散歩中にリードを噛み飼い主に飛びつく子犬が改善してきました

公開日: : 第三話 シオン, 犬育て

思えばシオンは、お散歩デビュー当時からお散歩が大変でした。

シオンは、リードを噛んだり靴ひもを噛んだりして、まともに歩いてくれませんでした。

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子犬が噛みつく飛びつく理由と対策

少しずつ距離を歩けるようになってきても、そばを走り抜ける自転車、雨戸の開け閉めの音、家の中から吠える犬の声、などちょっとした刺激にイラッとしてリードを噛んだり、人に飛びついたりしました。

関連記事→散歩中に突然スイッチが入ったように飛びついたり噛みつく子犬

シオンとのお散歩は、こちらが痛い目に合うので少し憂鬱でした。

理由

お散歩デビューしたての子犬は、外の世界に不安も好奇心もあると考えられます。

不安よりも好奇心が勝つ仔もいますが、シオンの場合は不安が強く様々な刺激に敏感で、不安や恐怖心からパニックになるのだと考えられます。

そして、そばにいるリードを持つ人へ飛びつき噛みつき、あるいは自分の目の前のリードを噛むという行動が八つ当たりのように出るのだと思います。

シオンはなかなか外の世界を楽しいと思えず、人にとっては何がストレスの原因なのかわからず、模索の日々が続きました。

対策

  • どんな歩き方でも構わないので、リードを着けて外を歩くことに慣れてもらう。
  • なるべく刺激が少ない静かな道を選ぶ。
  • 人や自転車が走っても、物音が聞こえても、怖いことは何も起こらないと体験学習してもらう。
  • リード噛み、飛びつき噛みの発作を起こした時は、何事も無いように普通に歩く。
  • 自力で落ち着けない激しい時は、抱っこして気分を換えて落ち着かせる。
  • 発作が起きても叱らない。
  • 落ち着いて歩いている時を褒める。

発作が起きた時に叱らなかったのは、パニック状態になっている時に叱っても理解できず、改善が見込めなかったからです。

少しずつステップアップ

日々、同じようなコースを忍耐強く歩き続け、生後6か月を過ぎた夏頃から、だんだん楽しくお散歩に行けるようになってきました。

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踏み切りを渡ったり、交通量の多い国道や駅に行ってみることもあります。

静かな住宅地からステップアップ。

時間をかけて、やっとここまで成長したんですよね~。

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安全な道ではちょっと走ってみることもあります。

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家に帰ったらコテっと寝ます。

お散歩は楽しくて満足できたみたいですね。

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いいときも悪いときもあるが

パピーの成長は順調な時ばかりではなく、退行現象を起こすこともあり、生後8か月を過ぎた10月に入って、またリードカミカミが始まってしまいました。

しかし

最近は小康状態みたいで、再びお散歩もいい感じになってきました。

同じ刺激であっても、リードカミカミをしない時期が続いたり、急にするようになったり・・・。

何がきっかけでそうなるのか、シオンなりに理由はあるのかもしれませんが、私達にはわかりません。

大波小波が寄せて引いていくようにおとなになっていくタイプなのかな?

シオン

頑張っているものね。

ゆっくりおとなになればいいよ♪

まとめのようなもの

お散歩デビューから短期間で、外は楽しいと思ってくれる仔もいれば、新しい環境や刺激を受け入れていくのが苦手な仔もいます。

飛びついたり、噛みついたりされると人も辛いですが、犬は不安や怖いと思う気持ちでもっと辛いはずです。

同じルートを何度も歩いたり、刺激に少しずつ慣れてもらうようにして、徐々に賑やかな場所にも行くようにしました。

だいぶ落ち着いて歩けるようになってきましたが、パニック症状が出ることもあります。

刺激のレベルを上げたり下げたりしながら、頑張っている犬の気持ちを褒めていきますね。

人と一緒にいるから平気、怖くないよね。

と伝えていこうと思っています。

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Comment

  1. オプト♪のPWです より:

    ほんとに…そうですね*ゆっくりおとなになればいいよ♪って想います(*˘︶˘人)

    私たちPWの一番の任務は『いぬにひとと一緒にいるって幸せ♡』と想ってもらう事かなぁ と私はかなり大雑把に捉えていまして…*˙︶˙*
    訓練士さんにバトンタッチするまで*心も身体も元気に大きくなってくれたら…もうそれだけで良いのかなぁ なんてすご〜くゆるゆるな私です。

    けれども*お陰さまで我が家は大所帯なのでもう少しビシッとした考えの者もおりまして…*Ü* 我が家に来るいぬたちは賢くなっているのかと思っています〜

    • gd.vol より:

      オプト♪のPWさん
      その仔なりの成長のペースがありますものね。
      シオンなりに進歩しているところを褒めてあげたいです。

      パピーウォーカーをやって良かったことのひとつが、犬を威圧して服従させるのではなく、犬に「人と一緒に暮らすことは幸せ♡」と思ってもらうように育てるという育犬法を知ることができたことです。

      人と一緒にいることが幸せと思ってくれると、成長と共に犬の方から人の心に寄添ってくれるようになると感じます。

      わが家にも鬼パピがいますけどね(笑)

  2. miko より:

    シオンくんのお散歩で笑顔が出てきて楽しんでくれるようになったのはママさんパパさんの地道な努力もあり、シオンくんの受け入れやすい方法を選択してたおかげですね〜。
    楽しんでるシオンくんの笑顔が眩しいです。
    ライリーもお散歩当初は苦労しました。
    刺激や感触を受け入れるのが時間のかかる子だったので訓練士さんから刺激の多い場所へ連れ出してあげてくださいねって言われてました。
    なので小さい頃から車で遠出したのも今ではいい思い出になってます^^
    人と一緒にいることが楽しい、どんな時でも場所でも人がいれば落ち着けるんだよっていうのが伝わるとまた一段とお散歩も楽しくなりますね〜^^

    • gd.vol より:

      mikoさん
      「刺激や感触を受け入れるのに時間がかかる仔」
      シオンと同じですね(程度はわかりませんが・・・)

      シオンは刺激や感触を受けたときに、パニックになりこちらが大変なので、なかなか刺激の多いところに行けませんでした。
      まだ、人と一緒ならどんな時でもどんな場所でも落ち着けるんだよ。
      とシオンにわかってもらえてはいません。
      でもシオンなりに成長しているので、一緒に頑張っていこうと思っています。
      わんこと一緒に楽しくお散歩をしたいですからね~。

  3. サナ父ちゃん より:

    少しずつ、「刺激」に触れる機会を増やしていってもいーかもですよ♪

    歯を当てることはあっても、噛まなくなった…

    学習して、最善な行動は何か?
    最善なモノをまだ選択することは難しいかもですが、自分で考えて判断してますよね♪

    いろんな経験を、自分なりに受け止められるようになってくるのでは?
    いい感じで大人になってくれるのでは?

    何か、そんな気もします…。

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      そうですね。
      刺激に触れる機会を増やしていこうと思います。
      バイクやトラックの音など苦手なのですが、だんだん過剰な反応をしなくなってきていますしね。
      シオンと一緒に頑張っていきますね。

  4. よーぶー より:

    今更で、しかもいきなりのコメント失礼致します。
    我が家に4か月のゴールデンドゥードゥル(女の子)がいるのですが、最近の散歩中の狂ったような行動に困り果て、いろいろと検索したら模索したりしているうちに、こちらにたどり着きました。
    まさに以前のシオンちゃんとまったく同じ状況です。

    それが原因で、今朝も夫婦喧嘩にまで至りそうになり(笑)、密かに落ち込んでいたところなので、こちらで拝読した内容に少し励まされました。ありがとうございます!

    まだまだ楽しい散歩ができる歳とは思っていませんが、辛抱強く同じルートを歩いてみようと思います。服も引きちぎられ、手や腕も痛々しい傷だらけですが…😅

    • gd.vol より:

      よーぶーさん
      コメントありがとうございます。

      私たちはパピーウォーカーとして4頭の子犬を育てましたが、シオンが一番大変でした。
      人から見るとちょっとしたことに緊張してしまうので、盲導犬には向きませんでしたが、新たな家族に出会い家庭犬として幸せに過ごしています。
      お散歩も楽しく歩いているそうです。

      ゴ-ルデンドゥードゥルちゃん、おうちに慣れてきて
      お家はいいところだなあ♪
      と思ったら、お散歩という新しい環境も始まって、今は心がいっぱいいっぱいになっているのかもしれませんね。
      飛びついたり噛みついたりするのは犬自身が辛いからで、反抗的なわけではありません。
      わんちゃんのペースで、のんびりやっていきましょう。
      最初から上手に歩ける仔ばかりではありませんものね。

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