テンションが高めの子犬を落ち着かせるには|3回目の家庭訪問

公開日: : 第四話 ウェルシー

3回目の家庭訪問がありました。

ウェルシーは嬉しくても興奮し、不安や怖いときもパニックという形の興奮状態になり、体への刺激にもテンションが上がります。

テンションが高めな子犬への接し方

私達が感じる今のところのウェルシーの課題は

  • 興奮しやすい
  • 階段の昇降が苦手
  • ワンツーベルトの練習

です。

興奮しやすい

チャイムが鳴り、玄関を開けると大好きな訓練士さんの姿。

ウェルシーさん、嬉しさ爆発。

飛びつく飛びつく、口も出る。

大騒ぎでした。

訓練士さんは、噛まれないように胸の辺りで手を小さくまとめて、飛びつかれそうになると後ろを向いたりして、やり過ごしました。

しばらくするとウェルシーは落ち着きましたが、やはり訓練士さんがかまってくれると嬉しいスイッチが入ってしまうので、一人お祭り騒ぎになりました。

これは、他人に触れ合ってもらうときもそうなので、どうしたら穏やかに人と触れ合えるだろうかと思っていました。

すぐに解決になるわけではないのですが

毎日の生活の中で、座っていられる時間を5秒・6秒・7秒・10秒というように少しずつ伸ばして、落ち着いていられる時間を増やすところから練習してみましょう。

というご指導でした。

嬉しさで興奮する犬には「無視」が効果的ですが、犬をかまいたいと思って近づいて来る他人に「無視」をお願いするのは難しいところが課題になりそうです。

階段の昇降

前回のレクチャーのときから少しずつ家でも練習しているので、その時よりはうまく昇り降りできるようになっていました。

のぼりは(怖いと感じることによる興奮から)早足になってしまうので、今のところは人が1段おきにのぼる。

ウェルシーの早さに人が合せているのですが

人と一緒にのぼれたよね。

という形を作ってあげて褒める。

そうして自信を持たせていき、少しずつ人のペースに合せていくように練習していく。

というご指導でした。

ワンツーベルトの練習

ワンツーベルトを使った排泄はできるのですが、袋が着いたベルトを着けるときに暴れて大変。

ということをお話ししました。

ウェルシーはお腹周りやお尻を触られるのが嫌なのですが、おもちゃを持たせるとそれほど気にせずに着けられたり、落ち着いているときは顔周りを撫でてあげると、ベルトが着けられることがわかりました。

なので、慣れるまではベルトを着けるのは二人いるときにして、一人がおもちゃを持たせるか、顔を触ってあげて、もう一人がワンツーベルトを着けるようにして練習することになりました。

散歩に行くときに排泄に誘いましたが、ワンは出ましたが、ツーは

出ません。

と言いました。

日頃のツーの時間より早かったので、ウェルシーは「出ない」と言いましたが、多分散歩に行けば出ると思いました。

なので、訓練士さんに

「ツーしたくないです」と言うときでも、散歩に行くと出たりするので「ここでしようね」と決めてある場所があります。

そこでさせてもいいですか?

と聞くと

では、そこでワンツーベルトを使ってさせてみましょう。

と言いました。

まだ家の中だけで、外での排泄のときにワンツーベルトを使ったことは無かったので

ハードルが高いかも~!

と思いましたが、挑戦してみました。

その場所まで歩いて、訓練士さんが頭や顔を触って撫でている間に私がワンツーベルトを着けて

ワンツーワンツー・・・。

とコールをすると上手にツーをしてくれました。

ウェルシー、初めてなのにすごいじゃ~ん!

Good♪

感想

ウェルシーはコマンドがよく入りますし、どうすればいいのか考える力もあります。

しかし、訓練士さんがどんどんコマンドを出すと最初は一生懸命にやっているのですが、だんだんイライラしてブチ切れることがわかりました。

そしてこの日、訓練士さんに対して「シオンになったウェルシー」を見ました。

(写真は散歩中にストレスを感じて飛びつき、リードや手や服に噛みつくシオンです)

この日のウェルシーは、大好きな訓練士さんが遊んでくれると感じて、楽しくコマンドに従っていましたが、次第に

え~!

またsitぉ~?

まだやるのぉ~?

さっきもやったじゃん!

またあ~!!

もうやだ!!

キー!!

となりました。

う~~~~~~ん。

キャパが小さいなあ・・・。

まとめのようなもの

ウェルシーは通常のコマンドはよく入りますし、人の話もちゃんと聞けるのですが、頑張りすぎるとストレスになるのかもしれないですね。

ポジティブにせよ、ネガティブにせよテンションが高くなるのは、まだうまく感情をコントロールできないのでしょう。

今はウェルシーが落ち着けるように、人が誘導してあげることが必要です。

この先ウェルシーの心の幅がどこまで広がるのか、その伸びしろをウェルシーがどこまで持っているかということが鍵になりそうです。

ウェルシーが進む道は、ウェルシーが訓練士さんと相談して決めることなので、人に可愛がってもらえるような可愛いわんこに育てていこうと思います。

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Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    まぁ、まだお預かりして半年のワンコですからね…

    仕方ないところがあって当然ですので、ゆっくりひとつずつ無理なく対応していければいいのかなぁ、と思います。

    生後半年?くらいで人に指示出されてきちんと応えられるものが多いなんて、ウェルシーちゃん凄いと思います♪

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      できないことがだんだんできるようになったり、落ち着きがでてくるなど、これからの成長を楽しみにしていますね。

      車の運転で、街中の信号の多い道を想像してくださいね。
      赤信号で止まる。
      青になったら安全を確認して走り出しますよね。
      ルールを教えて理解すれば、それができない人っていませんよね?

      青信号が多いとイライラしませんが、交差点に行くたびに赤信号ばっかり~!!
      だとイライラする人っていますよね?
      ウェルシーって、それが強いタイプなんじゃないかと思いました。
      こういうのって、経験していくことでイライラしなくなっていくものなのでしょうか?
      ウェルシーのキャパがどこまであるんだろうな~?
      と感じた家庭訪問の日でした。

  2. ツムギ母 より:

    『シオンになったウェルシー』
    失礼ながら、文章を読んでいて私も思いました!『誰かに似てるぅ〜、シオピーだ!』笑。
    何でも完璧に出来たら良いのでしょうが、そんな子居たら不思議ですよね〜。ウェルシーさんが心地よい範囲でゆっくりと♡
    初挑戦のお外でのワンツーベルト、ウェルシーさん頑張りましたね(^^) good♪good♪

    • gd.vol より:

      ツムギ母さん
      訓練士さんのお話では、わんこは自分がどうしていいか分からなくなったときに
      ①吠える
      ②飛びついたり噛みついたりする
      ③固まる
      などの表現をすることが多いのだそうです。
      で、シオンとウェルシーは②が多いのだと思います。
      シオンの方が反応は過剰でしたが、だんだん
      人を頼ればいいのだ。
      と思えるようになり、人の側にいて過剰な反応をしなくなりました。
      ウェルシーも経験値を積みながら、心の幅が広がってくれたらいいなと思います。

      外でのワンツーベルトは、頑張ってくれました。
      ベルトを着けるのに慣れてくれるように、慌てずゆっくり練習していきますね。

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