1頭の犬が人の心を繋いでいくんだね パピーウォーカーの喜び
公開日:
:
第四話 ウェルシー, パピーウォーカーの気持ちとか
ウェルシーの父犬のユオン君と、母犬のココアちゃんの繁殖犬ウォーカーさん宛てに、ウェルシーの委託直後から入所までの写真を選んで、24枚ほど送らせていただきました。
そして、ユオン君のご家族からお礼のお手紙と、ココアちゃんのご家族からお礼のメールをいただきました。
お蔭様でとても楽しいパピーウォーキングになり、ご縁に感謝です。
ココアちゃんがお腹の中で大切に育て、一生懸命産んでくれたウェルシーは、6頭兄弟姉妹の2番目の仔として生まれ、紅一点でした。
犬と人間は違うのかもしれませんが、人間の感覚では
男の子の中で育った女の子だよなあ・・・。
という感じの仔でした。
一度、ウッディーPWさんにお声掛けいただいて公園で遊んだことがありましたが、おもちゃを投げてあげるとウッディーが先に追いついても
あたしのよ!
と睨みを効かせるウェルシー。
おもちゃを譲ってくれる優しい弟、ウッディーでした。
男の子の中で育ち、男の子より強気に育つ女の子。
そんな感じで(完全に擬人化 笑)委託前に兄弟で一緒に過ごしている間は、みんなを仕切っていたのではないかと想像してしまいます。
W-15胎の父犬と母犬、どちらの繁殖犬ウォーカーさんも、ときどきパピーレクチャーを見学に来てくださいました。
写真は、ワンツーベルトの使い方のデモ犬を務めるココアちゃんと
Heelの教え方のデモ犬を務めるユオン君です。
どちらの繁殖犬ウォーカーさんも、子犬たちの成長を楽しみにしてくださり、いつも温かい目で見守ってくださいました。
ウェルシーは女の子のためか、見た目はおかあさんそっくりでした。
性格は、感度の高いところはおかあさん似で、明るくてポジティブなところはおとうさん似のように思います。
怖がりのくせに、ちょっとやそっとでへこたれないパワーもあり、すくすくと育ってくれました。
W-15胎が入所してもうすぐ3週間が経ちます。
寂しさもありますし
どうしているのかな?
と思う気持ちもありますが、わが家でできる限りの思い出を持たせてあげられたと思っているので、たすきを繋いだ後は、次の走者である訓練士さんに頑張っていただきます♪
ユオン君とココアちゃんのご家族には、ウェルシーがわが家で楽しい子犬時代を過ごし、ウェルシーのお蔭で私たち家族も楽しい時間を過ごしたことを、写真を通じてお伝えできたと思います。
私たちもまた、ユオン君とココアちゃんのご家族と一緒に、ウェルシーと兄弟たちを応援していく時間に入りました。
こうやって、1頭の犬がたくさんの人の心を繋いでいってくれるんですよね。
パピーとのお別れの感じ方は人それぞれですが、私の場合は寂しさはありますが悲しくはありません。
育てたパピーが次はどんな人を幸せにしてくれるのかな?
と思うと楽しみでもあり、できればこの先も新しいご縁が繋がるといいなと思ったりします。
犬を通して親戚が増えていくような不思議なこの感覚は、自分の犬では味わえない感覚かもしれませんね。
ウェルシー
今日も楽しく過ごしてね。
大好きだよ。
ずっと応援しているからね♪
- PREV
- 入所から10日 前向き 今を生きる犬
- NEXT
- ふるさと納税で殺処分ゼロに協力できます
関連記事
-
-
ボールの持ってこい遊びにもマイブームがあるらしい?
お昼寝から目覚めたウェルシーに寝起きの排泄をさせると ねえねえママちゃん、遊びましょう。 と誘っ
-
-
パピーウォーカーをやって良かったことのひとつは褒める経験を積めること
今年のシオン地方は、暖かく穏やかな年末年始になりました。 暖かな時間にお散歩に行ってみました。
-
-
お姫様ベッド?で日向ぼっこする犬
2月も半ばを過ぎ、外は寒くても日差しが力強くなってきました。 晴れると窓際はポカポカです。
-
-
犬に氷をあげても大丈夫だよ!氷の与え方と注意点
暑い夏は、人もかき氷など冷たいものを食べたくなりますね。 犬も暑い時期は冷たいもので内側から体を冷
-
-
ワンツーベルトを嫌がるのもかまってちゃん?
ある日、お散歩の前にウェルシーを排泄に誘いました。 ウェルシー、お散歩に行くよ。 ワンツ
-
-
かまってアピールをする犬は思い切りかまってあげよう
かまってほしいとアピールしてくる犬を、忙しいときにはしつこい、うざい、と思ってしまうかもしれませんが
-
-
子犬の社会化 いろいろな足裏感触に慣れていこうね
ウェルシーとお散歩に行きました。 最近、拾い食いがだいぶ減ってきました。 なかなかゼロと
-
-
子犬のお散歩の練習!慣れるまではじっくり楽しく体験させよう
あと1週間くらいで生後6か月になるウェルシーですが、まだまだお散歩は大変です。 少しずつ練習してい
-
-
【パピーウォーカー実践日記まとめ】子犬の委託から涙のお別れまで
パピーウォーカーの約1年間の流れをまとめ記事にしてみました。 気になる記事を選んで読んでいただけた
-
-
パピーウォーカー初心者 慎重で繊細な仔がやってきた
ポチたまの密着取材「盲導犬ストーリ シーズン3」の取材が入っているA-17胎の、アーガス君のパピーウ
Comment
ウェルシーちゃん、笑顔の写真が多かったと思います。
それだけ人に心を開いているのでしょう。
きっと、この先の訓練でもいい方向にウェルシーちゃんが新しい事を受け止めてくれそうですよね。
本当にこれからのウェルシーちゃんが楽しみです♪
それから、ワンコ達って人を吸い寄せて繋がりを作ってくれますよね…
そういう意味で、本当にワンコ達には感謝です♪
サナ父ちゃんさん
ウェルシーはカメラを向けると横を向いてしまうので、写真は正面のものが少なかったです。
人に期待している時の「えへへ」な顔とか、遊んでいるときの嬉しそうな顔とか、何枚かは撮れたと思います。
家庭犬でもお散歩に出れば、ご近所さんが声をかけてくださったり、人との触れ合いが増えますね。
パピーウォーカーをやると、さらに父犬母犬、兄弟犬たちのボランティアさん、協会のイベントなどに行くと誰と誰がいとこで、誰は誰の孫だね、などと広がりが増えますね。
本当にわんこたちには感謝ですね♪