犬のマウンティングは叱らなきゃダメ?飼い主が取るべき対策とは?
愛犬のマウンティングに悩んでいる飼い主さんはいませんか?
犬がマウンティングをする理由は、性的行動に限らず(未成熟な子犬もします)遊びに誘う、コミュニケーション、興奮、ストレス、など(他にもあるかもしれませんが)いろいろあります。
対象も、他犬、人、物(家具やぬいぐるみなど)と様々です。
犬にとっては自然な行動ですが、他犬や他人に対してのマウンティングは、トラブルの元になることもあります。
パパ
ペロペロならいい?
マウンティングは叱らなきゃダメ?
マウンティングは、オス犬だけかと思う人もいるかもしれませんが、メス犬もします。
うちでは2頭目のツムギがぬいぐるみ相手にしていましたが、実害が無いので放っておいたら、いつの間にかしなくなりました。
結果オーライでしたが、放置しておくと物への執着が強くなって、飼い主さんが触ろうとすると、物を守ろうとして威嚇するようになることもあるのだそうです。
知らなかった~!!
(つむたんはそんな仔じゃないわ!親バカ 笑)
ウェルシーは、私たちにマウンティングをする時期がありました。
犬が人に対して行うマウンティングには
- 自分の優位性を示そうとしている。
場合もありますし
- かまって欲しい、遊んで欲しい。
と思っていたり
- 単純に「大好き」「嬉しい」
などの表現の場合もあります。
ひとつの行動でも、その裏にはそれぞれの「犬の気持ち」が隠れているので、愛犬がどのような気持ちで「マウンティング」という行動を取るのか、観察していく必要がありますね。
当時のウェルシーのマウンティングは、主に夫へ向けられることが多く
パパ大好き。
遊んで~!
かまって~!
というものでした。
こんなに可愛い気持ちなのに、叱らなくてはダメなのでしょうか?
飼い主が取るべき対策は?
犬は自分の行動によって願いが叶ったり「いいこと」が起こると、その行動が「正しい」と認識して「その行動」を取るようになります。
「吠え癖」ならぬ「マウンティング癖」も起こりえるということですね。
ウェルシーが、お散歩中に出会った人に可愛がってもらって、嬉しさのあまりマウンティングしてしまったら…。
きゃ~!
考えたくない!!
人の社会で平和に暮らしていくためには
マウンティングを許容してはいけません!
ですよね。
私たちが当時のウェルシーに取った対策は、具体的には
の記事に書いてあります。
私たちは「叱る」ことはしませんでした。
理由は、ウェルシーがマウンティングするのは「大好き」など愛情表現だと感じていたからです。
叱ってしまうと、ウェルシーからの愛情を否定してしまうことになります。
それは避けたかったので「させない」ことに徹しました。
ウェルシーをよく観察していると「マウンティングしようと考えている」瞬間が分かるようになったので、ウェルシーが考えた瞬間に「離れる」とか「Sit」の指示を出し、座ったら褒めるようにしました。
されてしまっても、即座に無言でさっと前足を降ろし「Sit」の指示を出し、座れたら穏やかに「Good」と褒めました。
根気よく続けているうちに、ウェルシーは
どうやらマウンティングは歓迎されていないらしい。
ということに気付き、私たちにマウンティングをしなくなりました。
自分の優位を主張するマウンティングは?
犬が人に対してマウンティングをする理由の中には
自分の優位性を示そうとしている。
場合もあると言います。
そうかもしれませんが個人的には、犬にマウンティングをされるのは、人にとって不快な行動になるので
犬のくせに人間様にマウンティングしやがって!(怒)
となるのではないかと思っています。
上下関係をつけたがるのは、犬ではなく人の方で、自分が上に立たねばと思う飼い主さんほど「怒り」の感情が出てしまい、マウンティングする犬を強く「叱る」のではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
マウンティング自体は、犬にとっては当然の行動で「問題行動」ではありません。
犬自身が「当然」とか「これって普通だよね」と思っていることを飼い主さんに叱られたら、犬はどう感じるでしょうか?
「嫌」の感情しか無いと思うのです。
飼い主さんの「怒り」の感情に対して「嫌」の感情で反応してしまうので、人から見ると挑発的な行動をとってしまうのかもしれません。
また叱り方によっては
飼い主さんも楽しんでいる♪
と犬に誤解され、叱っていることが伝わらず、自分は犬に舐められているのかと感じてしまうこともあるかもしれません。
うちのこ、自分の優位を主張している!
と思ったときも、叱ることで「やめて」が伝わらないのであれば、マウンティングをさせないように対応したり、犬ができる指示を出して「犬を落ち着かせる」対策がいいのではないかと思います。
まとめのようなもの
犬が人の社会で平和に生活していくためには、犬にとっては当然の行動であっても「人が不快と感じる行動」はやめてもらわなければならないんですよね。
あなたがマウンティングしても誰も喜ばないんだよ。
と教えてあげることで、一生懸命学んでいく犬って本当に偉いと思います。
もし、立場が逆で人が犬に飼われているとして、例えば、人としては当然の「話す」というコミュニケーション方法を
人間ベラベラしゃべって不快だから黙ってて。
言いたいことは全てボディランゲージね。
と言われたらどうでしょう?
う、うぅ…。
ですよね(笑)
ウェルシー
いつも人の要求に応えようとしてくれてありがとうね。
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