犬に鹿の角を与えたら歯が欠けた!鹿の角の与え方と注意点

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犬のおもちゃに「鹿の角」がブームになっているそうですね。

犬に鹿の角を渡すと何時間でも齧り続けるのだそうです。

一方で私の周りにも、愛犬の歯が欠けたという人が何人かいました。

そこで、鹿の角について調べてみました。

座布団に座る犬

犬に鹿の角を与えてもいいの?いけないの?

日本盲導犬協会では禁止です。

他にも理由はあるのかもしれませんが、私が訓練士さんに聞いたところではカロリーがあるから、ということです。

委託犬には、決められたドッグフードを決められた量だけ与える約束になっていて、おやつは禁止です。

おもちゃであっても、それ自体にカロリーがあるとおやつと同じ扱いで、体重管理がしにくくなるからだと思われます。

犬は鹿の角が好き

理由としては

  • 犬は硬くて噛み応えのあるものが好き
  • 角には髄液が入っているから

です。

鹿の角は硬いので、犬の噛む要求を満たしてくれます。

髄液は犬が野生だった頃から好きなものだそうです。

鹿の角は犬の「噛む要求」と「食欲」の両方を満たしてくれる「おもちゃ兼おやつ」になります。

鹿の角のメリット

  • デンタルケアになる
  • 長持ちするのでコスパが良い

硬い鹿の角を齧ることで歯垢が取れて歯の健康を保てます。

大型犬の飼い主のみなさんは「特に」だと思いますが、犬におもちゃを与えてもすぐに壊してしまいますよね。

伏せる犬

鹿の角は削れて小さくなるのですが、他のおもちゃに比べると長持ちしてくれます。

鹿の角の危険性

  • 歯の破折と摩耗
  • 誤飲
  • 下痢

鹿の角のように硬い物を長時間齧り続けると歯が摩耗したり、犬の歯に力がかかり歯が欠けたり折れたりすることがあります。

犬は物を丸呑みしてしまうことがあるため、小さくなってくると誤飲の危険があります。

鹿の角は破片が鋭利になりやすく、削りかすを誤飲した場合にも内臓を傷つける恐れがあります。

髄液が体質的に合わない仔もいるようで、下痢をすることもあります。

日本盲導犬協会では

犬にとって物を齧るということは本能的なものなので、満たしてあげることが必要ですね。

日本盲導犬協会では、齧るおもちゃとしてはウッディー・タフ・スティックを推奨しています。

(これでなくてはダメというわけではありません)

  • カロリーが無いこと
  • 硬すぎないので歯の破折の恐れが少ないこと
  • 削れた破片を食べてしまっても内臓を傷つける恐れが少ないこと

などが理由です。

すぐに小さくなるので

もうちょっと長持ちしてくれるといいのになあ。

といつも思いますけどね。

まとめのようなもの

どんなおもちゃでも、メリットもあれば危険もあります。

おもちゃは何でも誤飲に気をつけなくてはいけませんが、鹿の角のように硬い物は歯の破折や摩耗にも気を付ける必要があるのですね。

長時間齧らせないようにしたり、犬は興奮するとかなりの力で齧ってしまうので、興奮してきたら他のおもちゃと交換するなどの対策が必要ですね。

犬におもちゃを与えるときは、与えっぱなしにせず犬の様子を観察しながら与えることが大切だと思いました。

犬を監視する必要はありませんが、犬の様子を常に気にかけていることが事故を防ぐためには重要ですね。

髄液が体質に合わない仔は断念ですかね?

鹿の角が好きなわんこは多いみたいなので、与える場合はメリットや危険性を十分理解したうえで愛犬を楽しませてあげましょうね。

日本盲導犬協会のボランティアさんは、ウッディー・タフ・スティックなどで、わんこのカミカミ要求を満たしてあげましょう♪

ウッディ・タフ・スティックを齧る犬

すぐに小さくなるので、やはり誤飲には注意しましょうね。

関連記事→【ウッディタフスティック】安全で犬が夢中になる噛むおもちゃ

<追記>

ウェルシーが3回目の交配期間中に上の奥歯が少し剥離しました。

こちら→犬の歯が欠けちゃいました!繁殖犬メス犬は「歯」に注意

ウッディ・タフ・スティックを齧っていたら歯が欠けたというものではなく、歯磨きシートで歯を磨いているときに剥離しました。

日時上生活の中でウッディ・タフ・スティックを齧っていたため、間接的な原因になった可能性があります。

100%安全というわけではないので、ご注意を!

【おまけ】

北海道で害獣として駆除されている「蝦夷鹿」は、一部は食肉として流通が始まっているものの、角に関してはほとんどが廃棄物として処理されています。

鹿の角は毎年生え変わるため、角を農地に落とすとトラクターなどの機械故障の原因になるのが農家さんの悩みです。

廃棄物として捨てられている物をリサイクルして、少しでもエコロジーな北海道の鹿環境に役立ちたい。

という思いと

これならば愛犬家にオススメできる。

という思いから鹿の角の販売が始まったということです。

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