子犬の社会化~ コンサートイベント~
「社会化」というのは犬が自分の生活する環境に順応するということで、現れるものにいちいちびっくりしないように心の幅を広げていくということです。
その環境でどうしたらいいのか犬自身が考えて行動できるように、導いてあげるのが目標かなと思います。
子犬にいろいろな経験をさせる
2013年11月10日に、狂犬病の予防注射のため、富士ハーネスに行きました。
予防注射の予定日は6日だったのですが、都合が合わず10日にしてもらったので、兄弟犬全頭には会えませんでしたが、イズモは来ていた兄弟に会えて大喜びでした。
盲導犬の候補犬は、たとえ兄弟姉妹であっても犬同士で遊ぶのは禁止です。
お互いに「久し振り~」と挨拶をする程度で、じゃれ合いはNGです。
盲導犬は、お仕事中に他の犬と遊ぶわけにはいきません。
パピーの頃から、犬同士で遊ぶより人と一緒に遊ぶ方が楽しいと教えていきます。
訓練中は周りは犬だらけなので、他の犬とは一緒にいるけど、お互いに干渉はしないという感じの付き合い方なのではないかと(想像ですが)思います。
久し振りだね?
元気だった?
コンサートイベント
この日は富士ハーネスのラウンジでコンサートイベントがあったので、人が大勢いました。
予防注射の時間まで少し時間があったので、私達もわんこ連れでイベントを鑑賞しました。
私達は椅子に座り、わんこ達は足元に。
イズモ、Sit♪
イズモったら座ったと思ったら、すぐに立ち上がりウロウロ。
しかしリードを踏んでいるので動けず、伏せて私のスニーカーの紐をカジカジして遊んでいます。
イズモは最初の方の吹奏楽の演奏のうちは音楽に無反応でしたが、太鼓のステージになったら太鼓の音の大迫力に驚いてちょっと後ずさりしました。
そして
何?
とでも言いたそうな顔をして、また私のスニーカーの紐をカジカジ。
訓練士さんに
音は大丈夫なのね。
と言われました。
わが家は自衛隊機が飛ぶエリアの下にあるらしく、年中飛行機が轟音で飛んでいます。
国道も近いので、お散歩コースに国道が含まれていて、トラックがビュンビュン通る道の歩道をイズモと散歩しているためか、イズモは大きな音に慣れっこになってしまっているみたいです。
以前盲導犬ユーザーの方が、盲導犬と一緒にクラシックコンサートに行ったというお話をされていたことがあります。
イズモも大音量で鳴る音楽というものを間近で経験できましたし、大勢の人がいる場所というのも経験できて良かったかもしれませんね。
まとめのようなもの
子犬のうちに、音、見知らぬ物、人、動物など、生活の中で触れるであろうものをたくさん経験させると、心の安定した犬に育つと言います。
家庭犬は一緒にコンサートに行くことは無いかもしれませんが、路上演奏の近くを通ることもあるかもしれませんね。
繁華街には商店街に音楽が流れているところもあります。
そういった音も怖いものではないことを伝えてあげられるといいですね。
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