犬も夏太りする
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繁殖犬~引退後のウェルシー, 健康管理
夏になると食欲減退で夏痩せする人もいれば、冷たくて甘いおやつをつい食べて?夏太りするという人もいますよね。
夏太りするわんこも増えているらしいですよ。
夏に太る犬が増えているらしい
ウェルシーは、将来の出産に備えて増量中です。
月末に繁殖担当スタッフさんに、体重をご報告することになっています。
最新の体重は25.9㎏でした。
スタッフさんからは
順調ですね。
フード量は160gのまま、様子を見ていきましょう。
夏になると体重が増えてしまう仔もいるので、気を付けて見ていってくださいね。
とご指導をいただきました。
え?
そうなの?
犬も夏太りするの?
今までパピーばかりだったので、夏も冬も育ちざかり。
おとなの犬を迎えて初めての夏になるので、今まで気付かなかったリスクです。
犬の適正体重とは?
数字だけではなく体型を見たり、触って肋骨に触れる感じを見ていきます。
そのとき目安になるのがBCS(ボディコンディションスコア)です。
BCS3が理想体型とされています。
私たちはパピーウォーカーだったので、月に一度協会に「パピーウォーカーの報告書」を提出していました。
報告書には体重欄もあったので、月に一度は体重を測っていました。
現在のウェルシーも、繁殖スタッフさんにご連絡するので月に一度体重を測っています。
見た目と触わり心地、そして体重計の数字も見ていくと変化に気付きやすいです。
この先も、月に一度くらいは体重を測っていこうと思いました。
どうして夏太りするの?
そもそも、人間も含めて動物は夏と冬の体重が違って当たり前です。
春夏は、暑さに対応できる体にするために食欲が自然に落ちて、筋肉と脂肪を減らして、体温をあまりつくらなくても良い、体温が逃げやすい体質にすると言われています。
本来、夏は痩せるはずです。
秋冬はたくさん食べて、筋肉を増やして体温をつくりやすくして、脂肪を厚くして体温が逃げないようにすると言われています。
馬肥ゆる秋
なんて言いますものね。
しかし、空調の利いた現代社会では
暑い~!
熱中症も怖いし、お散歩に行きたくない。
ちょっとでいいか。
そして
快適なお部屋で食欲はいつも通り♪
になっちゃうんですね。
わんこが夏太りしてしまったら
夏太りわんこの対策を一緒に考えてみましょう。
1.普段より少し太ったくらいならば
無理せずそれ以上太らないように気を付けて、涼しくなってきたらお散歩など運動量を増やしていけば良いと思われます。
涼しくなってきたら、のんびり長時間のお散歩をしていきましょう。
平坦な道だけではなく、坂道を歩くと消費カロリーが増えます。
2.まるまるして可愛い♪
そうなっちゃった仔は、ひと夏で太ったわけではないのでは?
運動プラス、フードの量を減らしていく必要があります。
しかし、急に体重を減らすのは体に負担がかかりますよね。
私は犬を減量させたことはありませんが、ウェルシーを増量するときもフードを少しずつ増やしていました。
減らすときも体重を見ながらフード量の3~5%くらいずつ時間をかけて減らすと、体重も少しずつ減っていくと思われます。
おやつを食べている仔はおやつを減らせば、減ってくるかもしれませんね。
筋肉を落とさず脂肪を減らし、健康的にダイエットしていくためには、運動とフードを減らすことを組み合わせていきます。
雨の日や暑くてお散歩に行けない日は、涼しい家の中で適度に遊んであげましょう。
泳げる仔は、泳ぐのも関節に負担がかからず良い運動になりそうですね。
ダイエットには激しい運動よりも、長時間歩くお散歩の方が効果的ということです。
ポチャわんには、食時の1時間くらい後に散歩に行くとカロリーを消費しやすいという説もあります。
暑い間はあまり無理をせず、涼しくなってきたら秋も冬も春も長めに歩くようにして、年間計画で少しずつダイエットしましょうね。
まとめのようなもの
今まで犬は暑いのが苦手という思いから、熱中症や夏バテの予防に気持ちが行っていました。
お散歩の量が減りがちな夏は、夏太りもリスクのひとつなのだと知りました。
犬は自分で体重管理ができないので、私たちが気を配っていくことが大切ですね。
人も夏太り?
おかしいな~。
人は自分で体重管理ができるはずなんだけどな~。
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