盲導犬繁殖犬飼育ボランティアが繁殖犬と生まれてくる子犬のために心掛けていること
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繁殖犬~引退後のウェルシー, 繁殖犬飼育ボランティアの気持ちとか
ウェルシーだよ♪
あたしたち盲導犬の繁殖犬は、普段は家庭犬と同じように大好きな家族と一緒に、楽しく過ごしているよ。
健康な子犬を産むために大切なこと
盲導犬に限らず繁殖犬に必要な条件には
- 心身ともに健康であること。
- 遺伝性の疾患を持っていないこと。
などがあるよ。
パパとママが心掛けていることについてお話するね。
体重管理
10月に入ってすぐだったかな?
ママに体重を測るよ。
って言われて体重計に乗ったの。
27.6㎏
ママが
きゃ~!
ウェルシー!
体重増えてる~!!
って叫んでいたよ。
そして、繁殖スタッフさんに相談したら
これ以上増やさないように。
と言われて、あたしのごはんは1回あたり160gから155gに減らされたの。
食べるの大好きなのに
しょぼ~ん!!
あたしが繁殖犬に認定されてから、将来の出産に備えて体重を増やすということで、フードを少しずつ増やして毎月繁殖スタッフさんに体重を連絡していたの。
繁殖犬に認定された頃22.5㎏くらいだった体重が、1年経った今年の9月に27㎏になって
いい感じです。
と言ってもらえたのだけど、27.6㎏は
これ以上増やしちゃいかん~!!
なんだね。
体重が増え過ぎちゃうと、難産になったり受胎しにくくなったりすることもあるんだって。
それは困る~!
頑張るね!
適度な運動
日本盲導犬協会では、適度なお散歩をするようにボランティアさんに指導しているよ。
あたしも朝は50~60分のお散歩に行っているよ。
最近、午前中9時半から10時頃の間にまた
ねえねえママちゃん。
お散歩に行きましょう~。
って、ママを誘うの。
夕方はまた50~60分のお散歩に行くんだけどね。
実はあたしも
最近ちょっと体が重いかな~?
って思っていたんだ。
だから、身体を動かさないといけないよね~。
って思っていたんだよ♪
なんてね。
ウェルシーはお散歩が好きなだけでしょ?
ってママに言われるけど、その通りぃ~♪
涼しくなってきて、歩きやすくなってきたからお散歩が楽しいよね~。
病気や怪我をしないように
ママは、パピーのときよりさらに健康管理には気を使うって言っているよ。
ずっと体重を増やさなくちゃいけなかったから、下痢しないように気を付けていたよ。
下痢しちゃうと体重が減ってしまうことがあるからね。
フードの増量に消化が追い付かなくて、2回下痢しちゃったけどね。
あたしのおうちの周りのわんこ達、多分ワクチンとかノミダニとかフィラリアとかの予防をやっているだろうけど、やっぱり分からない。
他犬との接触で何かもらっちゃったり、怪我したり(お互いに嫌だよね)すると協会に対して
ごめんなさい。
じゃ済まないことになるかもしれないので、パピーの頃より他犬を避けるように気を付けているよ。
生まれてくるパピーたちのために
将来生まれてくる子犬たちは、みんな誰かのパートナーになる犬たちだよ。
家族に迎える犬が
健康で、気立てが良くて、家族と楽しく暮らして、できるだけ長生きして欲しいなあ。
って、誰もが思うでしょ?
そのためには、あたしたち繁殖犬の健康や生活環境がとっても大切。
繁殖には、遺伝学や栄養学などの専門の知識が必要で、協会スタッフさんたちは、「盲導犬に向く気質」と「健康な犬」が生まれてくるように考慮していると思うけど、盲導犬になってもならなくても幸せな犬生が送れることを願って、日々研究をしているよ。
そして、毎日繁殖犬の生活を支えているのはボランティアのみなさん。
- 犬として適切な食事(量、質)新鮮な水。
- 日光やきれいな空気。
- 衛生的な環境や適切な運動。
そういったところに気を配って、あたしたち繁殖犬に愛情をいっぱい注いでくれて、家族の一員として大切にしてくれるよ。
まとめのようなもの
犬の繁殖というのは、生まれてくる子犬たちはもちろん、犬を迎える家族のみなさんも幸せになることが目標ですね。
繁殖に関する「いろいろ」は繁殖スタッフさんの専門分野ですが、ウェルシーの体調管理に気を配り、愛情をたくさん注いで、ストレスなく毎日を楽しく過ごすことを心掛けていきます。
いつか、ウェルシーの子どもたちが、たくさんの人たちを笑顔にしてくれたらいいなと思っています。
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Comment
細心の注意を払われて、最大限に気を使ってらっしゃって…
本当に頭が下がります。
それも、楽しみながらやってらっしゃるのを見てますと、自分にはなかなか出来ないなぁ…
と、つい思ってしまいます(笑)
あまこちゃんにはこのまま元気に楽しく過ごして頂いて(笑)、いつか元気なウェルシー子が協会のブログで紹介されたらなぁ…と思います♪
ご家族の皆様も大変かとは思いますが、頑張ってください♪
応援してます♪
サナ父ちゃんさん
自分のわんこであっても、病気や怪我には十分気を付けなくてはいけませんが、
お預かりしているわんこで、さらに未来へのバトンを繋ぐ子犬のお母さん犬になるわんこだと思うと、気持ちが引き締まります。
その上で、自分たちも楽しんで生活することがウェルシーも毎日を楽しく過ごせることにつながると思うので、楽しんでいこうと思います。
応援よろしくお願いします♪
エルザママです。
パピーが産まれて、10日過ぎ何時でも面会どうぞと言われるのですが、本当にウェルシーに感謝しますよ、パピー達にあって、それはそれは可愛く、そしてウェルシーは素敵なママになってます。
盲導犬になろうが、家庭犬になろうが、良いんです、みんな幸せな生活を送れます、その仔の性格にあった素敵なパートナーを見つけてくれるから、安心して繁殖犬が出来るのです
産まれてきた仔達を大事にしてくれる安心があるから、頑張ろうねと言えると思います。
エルザママさん
パピーの誕生、ワクワクしますね。
もし、自分の犬を育てても出産までは考えられないと思うので、ウェルシーのご縁で貴重な体験をさせていただけると思っています。
それだけで幸せなことですね。
生まれてきた子犬たちは、どの仔もそれぞれの個性に合ったご家族に出会え、大切にしていただけるので、安心できますね。
もう少し先になると思いますが、ウェルシーもエルザちゃんのような素敵なママ犬になる日が楽しみです♪