愛犬の健康寿命を延ばすには

公開日: : 健康管理

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ウェルシーの健康診断(血液検査・尿検査)に行ってきました。

ウェルシーは今月7歳になりますが、今のところ問題無しでした。

伏せる犬

やはり、できるだけ健康で長生きしてもらいたいです。

犬の健康寿命を延ばすコツを調べてみました。

犬の平均寿命は?

一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和2年(2019年)全国犬猫飼育実態調査」によると犬の平均寿命は14.44歳です。

大型犬よりも小型犬の方が長生きの傾向にありますが、全体として14~15歳と言えます。

平均寿命と健康寿命

厚生労働省による令和3年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は、男性81.47歳 女性87.57歳となっています。

一方で健康寿命の方は、令和元年時点で男性72.68歳 女性75.38歳となっています。

健康寿命というのは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを言います。

男性と女性で違いはありますが、健康寿命は平均寿命よりも10年前後短いことが分かります。

犬も獣医療の進歩や飼い主さんの意識の変化もあって、寿命は延びていますが健康寿命はあまり伸びていないのだそうです。

健康でいられるのは6~8年?

先天性の疾患がなく適正飼育をされている犬が病気を発症し、継続的な治療をしなければ死んでしまう状態になるのが6歳~8歳といわれ、飼育されている犬全体の約30%が、生後6年~8年で、闘病又は介護生活が始まっているのだそうです。

つまり犬の平均寿命14歳~15歳のうち半分の期間は、健康な状態ではないという犬が3割もいるということです。

寿命が延びているのは、適切な医療を受けることができる犬が増えてきたということで、それ自体は喜ばしいことですが、健康でいられる期間も長くあって欲しいですね。

お散歩や遊びなど、楽しい時間をできるだけ長く共有したいですよね。

愛犬の健康寿命を延ばすには

こうすれば絶対に健康寿命が延びるという、魔法のような方法はありません。

しかし、気を配っていくことで健康寿命を延ばす確率を上げることはできます。

1.年に1度は健康診断を受ける

犬は不調があっても言葉で伝えられません。

健康診断を受けることで、見た目だけでは分からない体の状態を知ることができます。

年に1度、高齢期になったら半年に1度の健康診断が推奨されています。

2.年齢や健康状態にあったフードを与える

ドッグフードは、子犬用、成犬用、シニア用と言うようにライフステージに合わせて種類があります。

また、給餌量で犬の健康管理をする「全年齢対応ドッグフード」もあり、選ぶのに迷いますよね。

「総合栄養食」あるいは「主食用」であれば、個人的にはどちらでもいいと思っています。

フードを食べる犬

人も年齢と共に、あっさりしたものが食べたくなるということもありますよね。

一方で、若い頃から食生活はあまり変わらないという人もいます。

ドッグフードも,、一定の年齢になったらシニア用に変えるということでもなく、健康診断の結果や、湿疹ができやすい、被毛がパサつくなど目に見える犬の状態の変化を見ながら、今の愛犬に合うフードを与えることが大切ですね。

3.食餌の量を管理する

どんなに愛犬に合うフードでも、多すぎたり少なすぎては健康に過ごせませんよね。

おやつを与えている人は、おやつの量にも気をつけていく必要があります。

4.適度な運動を毎日取り入れる

ウェルシーが6歳4か月で繁殖犬を引退してからは、予定がない限り毎日の散歩コースと散歩時間をウェルシーに任せています。

これがウェルシーには好評で、実に楽しそうに散歩に出かけ、川沿いの土手でクン活にいそしんだり、公園でボール遊びを楽しんだり、早く帰りたい日はさっさと帰路に着いたり、充実した散歩ライフを楽しんでいます。

散歩する犬

このやり方がどの仔にも合うというわけではないので、うちのこにちょうどいい運動量やお散歩を考えてあげてくださいね。

最近スマホのアプリで距離と時間を測っていますが、1回の散歩の距離は3~3.5㎞、散歩時間は75~90分ということが多いです。

これが、気温が上がり湿度も高くなる季節になると、時間も距離も伸びなくなってくると思われます。

当然、年齢と共に散歩量も減ってくると思いますが「今やりたいこと」を存分に楽しませてあげたいです。

5.なるべくストレスのかからない環境を用意する

どんなに気を付けてもストレスはゼロにはなりませんし、苦手なこともその仔によってそれぞれです。

それでもできる限り犬が落ち着いて過ごせるように、環境を整えてあげたいです。

6.犬も歯は大事

犬は虫歯にはなりにくく、歯周病になりやすいと言います。

歯周病が酷くなると歯を失うこともあり、やはり犬も歯磨きは大事です。

ウェルシーは歯磨きを嫌がるので、結局「ガーゼで拭く」から先へ進めず

パピーのうちにもっと頑張れば良かった。

と後悔しています。

毎日1回ガーゼで拭き、褒めながら少し歯ブラシを当てています。

できるだけ頑張っていきますね。

まとめのようなもの

愛犬の健康寿命を延ばす確率を上げるためには

  • 健康診断を受ける。
  • 適切なフードを与える。
  • 適度な運動をさせる。
  • ストレスをかけないようにする。
  • 歯の健康に努める

などのことが大切なことが分かりました。

なんだ、当たり前じゃん!

と思うかもしれませんが、私の周囲で長寿でその年齢なりに元気でお散歩にも出ている仔の飼い主さんは

犬と一緒に過ごす時間が比較的長くあり、犬の状態に気を配っている。

というところが共通しています。

適切なフードの内容や量も、適度な運動も、ストレスを感じることも、その仔によって違います。

愛犬の様子に気を配り、言葉を話せない愛犬の「心の声」を聴くようにすることが大切なのでしょうね。

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