犬のお散歩嫌いを克服したい

公開日: : 散歩

ウェルシーとのお散歩中に会った女性が、ウェルシーを見て

いいこに歩いているね~。

羨ましいわ。

と言いました。

女性は、子犬の頃にあまり外に出さなかったためか、愛犬がお散歩嫌いになってしまって苦痛だと言いました。

スリングに入っている子犬

散歩嫌いを克服したい

どうしたらお散歩が好きになってくれるかしら?

ということでしたが、その仔は6歳。

やはり、新しい環境に慣れていくのは子犬の方が早く、生後4か月くらいまでの間にほとんど外に出していない仔は、覚悟と根気が必要だと思います。

散歩嫌いの理由を知る

うちでお預かりしたパピーにも

お散歩に行きたくなーい。

という仔がいました。

やっとおうちに慣れて、おうちはいいところだと思ったのに、また知らないところに連れて行かれて、いろんな音やにおいがするし、自転車や人も通るし怖いよ~、不安だよ~。

という感じでした。

犬は人よりも耳も鼻もいいので、いろいろな刺激をたくさん受けてしまうので、知らない刺激を恐怖に感じてしまうのでしょうね。

人や他犬、車も少ない静かな環境からお散歩を始めました。

家の近くに良い場所が無ければ、抱っこや車などで移動してそういった場所まで連れて行ってあげるといいですね。

犬が外の環境に慣れるまでは「お散歩」にならなくてもいいのです。

地面に降ろして、しばらく一緒に居るだけ。

飼い主さんがおもちゃをピヨピヨ鳴らして、おもちゃを取りに来ることができたら褒めてあげる。

ボールを持って来る犬

少しずつ、外に慣れることが第一歩ですよね。

人との信頼関係を作っておく

わが家のお散歩が苦手だったパピーも、だんだん歩けるようになりましたが、途中で他犬に吠えられてパニックになったり、民家のドアがバタンと閉まる音でパニックになることもありました。

そんなときは「怖い」という気持ちで平常心を失っているので、まず犬を落ち着かせるようにしました。

人は慌てず、いつもと同じように穏やかに接してあげるといいようでした。

でも、普通に歩けるようになるまでに、時間はかかりました。

その仔が静かな住宅地の散歩から、国道やスーパーや駅周辺に行けるようになったのは生後7か月過ぎでした。

繊細な仔は、子犬でさえ時間がかかるので、成犬になっていれば年単位で時間がかかるかもしれない、という覚悟は必要かと思います。

やってみれば案外早く慣れる仔もいるかもしれませんけどね。

1、散歩は犬のペースで(飼い主のペースにしない)

犬とのお散歩は、行き先や歩くペースは犬任せにせず、人が決めて

人と一緒に楽しく歩く。

のが目標になりますが、お散歩が苦手な仔にそれを強要すると、頑固なお散歩嫌いになります。

外は楽しい。

と思ってもらえることが先決なので、犬が立ち止まってにおいを嗅いだり、いろいろな物を確認することを温かく見守っていきましょう。

下の写真は、風で飛ばされたヘルメット(不審物)を自ら確認するウェルシーです。

ヘルメットを確認する犬

犬自身が納得することで

怖いかも?

と思っていたことが

大丈夫!

と思えて自信がついてきます。

そして、少しずつ人と一緒に歩けているときを褒めていくようにします。

(ヘルメットはバイクのかごに戻しておいてあげました♪)

2.途中で立ち止まったり座り込んで動かない場合

基本的には、犬が歩き出すのを待ちます。

面倒だからと抱っこで連れて行ってしまうと

嫌って言えば、抱っこしてもらえる。

ということになるので避けたいのですが、歩かなくなる理由を考えることが大切です。

例えば、階段が怖いので立ち止まる場合は、だっこで昇り(降り)最後の数段を自分で歩かせると徐々に自分で昇降できるようになる仔もいます。

例えば、民家のドアがバタンと閉まったのが怖かったことを覚えていて、その場所に近づくと歩かなくなる。

という場合は、犬が怖がる場所を避けます。

人にとっては些細なことでも、犬にとってはものすごく怖いことなので、犬の気持ちを尊重してあげます。

その仔が安心して歩ける場所を何度も歩いて、自信がついてきたら行動範囲を広げていくようにします。

3.犬に楽しい時間を与えてあげる

お散歩が苦手な仔は「歩かせよう」と思わず、公園など安全な場所で一緒に遊んであげたり、今日のごはんは公園で食べようね。

というように、犬にとって楽しみが待っているようにしてあげるのもいいですね。

まとめのようなもの

今回は

お散歩に慣れていないので、外を不安に感じている。

という仔の対策を、私の経験の中から考えてみました。

お散歩を嫌がる理由を考えて「うちのこ」に合った方法を考えてあげて欲しいと思います。

どんなに小型犬であっても、犬にとってお散歩は大切です。

外の世界は楽しい。

飼い主さんと一緒にお出かけするのは楽しい。

と思えたほうが、その仔の犬生は何倍も幸せだと思うのです。

成犬になっていると時間がかかるかもしれませんが、少しずつ外に慣れて行けるように、飼い主さんが諦めないでほしいです。

(写真は全てウェルシーです)

スポンサードリンク
PREV
ラブラドールレトリバー2歳7か月 少しおとなになったかな?
NEXT
雨上がりの犬の散歩で気をつけたいこと

gd.vol へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. ケインママ より:

    犬はお散歩好きなものと思っていましたが、なかには苦手になってしまう子もいるのですね〜
    まずは、お散歩に出た先で楽しいこと、嬉しいことがあると徐々にわかってもらえるようにしたいですね。
    飼い主さんもワンコも、毎朝気持ちよくお散歩できるのは、お互いにとって幸せな1日のスタートになりますよね。

    • gd.vol より:

      ケインママさん
      お散歩デビュー当時から、外の世界に興味を示し、どんどん世界を広げて行ける仔や、不安を感じたり慎重になる仔がいて、子犬のうちから個性がありますね。
      何かの理由で、お散歩が嫌いになることもあるでしょうし、お散歩が苦手な理由はその仔によってさまざまだと思いますが、少しずつでもお散歩に行くと楽しいとわんこに伝えてあげたいですね。

関連記事

お散歩 呼ばれて笑顔のはずが・・・

西から梅雨に入ってきましたね。 わが家の周りでも紫陽花が咲いてきましたよ。 わが家の庭の

記事を読む

お散歩 上手に歩けている時を褒めてあげよう

雲場池と旧軽井沢銀座を散策しました。 こちら→犬連れ軽井沢 紅葉の雲場池と旧軽井沢銀座

記事を読む

犬が散歩で引っ張る理由と引っ張りを直すしつけ2つの方法

ウェルシーだよ♪ ママと一緒にお散歩に行ったよ。 この日は、家から歩いて30分くらいのところにあ

記事を読む

やんちゃなラブラドールレトリバーの子犬|お散歩デビューは遊びになっちゃった

わが家の家庭の事情により、シオンは現在ステイウォーカーさんのおうちで預かっていただいています。 預

記事を読む

枝をくわえる子犬

拾い食い対策で犬に出すコマンドは「NO」ではなく「OUT」

最近のウェルシーは、普段のお散歩での拾い食いは減ってきました。 お散歩コースはいくつかありますが、

記事を読む

見上げる犬

犬の散歩の適切な時間やコースは犬に任せてみよう

犬にとってちょうど良いお散歩の距離や時間はどのくらいかなあ? と思うことはありませんか? 訓練士さ

記事を読む

お散歩って楽しいかも

ツムギだよ~♪ お散歩っていうのに初めて行ってみたよ。 今まで抱っこで行っていたところを

記事を読む

散歩する子犬

子犬のお散歩の練習!慣れるまではじっくり楽しく体験させよう

あと1週間くらいで生後6か月になるウェルシーですが、まだまだお散歩は大変です。 少しずつ練習してい

記事を読む

うっすら雪が積もった日に雪に慣れていない犬とお散歩に行ったよ

ウェルシーだよ♪ 強い寒気が流れ込んだ2月の第2週の週末。 あたしのおうちの周りも、少し

記事を読む

引張りとか歩かないとかお散歩の悩みはいろいろあるけれど

ウェルシーと一緒に北本自然観察公園に行きました。 こちら→犬連れ北本自然観察公園 エドヒガンザ

記事を読む

座る犬
犬にアーモンドを食べさせても大丈夫?

おつまみやおやつにお手軽なアーモンド。 抗酸化作用を持つ栄養素を含ん

カーペットを気にする犬
シニア犬が滑らない床に!フローリングにサンゲツのタイルカーペトを敷いてみた

フローリングの床は、硬い、滑るなどで犬との相性が悪いですよね。 今回

ネモフィラと犬
ラブラドールレトリバーの子犬は破壊王!なのか?

*記事には広告が含まれていることがあります。 2025年1月現在、7

ドッグフードが気になる子犬
大型犬のドッグフード選びはここに注意

ドッグフードって、種類が多すぎて何を選んだらいいのか迷いますよね。

座る犬
歯ブラシが苦手な犬に綿棒と歯間ブラシを使ってみた

*記事には広告が含まれていることがあります。 ウェルシーはパピーの頃

→もっと見る

  • follow us in feedly


    PAGE TOP ↑