新型コロナウィルスは犬にも感染するの?予防するには?
公開日:
:
健康管理
中国の武漢で発症した新型コロナウィルスですが、当初はそんなに心配しなくても大丈夫というようなことでした。
しかし、ウィルスは世界中に広がり、この記事を書いている2020年4月現在で世界で100万人以上の感染者を出し、5万人以上の方が亡くなっています。
犬にも感染するの?予防法は?
人への感染はもちろんですが、わんこの飼い主さんは犬への感染も気になるのではないでしょうか?
調べてみました。
犬と人、毎日濃厚接触ですものね(笑)
新型コロナウィルスについて
アメリカのCNNニュースでは
新型コロナウィルス(2019-nCoV)の遺伝子配列について解析したところ、このウィルスがヘビから来た可能性がある。
武漢の海産物市場ではヘビも売られていることから、コウモリからヘビに感染した新型コロナウィルスが人へと感染し、流行が広がった可能性が高い。
と伝えています。
今回の感染は、武漢の海産物市場で
コウモリ→ヘビ→人
と感染した可能性が強いということです。
動物から人への感染ということは、逆(人→動物)も有り得るのではないかと思ってしまいますね。
犬への感染は
犬には「犬コロナウィルス感染症」という病気があります。
症状は軽い下痢や食欲の低下、嘔吐などが現れることがありますが、成犬の場合は症状が出ないことも多いということです。
予防のためには、混合ワクチン接種が有効です。
これと今回の新型コロナウィルスは別物なので、勘違いしないようにしましょう。
毎日新聞では、ベルギーで飼い主の女性からペットの猫に感染が確認されたことを伝えています。
今のところ、世界で人からペットに感染したことが確認されているのは、この猫の例と香港で犬2頭が感染した事例だけで、犬の事例では症状は確認されなかったということです。
ベルギー当局は「証拠が無い」と否定し、ブリュッセル・タイム紙も「動物から人へ感染するリスクは極めて低い」とする専門家のコメントを伝えています。
今のところ症例は少ないようで、良く分かっていないようですね。
ただ、犬が新型コロナウィルスに感染する確率はゼロではないかもしれない。
と頭に置いておいた方がいいのかもしれませんね。
予防法は?
1.飼い主が感染しないこと
予防法自体は、通常の風邪やインフルエンザと同じです。
通常の風邪は、感染しても大事に至らないことが多いので見過ごしてしまいがちですが、このウィルスは何しろ新型!
- 感染すれば発症する確率が高く、発症すれば重症になる人も多くいて、亡くなる人も多くいる。
- 感染して気付かないうちに他の人に移してしまうこともある。
そこが怖いところなので、感染の予防に努めましょうね。
2.散歩中の食糞に注意する
これは、今回の「新型コロナウィルス」とは別物の「犬コロナウィルス感染症」における感染経路として、ウィルスに感染している他犬などの糞を食べてしまうことで、ウィルスが移ってしまうことが分かっています。
動物間でのウィルスの感染は、多くの場合このような経路になることが多いので、気を付けるに越したことはありません。
3、飼育環境を清潔に
犬の居住スペースも人と同様に衛生状態に気を付けていきましょう。
まとめのようなもの
多くの地域で外出の制限が要請されたり、学校がお休みになったりしています。
私自身も、食料品や日用品の買い物とウェルシーの散歩くらいしか家を出ていない状況ですが、夫は仕事で人に会う必要もあるので本当に心配しています。
まだまだ、予断を許さない状況です。
できる限りの予防を徹底していきます。
犬への感染は、まだ分からないというところだと思います。
しかし、感染の可能性はあるかもしれないと考え、用心するに越したことはありません。
犬は飼い主さんの手や顔を舐めることが多いので、できるだけ舐めさせないようにしたり、人が衛生に気を付けることが必要ですね。
お散歩のときの食糞も気を付けていきましょうね。
【おまけ】
今年の桜(ソメイヨシノ)
ウェルシー地方では、例年より2週間くらい早い開花でした。
開花中に雪も降り、強風の日もありましたが、持ちこたえています。
いよいよ桜吹雪になってきましたが、雪や強風に耐え、頑張る桜に元気をもらえます。
来年はみんな笑顔でお花見ができますように♪
関連記事
-
-
ラブラドールレトリバー13歳!元気の秘密は?
*記事には広告が含まれています。 最近、盲導犬繁殖犬を引退した大先輩ヒラリちゃん13歳と、ちょい先
-
-
シャンプー後の体拭きとドライヤーがおとなしくできるようになったよ
ウェルシーはシャンプーは大丈夫なのですが、身体を拭くのが苦手でした。 タオルと格闘になってしま
-
-
犬のフリーズドライフードはメリットだらけ?危険性も理解して与えよう
フリーズドライの技術を使ったドッグフードやおやつが人気があるそうですね。 日本盲導犬協会のボランテ
-
-
犬の足腰が弱くなる原因と足腰の鍛え方
この記事を書いている2020年8月は、ウェルシーは3歳4か月です。 子犬から成犬になりましたが、
-
-
夏だけじゃない!冬も犬の脱水症に注意しよう
*記事には広告が含まれていることがあります。 犬の脱水症というと、暑い時期に起こりがちだと思ってし
-
-
犬の金属アレルギーの原因・治療・予防法
知り合いのラブラドゥードゥルちゃんは、首の周りの毛が赤っぽくなっていました。 毛だけではなく、皮膚
-
-
冬に気を付けたい犬の泌尿器系の病気|予防法とチェックポイント
先日、協会スタッフさんとお話しする機会がありました。 冬は膀胱炎になりやすいんですよ。 水を飲む量
-
-
命に係わるかも!犬の急性膵炎の原因と症状!犬からのサインを見逃すな!
私たちの2頭目パピーのツムギは、キャリアチェンジになり家庭犬として幸せに暮らしています。 ツムギ母
-
-
犬の下痢は兆候があったらふやかしフードを与えて様子を見よう
少し前の話になりますが、8月29日の夜12時近く、ウェルシーはケージの中でツーをしてしまいました。
Comment
当初は新型コロナウィルスがこんなにも早く世界中に蔓延するとは思っていませんでした。
完全に人との接触を絶って予防するのは難しいような気がするので、できる予防措置はした上で、人も犬も免疫力を高める健康的な生活を送っていくしかないのかなぁ。。。
来年はゆっくりワンコと一緒に桜を楽しめるような平和な春を迎えたいものですね。
ケインママさん
私もこんなに早く世界中に広がってしまうとは思いませんでした。
私も、健康的な生活を心掛け、できるだけの予防は心がけていきます。