオン家は都合が合わず、今回は欠席でした。 来月か

記事を読む

足元ダウンする犬

W-15胎 8回目のパピーレクチャー

2月18日 W-15胎、10か月齢のパピーレクチャーでした。 この日は空気が冷たかったの

記事を読む

W-15胎 2回目のパピーレクチャー

7月30日 2回目のレクチャーでした。 今日はどこに行くんですか? クレートの中で

記事を読む

雨の日も犬のお散歩に行くべき?

今日のウェルシー地方、雨です。 4月だというのにみぞれ混じりの雨。 数年に1回、4月に入っても真

記事を読む

犬にごはんをあげる前に「待て」は必要か?「待て」の役割とは?

犬の基本的なしつけで「待て」がありますね。 私は個人的には、ごはんに限らず「待て」は必要だと思って

記事を読む

膝で丸くなる子犬

犬の冬の散歩は億劫だよね?工夫して楽しもう

シオン地方の冬は晴天率が高いです。 晴れて乾燥して 山の向こうは雪なんだろうな~。 と感じる冷

記事を読む

座卓の下に伏せる子犬

犬と小さな子ども 仲良くできるかな?

来客がありました。 2歳7か月のお子さん連れのご夫婦。 仮にお子さんの名前を「W君」ということに

記事を読む

隙間に入る子犬

委託6日目のお部屋探検

委託された日と翌日のウェルシーは、ケージが置いてある部屋から一歩も出られませんでした。 廊下の

記事を読む

座る犬
歯ブラシが苦手な犬に綿棒と歯間ブラシを使ってみた

*記事には広告が含まれていることがあります。 ウェルシーはパピーの頃

思いやりの心があれば他人の犬を勝手に触ったり自分の犬を近づけないよね

*記事には広告が含まれていることがあります。 もし街で盲導犬を見かけ

ニュートリエンス「サブゼロカナディアンパシフィック」をわが家なりに評価してみました

*記事には広告が含まれていることがあります。 ウェルシーは、夏の間は

おもちゃが気になる犬
犬を叱る「NO」は「ダメ」の意味ではない!犬を良い方向に導くためのワード

*記事には広告が含まれていることがあります。 私は犬を叱るのが苦手で

困り顔の犬
犬が人の言葉を話せたらいいのにと思った日|トイレに行きたいと言えなくて…

*記事には広告が含まれていることがあります。 読者様は 犬が人の言葉

→もっと見る

  • follow us in feedly


    PAGE TOP ↑