動画 とある盲導犬の引退~出会い、そして涙の別れ~

公開日: : 盲導犬ボランティア

盲導犬関連の動画は探すといろいろあるのですが、私のお気に入りの1本をご紹介しますね。

タイトルに「涙」がついていますからね。

涙もろい方はハンカチをご用意くださいね。

やや長いので、じっくり腰を据えてごらんになってくださいね。

ユーザーさんとずっと一緒にいられるといいのに・・・。

と思ってしまいますが、ユーザーさんが次の盲導犬を迎えると、歳を重ねお留守番がちにならざるを得ない先住盲導犬はストレスになります。

大好きなユーザーさんが自分ではなく、他の仔と毎日楽しそうにお出かけしていくなんて!!

私だったらグレます(笑)

ユーザーさんの身を切られるような切なさが伝わってきますね。

引退した盲導犬が、必ずパピーウォーカーのおうちに帰って来るわけではないのですが、この仔はパピーウォーカーさんのおうちに帰ってきたのですね。

引退後は育った家庭でのんびり過ごしていくのでしょう。

盲導犬についてはいろいろな考え方があるかとは思いますが、現実に盲導犬を得て生活の幅が広がり、社会で活躍できる人もたくさんいますよね。

盲導犬とユーザーさんを温かい目で見てくださると、ボランティアをしている者として嬉しいです。

<追記 補足>

イッパイアッテナさんからのコメントで、動画のナレーションの中で「厳しい訓練」という表現が残念というご指摘をいただきました。

そうなんですよね。

「厳しい」の内容を具体的にアナウンスしていなくても、どうしても「厳しい」という言葉から犬が失敗したら叱責するとか、人によっては体罰を用いるのではないかと連想してしまいますよね。

盲導犬にはユーザーさんの安全を確保するために的確なお仕事が求められますが、それを犬に教えて確実に出来るようにするために、訓練士さんは犬が楽しんで学べるように訓練をしています。

訓練をストレスに感じる仔は、無理に盲導犬にせずキャリアチェンジして、その仔に合った道に進んで行くことになります。

厳しい訓練に耐える犬というよりは、盲導犬のお仕事を楽しめる犬が盲導犬になるという方が現実的です。

ナレーションの中でもっと丁寧な説明があると良かったと思いました。

この動画ではユーザーさんの喜びや、引退させるときの切なさが素直に表現されていて、盲導犬を家族以上に大切にしていることが実感として伝わります。

盲導犬はユーザーさんにとってどういったものなのか、多くの方に関心を持っていただけたら嬉しいです。

スポンサードリンク
PREV
犬にとって家は休む場所
NEXT
パピーウォーカー 第三話が始まるよ

イッパイアッテナ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. イッパイアッテナ より:

    盲導犬について、さまざまな誤解も多いですよね。
    仕事をしているのでストレスも多く、寿命が短いなどと思う人も多いと聞きます。
    今回、ご紹介いただいた映像の中にも「盲導犬は厳しい訓練に耐えられる犬でなければなりません」というナレーションがあり、そこだけは少し残念に思いました。
    盲導犬には確実な仕事が求めらますが、確実性を育むのは耐えねばならないような厳しい訓練ではないのですから。
    盲導犬訓練士の多和田悟氏は自著の中で「角・段差探しゲーム、障害物避けゲーム」を楽しめる犬ということをおっしゃています。
    こちらのblogにも「訓練というゲームを楽しむ」という表現があったように記憶しています。

    世の中には犬好きでない人も多くいますので、盲導犬の理解へのアプローチは「厳しい訓練を耐えて献身的に仕事をしている」というのもありなのかもしれませんね。

    かくいう私も犬に関する映像は大好きで、今回の映像以外にも、YouTubeの「盲導犬~奇跡の瞬間~ 」には何回も泣かされました。

    • gd.vol より:

      イッパイアッテナさん
      ナレーションが確かに、厳しい訓練という表現ですね。

      おっしゃるとおり盲導犬をアピールするのに
      厳しい訓練に耐え、難しい試験に合格した優秀な犬が、目の不自由な方に献身的に尽くす。
      みたいな方が、ドラマチックであまり関心の無い人にも、共感を得られやすいのでしょうか?

      作業の確実性と言う意味では、100%を求める厳しさかもしれませんが、犬が辛いと思う訓練ということではないので、その辺りの丁寧なナレーションがあるともっと良かったですね。

  2. この日記シェアさせてくださいね・・・。

    なんだかもう、自分で日記が書けないです。

    情けないです、またですよ・・・。(涙)

    • gd.vol より:

      イザベルマミーさん
      シェア、ありがとうございます。

      PWも犬とのお別れは寂しいですが、この仔は誰かを幸せにする仔だと思ってのさよならです。
      寂しくて辛くても、明日があるっていいですよね。

      ユーザーさんが盲導犬とお別れするときは、PWよりももっと辛いのではないかと想像しています。
      ユーザーさんの心に寄添えるPWになりたいと思いました。

関連記事

2018 ボランティアミーティング(勉強会&懇親会)に参加しました

3月4日、神奈川訓練センターで開催されたボランティアミーティングに参加しました。 毎年このミーティ

記事を読む

車に乗る子犬

ステイウォーカーとは?盲導犬パピーステイウォーカー宅へ1週間のお泊り

犬は人と一緒にどこにでも行けるわけではないので、どうしても「お留守番」という場面があります。 数時

記事を読む

富士ハーネス10周年記念イベント

10月30日に開催された富士ハーネスの10周年記念イベントに行ってみました。 会場に着くと、可愛い

記事を読む

CC犬イズモ

盲導犬キャリアチェンジ犬を迎えるには?条件と申請から譲渡まで

盲導犬の候補犬として生まれてきても、実際に盲導犬になるのは全体の3~4割と言われます。 盲導犬にな

記事を読む

芝生に伏せる犬

盲導犬受け入れ拒否への取り組み 日本盲導犬協会の場合

先日、日本盲導犬協会の会報「盲導犬くらぶ98号」が届きました。 ウェルシーの兄弟姉妹の中で、一番最

記事を読む

2016 ボランティア夏祭り 富士ハーネス

7月30日に富士ハーネスで開催されたボランティア夏祭りに参加しました。 最初に、中庭にてPR犬と訓

記事を読む

カートで委託式に向かう子犬

盲導犬育成ボランティア10周年!ウェルシー子もパピーウォーカーのもとへ委託されました

本日6月20日は、わが家の1頭目パピーのイズモの誕生日です。 10歳になりました。 おめでとー♪

記事を読む

盲導犬パピー

「愛情のバトン」盲導犬界の特殊な犬愛事情の心構え

*記事には広告が含まれていることがあります。 盲導犬の育成にはとても多くの人の手がかかっています。

記事を読む

盲導犬ユーザーとボランティアの方に送別会を開いていただきました

ウェルシーも、もうすぐ1歳の誕生日を迎えます。 1歳ということは・・・ そうです。

記事を読む

桜並木を散歩する犬

盲導犬は健気で立派だよね、でも寿命は短いんでしょ?世間一般の盲導犬のイメージ

先日、特に盲導犬に反対でもなく、積極的に賛成というわけでもない、盲導犬に対してはフラットな立場の女

記事を読む

麦茶を飲む犬
犬に麦茶は大丈夫?ダイエット中の犬の水分補給にベストかも

9月も中旬になりましたが、まだまだ暑いウェルシー地方です。 夏バテや

座る犬
すれ違うとき愛犬を抱っこする小型犬の飼い主にモヤっとする?

愛犬と散歩に行くと、すれ違うときに愛犬を抱っこする飼い主さんがいます

伏せる犬
簿記3級ネット試験を受験してみました

今回の記事は犬とは無関係なので、興味のある方だけお読みくださいね。

伏せる犬
シニア犬は夏に歳をとる?引退から2年尿漏れ再び!8歳の夏

ウェルシーは2023年の4月に3回目、最後の出産をして、その年の8月

散歩する犬
【体験談】酢を使った歯磨きの驚く効果!歯石が着かない!よだれ焼けも予防できる?

*記事には広告が含まれています。 ウェルシーは歯磨き(正確には歯ブラ

→もっと見る

  • follow us in feedly


    PAGE TOP ↑