愛犬を「お利口な犬」と褒められると嬉しい!でも犬は我慢していないかな?
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犬育て
愛犬を「お利口だね」と褒められることは多いですか?
わが家のウェルシーさん、もちろんお利口です。(親バカ)
お利口な犬は好ましいように思いますが、もしかしたら犬はストレスを溜めているかも?
今日はそんなお話です。
お利口な犬ってどんな犬?
お利口な犬ってどんな犬でしょうか?
他人や他犬に吠えたり威嚇したりせず、自己主張して吠えたり噛んだりすることも無く、いつも飼い主さんの指示に従うことができる。
おとなしくて聞き分けがいい犬。
そんなイメージがありませんか?
1.お利口な犬は理解力が高く頑張りすぎる
お利口な犬は理解力が高いので、飼い主さんの望んでいることを理解する能力に優れています。
また、褒められること、飼い主さんが喜ぶことに喜びを感じる感受性も高いので、飼い主さんの期待に応えようと、生活のルールを覚えたり、飼い主さんの指示などのトレーニングを頑張ります。
ウェルシーもそういう傾向が強いです。
その他にも、小さい子どもにいじられてもじっと我慢しますし、人の指示があると自分の主張があっても引っ込めます。
しかし限界もあって、そこを超えると
もうやだ!!
と言いますが、犬によっては
ちゃんとやらなきゃ!
という気持ちが強く、頑張りすぎて疲れてしまう仔もいます。
ウェルシーは叱っても
なんのこと?
ですが(笑)叱られるとシュンとしてしまう仔もいます。
わんこなりに
飼い主さんに叱られる自分はダメな仔なんだ~。
と思ってしまうのかもしれませんね。
2.お利口な犬は単調な生活に飽きる
お利口な犬は理解力が高いので、飼い主さんの伝えたいことを読み取って、飼い主さんが望む行動を取ることが上手です。
また、自分で「どうしたらいい?」と考えて行動することもできるので、しつけもしやすく、人の苦労が少ないかもしれません。
人が満足してしまう分、生活が単調になりやすく物足りなさを感じるかもしれません。
現代の犬は狩りをしないので、単調な生活では身体も頭も使う場面が少なく、能力を持て余してしまうのでしょうね。
なので、その仔の体力や性格に合わせて、生活に変化を付けてあげるのもいいですね。
ウェルシーは寝るのが趣味みたいな仔ですが、おもちゃ探しゲームなど、頭を使う遊びが好きですし、持って来い遊びやアジリティも好きです。
お出かけをして、知らない道を歩くのも楽しんでくれます。
新聞を持って来る、食べ終わった食器をキッチンに運ぶ、など「お仕事」を与えると楽しむ仔もいます。
やりすぎると「変化」や「お仕事」が「ストレス」になるので、犬の状態に合わせることが大切ですね。
3.お利口な犬は感受性が強い
お利口な犬は人の心の動きに敏感で、人の望む行動を取ることが上手です。
これは洞察力に優れていて、感受性が強いということです。
ウェルシーは繊細なところがあるので、家庭内の不穏な空気を敏感に感じ取りますし、家族間の不和やトラブルに強いストレスを感じてしまう傾向があります。
感受性の強さはあっても、おおらかに対応できる仔もいるかもしれませんが、愛犬が繊細な面を持っていたら、人も感情のセーブに気をつけなくてはですね。
まとめのようなもの
犬に対する「お利口」という言葉には多分に
人にとって都合が良い。
という意味合いが含まれているように感じます。
なので、私自身はウェルシーのことを
お利口な犬だね。
と言われると、相手が褒めてくださっているのは分かっているのですが
人の都合を優先して、犬自身がやりたいことを我慢させているかな。
犬自身も、褒められるために自分を諦めていないかな。
などと思ってしまいます。
犬がお利口だと、飼い主にとって良いように思いますが、人が気付かないところで犬が我慢をしていたり、ストレスを溜めていることがあるかもしれませんね。
犬が自己主張をして吠えたりすると、問題行動のように捉える人もいますが、犬が自分の気持ちを表現することは問題行動ではありません。
愛犬が我慢を重ねてしまうより、言いたいことを伝えてくれる方がいいですよね?
犬の言い分も聞いてあげて、お互いに仲良く暮らせるように、生活を整えていきたいです。
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