興奮しやすい犬の生活としつけの工夫
公開日:
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繁殖犬~引退後のウェルシー, 社会化
ウェルシーだよ♪
あたしは人が大好き。
初対面の人でもあたしを見てくれると
わ~い!
って嬉しくなって、その人が触ってくれたりすると嬉しすぎて飛びついちゃったりしちゃうんだよね。
人が大好きなのは「いいこと」だけど、人への接し方はそれじゃダメなんだって。
今は嬉しい興奮をコントロールする練習中だよ。
人への興奮対策中
あたしの場合は、人への興奮が上がりすぎるのが課題なの。
仮に5段階で低い方が「1」だとしたら、多分瞬間では「5」を振り切っちゃうだろうな。
高すぎる興奮というのは、例えば嬉しかったり、びっくりしたり、様々な原因で
- 人に飛びつく
- 走り回る
- 激しく吠える
- 人や犬に会うと突進する
などがあるよ。
当てはまる仔はいるかな?
あたしの課題は「1」軽度だけど「2」もあるよ。
一方
- 人に駆け寄る(飛びつかないか、ふわっと足をかける程度)
- 少し走る(自分で、あるいは飼い主さんの指示でやめられる)
- 少し吠える(2~3回吠えても収まる)
- 人や犬に会うと尻尾をブンブン振る、身体をクネクネさせる
この程度の興奮は、様子を見ていて大丈夫だよ。
犬だって気持ちを表現するわけだから「興奮すること」自体が悪いことではないものね。
高すぎる興奮は、他の人の迷惑になったり、飼い主さんが怪我をしたり、犬自身の身体や心に負担がかかったりするので、対処が必要なんだよね。
関心を示さなければスルーできる
パパとママとお散歩に行ったよ。
この日のお散歩は、住宅地と周囲に点在する雑木林だよ。
近くに民家もあるのに山の中みたい。
車がたくさん通る大きな道は避けて、静かな環境を歩いたの。
あたしがくんくんしていたとき、おじちゃんに声をかけられたけど、あたしはおじちゃんをチラっと見て
今、ここのにおいを嗅いでいるから忙しいのよ。
って言ったの。
パパとママがおじちゃんとちょっとお話していたけど、おじちゃんはあたしが自分に無関心だと思ったらしく
じゃあね。
って行っちゃった。
民家にトトロの木♪
興奮させそうな人を避ける
少し歩いたら、おばちゃんがニコニコしながら寄ってきたよ。
そのときはママがリードを持っていて、ママはさりげなくあたしに
Come
って言って、ヒールポジションにあたしをつけて
Wait
って言った。
ママったら警戒心ガンガンで、あたしのリードをすごく短く持った。
短く持ったけど、リードが張らないように気をつけてくれたよ(ここ大事。あたしはリードが張れるとイラっとすることがあるの)
そして、あたしのほっぺや肩を優しく撫でながら(あたしが落ち着くように)おばちゃんと笑顔でお話ししていたけど、あたしには
うちの犬に触るんじゃねーぞ!
っていうママの心の声が聞こえたよ(笑)
おばちゃんも、ママの「触るんじゃねーぞ!」オーラを感じたんじゃないかな?
あたしのことを触りたそうに、あたしには見えたけど、結局触らずに行っちゃったよ。
あたしは、まだまだかまってもらっちゃうと飛びついちゃうし、興奮が上がるとお口も出ちゃうけど、他の人がパパやママとお話しするくらいなら、おとなしくしていられるようになってきたよ。
SitやWaitでおとなしくしているのがGood(いいこと)というのが少しできるようになってきたよ。
あくまで少し(笑)
興奮しやすい犬の生活の工夫
今、あたしが練習しているのは
1.良くない経験を積まないこと
あたし興奮させそうな人を極力避けてくれているお蔭で、目が合っただけで飛びつこうとしていたのも、飛びつかずにいられるようになってきたよ。
お口が出るのも減ってきたよ。
関連記事→人や他犬が苦手な犬の飼い主さんは相手に「待て」をお願いしよう
2.毎日を穏やかに生活する
パパとママは、あたしがイライラしたり、興奮しないように穏やかに生活するのを心掛けてくれているよ。
毎日の生活が落ち着いていないと、些細な刺激で興奮したり落ち着けなくなるのは犬も人も同じだよね。
3.まったり散歩を心掛ける
お散歩は、のんびり穏やかな気持ちで、風のにおいや外の空気を楽しみながら歩くようにしてもらっているの。
その日によって、公園などで遊んで発散することもあるよ。
においを嗅いだり、適度な運動は犬にはとっても大切。
ランナーズハイみたいな状態にならないようにね。
4.興奮してしまったときに叱らない
興奮してしまっているあたしを叱っても「全く聞こえない」か「叱られてさらに興奮する」か、どちらかになってしまうので「叱る」のはあたしには合わないらしい。
興奮してもSitの指示で座れることもあるけれど、人への興奮だと難しいんだなあ…。
だって、人が好きなんだもん。
だから、「飛びつく」など、良くない経験を積ませないために、あたしを興奮させる人を避けているんだよね。
心の成長を待つ
あたしがちょっとしたことで「ポン!」と興奮してしまう経験を積ませないように心掛けながら、あたしの心の成長を待つんだって。
興奮しやすいのは、ウェルシーが持って生まれた気質だよね。
元気で明るくポジティブで、作業意欲の高さにもつながるいいところ。
だけど、興奮してはいけない場面もあることを理解して、興奮をコントロールできるようになってくるといいね。
ってパパとママに言われたよ。
まだまだだけど、少しずつ頑張るね。
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Comment
アマコちゃん対策、完璧ですね~♪
興奮しやすいパピーにストレスかけずに理解してもらうのに一番いい方法だと思います。
そのうち協会からスカウトされちゃいますよ♪(笑)
私もワンコに喜ばれたい(笑)タイプでしたが、ママさんのレポート読んでかなり気をつけるようになりました♪
でも、まだワンコを落ち着かせるレベルには達してませんね…
頑張ります♪(笑)
サナ父ちゃんさん
ありがとうございます。
頑張ります。
最終的には、心の成長を待つことになるのでしょうね。
喜んでくれるのも
尻尾をたくさん振ってくれる。
とか
ゴロンしてお腹を出してくれる。
だったらいいのですが、飛びついたり口が出るのはちょっと・・・。
力もあるので、人に怪我をさせてしまったり、人の服に穴を開けてしまったら立派に「事件」ですからね。
激しく飛びつくのは、犬の足腰に負担も大きいそうなので、やはりいいことはありませんよね。