甘えん坊犬は幸せな犬!愛情を注いで育てるってどういうこと?
公開日:
:
犬育て
私はいろいろな方のブログを読むのが好きなのですが、あるブログに
甘えん坊の犬は幸せ
というお話がありました。
こんな格好で寝ているつむたん。
愛情いっぱいに育てることが大切
その記事によると、人間でも動物の子どもでも可愛がられて育った子どもは、飼い主や親とよくコミュニケーションが取れるようになり、思いやりのある優しい子になりますが、その分甘えん坊になるのだそうです。
愛情をたっぷり受けて大事にされた子は、ストレスも少なく安定していて、余裕があるため他人にも周りの環境にも寛大になれ、多少の環境の変化やストレスにも強くなるということです。
確かにわが家でお預かりしたパピーたちも、繊細な部分を持つ仔たちでしたが、その仔なりに受け入れられる幅が広がりました。
しつけの部分は大雑把でも(訓練士さんごめんなさい)人に寄り添ってくれる可愛い仔(親ばか)に育っていったと思います。
甘えん坊同士(笑)
自己都合の愛情になっていないか?
では、愛情いっぱいに育てるというのはどういうことなのでしょう?
1.伸び伸びと放任は違う
叱られてばかりの犬は、飼い主さんの挙動にビクビクしたり不安定になったりして、それが問題行動を生んでしまうこともあります。
愛情いっぱいで伸び伸び育てたほうが犬も人も幸せに過ごせます。
しかし
例えば、犬を吠えっぱなしにしているとか、興奮しているのを放っておくというのは「伸び伸び育てている」のではなく「放任」だと思います。
犬自身が何らかの理由でストレスを感じている状態なので、人が介入して落ち着かせてあげることが犬のためになります。
2.甘えさせるのと甘やかしは違う
犬が居心地良く過ごせる空間を作ってあげたり、健康管理をするのは愛情ですし、コミュニケーションを取ってあげるのは、犬の心を満たしてあげること、甘えさせてあげることになります。
しかし
おねだりされるからと、ついついおやつをあげてしまうのは甘やかし。
愛情があるからあげるのでしょうが、おやつの量は適度な量を決めなければ肥満や栄養の偏りを招いたりして、犬のためにはなりません。
寝ている犬を可愛いからと撫でに行ったり、やたらに声をかけたりするのも愛情からの行動なのでしょうが、犬は落ち着いて眠ることができず、犬のためにはなりません。
まとめのようなもの
パピーウォーカーになったとき、訓練士さんからは
愛情いっぱいに育ててくださいね。
と言われましたが、よく考えると「愛情」って抽象的で難しいですね。
適切な愛情というのは、その仔のことを
可愛い。
大好きだよ。
と思う気持ちからの行動であっても、その行動が
- その仔のためになるかならないか?
- その仔のニーズにマッチしているかいないか?
を考えてあげないといけないのですね。
人間界には
有難迷惑
っていう言葉もありますものね。
- 自分都合の「愛情の押しつけ」になっていないか?
- 相手の立場に立っているかどうか?
ときどき立ち止まって考えてみようと思いました。
適切な愛情を注がれている犬は、心が安定しているので、甘えん坊であっても依存的になったり、分離不安になったりはしません。
幸せな甘えん坊犬を目指していきたいです。
(写真は、ツムギ、シオン、ウェルシーです)
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Comment
仰るとおりですね…
人間の側の対応ひとつで、そのコの一生が決まってしまいますものね…
甘やかす事はそのコの為にならない…
でも、ついそのコの言う事に何でもついつい、応えちゃう…
人間の側がしっかりしないといけないですね…
サナ父ちゃんさん
一つの基準として、その仔のためになるかどうか、よく考えていこうと思いました。
犬を幸せにできるのは、一緒に生活する家族ですものね。