子犬の成長|自己主張を引っ込めることを覚えた甘えん坊な犬
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第四話 ウェルシー
月齢の低い子犬は、自分の気持ちを表現するのに吠える、甘噛みする、などの方法しか知りません。
犬社会ではそれでコミュニケーションが取れるのですが、人の社会では嫌がられるので、だんだんと子犬も自分の気持ちを表現する方法を考えるようになりますね。
自己主張する子犬
ねえねえ、ママちゃん、抱っこ。
窓辺でくつろいでいたウェルシーが、私の膝に顎をのせて抱っこのおねだり。
ひとりでのんびりしていたけれど、寂しくなってきちゃったかな?
今のウェルシーは
- じっと見つめてくる。
- 膝に顎を乗せる。
- 前足でチョンチョンする、前足を乗せてくる。
など、人に嫌がられない方法で「お願い」を主張してきます。
いつも「お願い」を聞いて上げられればいいのですが、待っていて欲しいときもありますね。
主張を引っ込めた?
ママは今お仕事中。
ちょっと待っててね。
と言ったらしばらく座って待っていましたが、そのうち寝ちゃいました。
ふて寝ではなく
まいっか。
という感じで、座った姿勢からゆったり身体を崩して横になり、コテッという感じで寝息を立てています。
甘えん坊だったり、焼きもちをやいたり、自分の気持ちを精一杯表現するウェルシーですが。思うようにならなくても
まいっか。
と思えるような一面もでてきましたね。
人もその仔の性格を観察しながら、犬との付き合い方を模索していきますが、犬は犬でどこまで許されるのか試してみたり、主張をひっこめてみたりしながら、人との付き合い方を考えているのでしょうね。
こども(人間も動物も)の成長する力ってすごいなと思います。
まとめのようなもの
ウェルシーは1歳を過ぎました。
子犬だと思っていましたが、少しずつお姉さんになってきました。
小さい子(人間の)イヤイヤ期みたいな時期もありましたし、自分の主張がどこまで通るのか試すような時期もありました。
そして、主張を引っ込めることも覚えたのですね。
今甘えられなくても
また甘えさせてくれるよね♪
と信頼しているのだろうと思います。
人っていいな。
人と一緒に暮らすのは楽しいな。
と犬に思ってもらえたら、パピーウォーカーとしては「成功」ですよね。
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Comment
甘えん坊なワンコはかわいいですよね~♪
つい、甘えられると言いなり(笑)になっちゃうんですが、どうしてもしてあげれない時には気持ち切り替えて大人しくしてくれると助かりますよね…
たぶん、ワンコの心が大人になるってこういう事なんでしょうね…
パピーウォーカーとして、育ててきたワンコが教えてきた事が出来るようになったのを最後見届けられるのは一番の喜びかも知れませんね…
サナ父ちゃんさん
可愛いので、お願いはなんでも聞いてあげたいと思うのですが、犬中心に暮らせるはずもなく、我慢してもらいたい場面もありますね。
聞きわけが出てくると、さらに可愛くなりますね。
犬と暮らす前は、飼い主さん達が「うちのこ」と言うのを「犬じゃん」と思っていましたが、今は理解出来ます。
犬だけど、まるで自分の子どものように感じるのは、人に心を寄せてくれるからなのでしょうね。
ウェルシーも、人と一緒に楽しく暮らせる犬に成長したという点では、安心して送り出せますね。
しっかり人を観察して空気を読んで、
『今はママ、忙しそう。まっいいか』
ウェルシーさん、すっかりお姉さんに成長しましたね。
出来るだけワンちゃんを優先して接していても、どうしても構ってあげれない時ってありますよね。そんな時にお利口さんにしていてくれると助かりますね。
『パパ・ママが今は忙しくても、待っていたら必ず構ってくれる』と理解しているから、安心して待てるのでしょう。信頼関係って大事ですね。
ツムギ母さん
どうしても人間の生活が優先なので「待っててね」が多くなってしまいますが、成長と共に自分がどうしたらいいのか理解するようになりますね。
ふんっ!
何よ!!
みたいなところもある仔でしたが、いろいろな場面で聞きわけの良さがでてきました。
ちょっと気持ち悪い(笑)