生後9か月のシオンへ
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第三話 シオン
11月1日でシオンは生後9か月齢になりました。
体重は25㎏になりました。
ここまで見てきて感じるシオンの性格は
好奇心や冒険心が強く、物怖じせず新しいものに興味津々なので、石橋を叩きもせず勢いで渡ります。
楽しかったり、何でもない場合にはわ~い!で終わるので、問題ありません。
しかし渡ってしまってから、そこで受けた刺激が怖かったり強かったりすると
びっくりしたよ~!
怖かったよ~!
とパニックになる怖がりなところもあります。
ここは委託当初から変わりません。
ただ、経験値が増えてきているので、パニックになることは少なくなりましたし、平常心に戻るのも早くなりました。
いつかシオンのことを「ひとりドラえもん」と書きました。
こちら→生後7か月のシオンへ
その中で、最近はジャイアンの部分が薄くなってきたように感じます。
家に来た頃は、優位性が強く自己主張が強くて「オレ様」な印象でしたが、だいぶ聞きわけがいい仔になってきました。
シオンの中からジャイアンが消えたのではなく
自分~!
自分~!
と言っていたら、楽しく暮らしていけないことに気付いたのだと思います。
シオンのようなタイプの仔には、多分人がしっかりリーダーシップをとることが必要なんだと思います。
しかし、のび太のように気弱な部分もある仔なので、威圧的な態度や力で屈服させるような方法は馴染みません。
シオンはどこまで許されるのか人を試してきますから、ここからは「NO」という一線を決めて、ブレない対応が大切になってきます。
誰でもいつでも同じ対応。
これはとても難しく、二人で話し合い試行錯誤しながら日々を過ごしてきました。
もちろん、人の言い分ばかり通そうとしては犬だって辛くなりますから、犬の言い分も聞いてあげます。
言い分を聞く
と
言いなりになる
は違うので、人にとってはそこが頭の使いどころになっています。
シオンは名前への反応が良く、集中力もあり、コマンドがよく入ります。
そこが良いところなので、伸ばしてあげられたらいいなと思っています。
これからも楽しい時間の中で、引き続きいろいろな体験をさせてあげたいと思います。
シオン
毎日の生活が楽しくなってきたよね。
最近の悩みは、兄弟犬への執着が強くなってきたこと。
レクチャーで兄弟姉妹に会うと、絡みたくてヒーヒー言うんですよね。
待ち時間などに興奮で吠えるので、どうしたら頭を冷やせるのかなあ~?
とお悩み中です。
お散歩中の他犬は、まあまあ無難にやり過ごせるんですけどね。
関連記事→生後8か月のシオンへ
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Comment
シオン君も9ヵ月なんですね…
早い…
面構えも男子らしく、精悍になったように思います。
でもまだ9ヵ月。
お子ちゃまなところがあってもまだまだ大丈夫かなぁ、と。
さくまつりにはたくさんの現役盲導犬がいましたが、みんな他のワンコとすれ違えばきちんとごあいさつしてましたし(笑)、サナの妹、ソニアは思い出してくれたのか、カミさんの肩にひょい!と前足載っけて、顔ペロペロして、当事の訓練士さんに怒られたりしてました(笑)。
直らないところは多分、どの仔にもあるんでしょうね。
パピーウォーカーの役割って、ついいろいろ矯正に力を入れてしまいがちなんですが、人と一緒にいることが楽しいんだよ、って伝えることを忘れないようにしたいですよね。
サナ父ちゃんさん
ようやく、パパを噛まない自信とか、外はいろいろなことがあるけど、過剰に怖がる必要はないんだなということがわかってきて、自分に自信がついてきたみたいです。
顔も穏やかだったり、安定した表情が増えてきました。
パピーウォーカーは、パピーに
人と一緒にいると楽しいということ。
そして、自分を取り巻く世界は楽しいんだよとパピーに伝えること。
そこが最重要ですよね。
あっという間に9か月齢になりましたが、シオンとの毎日をたくさん楽しんでいきますね。