友好的な犬とアヒル アヒルの飼育員に学ぶ「本物」の愛情

ウェルシーは、人にも人以外の動物にもとても友好的です。

小さい頃は、人でも犬でも猫でも鳥でも

わ~い!

ウェルシーだよ~。

と突進しようとしていましたが、今では人以外の動物に対しては、かなり礼儀正しくなりました。

人に対してはまだお勉強中です。

友好的な犬とアヒル

先日、群馬県にある「ロックハート城」へ遊びに行きました。

関連記事→犬連れロックハート城!ロマンティックな英国のお城を楽しもう

お城の敷地に池があり、白いアヒルが池の上を何羽も泳いでいました。

飼育員さんが見せる「本物」の愛情

アヒルのいる池を見ながら歩いていると、飼育員さんと思われる男性が歩いてきました。

何か抱えています。

え?

アヒル?

アヒルって、こんな風に抱っこできるの?

アヒルを抱く飼育員

可愛い~♪

飼育員さんのお顔をお見せできないのが残念ですが、まるでお孫さんを抱っこするような慈愛に満ちた表情をされていました。

可愛いですね。

と話しかけると、この仔は生後4か月で名前は「マリアちゃん」

同じ母鳥の卵が六羽孵化したうちの一羽ということでした。

ウェルシーと同じ六兄弟姉妹だね♪

名前を呼んで、たくさん話しかけているんですよ。

と飼育員さんは言い

どの仔もみんな、自分の名前に反応するんですよ。

と言いました。

そうなんだ~!

アヒルにも飼育員さんの愛情が伝わっているのですね。

飼育員さんは母アヒルも抱っこして見せてくれました。

この仔は、一時期お腹の羽根がみんな抜けてしまったんですよ。

それでフードにお茶の葉を細かくして混ぜて与えていたら、羽根の艶も良くなってきて、お腹の羽根も生えてきたんです。

お茶の葉に含まれる葉酸がいいのではないかと思っているんですよ。

と言っていました。

飼育員さんは、一羽一羽のアヒルに、どうしてあげたらその仔が幸せなのかを考えていました。

わんこの飼い主のみなさん。

可愛いから抱っこしたい~。

ずっと撫で撫でしちゃう~♪

と、犬が嫌だなと感じているときも気付かず撫でまわしてしまったり、吠えるのに悩んで

やめてほしいなあ~。

とは思うけれど、吠える理由なんて考えたこともなかった~!

なんてことはありませんか?

犬は「可愛がりたい」という要求を満たすための道具じゃありませんよね。

飼育員さんはアヒルに対して、一羽一羽を尊重していました。

これこそ「真の愛情」ですね。

アヒルと犬もコミュニケーションが取れるんだ!

おっと忘れていたこの仔。

ねーねーおじちゃん。

その仔誰?

誰を抱っこしてるの?

ねーねー見せて~。

アヒルに興味のある犬

おや、可愛いね。

挨拶するかい?

と飼育員さんは言いましたが、ウェルシーがおもちゃだと思ってアヒルさんの可愛い首を咥えてしまったら大変だと思い

犬がマリアちゃんを噛んではいけないので、やめておきます。

と遠慮しました。

飼育員さんは

この仔(マリアちゃん)はわんちゃんは大丈夫だから、ちょっと挨拶しようね。

と言って、マリアちゃんを抱っこしたまま腰をかがめて、ウェルシーと対面させてくださいました。

アヒルと犬

あたしウェルシーだよ。

こんにちは~♪

挨拶するアヒルと犬

ウェルシーは、マリアちゃんのくちばしに鼻を当ててくんくんしましたが、マリアちゃんに歯を当てたり舐めたりはしませんでした。

マリアちゃんも大きな犬が怖くて暴れるということもなく、ウェルシーが鼻先を近づけているのにつついたりもしませんでした。

お互いに穏やかに触れ合って

お終い!

ってなりました。

すごい!

アヒルと犬、すごいコミュニケーション能力ですね。

そして、飼育員さんのマリアちゃんに対する信頼もすごいですね。

私は、施設の大切なアヒルをウェルシーが傷つけてしまったら大変だと思い、挨拶させるのをためらいました。

アヒルが犬を怖がり、犬の目をつついてしまうということだって起こり得るかもしれません。

しかし、飼育員さんはマリアちゃんに絶対の信頼を置いていて

この仔なら大丈夫(六羽の中には犬が苦手な仔もいるかもしれません)

と穏やかに、そして自信に満ちた態度で、マリアちゃんをウェルシーに近づけてくださいました。

はあ~。

動物の保護者(飼い主)たる者、こうでなくてはいけませんね。

ウェルシーをちゃんと理解して、人の社会で楽しく暮らしていけるように導いていくのには、まだまだ修行が必要な私です。

まとめのようなもの

ウェルシーは、他の動物たちに対しては友好的ですが、普段はむやみに近づけたりはしていません。

お散歩中に出会う猫や鳥には目が合うと目を背け、道路をくんくんしたり頭を下げてお辞儀をするような格好でやり過ごしていきます。

今回のように見慣れない動物を見ると接触したがりますが、相手に

嫌だよ。

と言われれば諦めますし、接触しても挨拶して終いです。

ウェルシーの中で「仲良し」は、同じ空間を平和的に過ごすことなのでしょうね。

散歩する犬

そして

飼育員さんからは、愛情を注いで育てることを改めて教えられました。

私もウェルシーと一緒に成長していこうと思います。

スポンサードリンク
PREV
犬連れロックハート城|ロマンティックな英国のお城を楽しもう
NEXT
人が大好き大興奮!他人様に甘噛みしちゃう犬も少し落ち着きが出てきました

サナ父ちゃん へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    信頼…いいお話でした♪
    ご紹介、ありがとうございます♪
    信頼を築き、そのコを信じきってあげる事が出来れば、本当にそのコからのリアクションもきっと大きく変わるかも知れませんね…

    大変、勉虚になりました♪

    • サナ父ちゃん より:

      勉虚じゃない!勉強です~!
      ごめんなさい(笑)

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      私も大変勉強になりました。
      プロの飼育員さんのさりげない行動がとても自然で、アヒルたちへの愛情と信頼関係を感じました。
      足元にも及びませんが、これからのウェルシーとの暮らしに活かしていきたいです。

関連記事

すねる犬

甘え?わがまま?犬のトイレのしつけをやり直しています

盲導犬候補犬は、パピー時代は部屋でも外でもコールで排泄ができるようにパピーウォーカーがしつけるので

記事を読む

膝の上で甘える子犬

委託から1週間 この仔どんな仔?

ウェルシーが家にやってきて、6月10日で1週間が経ちました。 パピーを迎えると、最初の1週間が

記事を読む

河津桜と犬

愛犬の写真と動画は自分のためにたくさん撮っておこう

スマホの写真がウェルシーでいっぱいのウェルシーママです♪ わんこの飼い主あるあるですよね? 10

記事を読む

犬に「言い聞かせ」はしつけに良い結果をもたらすかも

以前、なかなかお留守番ができるようにならないウェルシーに「言い聞かせる」という方法をとってみようかな

記事を読む

散歩する犬

雨上がりの犬の散歩で気をつけたいこと

久し振りに一日中雨になりました。 ウェルシーは、小雨くらいなら気にせずお散歩に行きますが、しとしと降

記事を読む

スリングに入り抱っこされる子犬

子犬がやってきた!来たばかりの子犬の特徴と気をつけたいこと

日本盲導犬協会では、盲導犬の候補犬は概ね56日前後で、パピーウォーカーさんに委託されます。 ちっち

記事を読む

散歩する犬

犬が幸せな雨の日の過ごし方|退屈だなんて感じない!

梅雨に入りましたね。 雨が続く季節も愛犬と楽しく過ごしていきたいですね。 雨の日は退屈?どう過ご

記事を読む

子犬たち

出産後の母犬のケアと母犬の様子

ウェルシーは富士ハーネスにて、2021年12月6日に2回目の出産をしました。 子犬を産んだ日から4

記事を読む

コスモスと犬

犬の性格は生まれつき?育て方で変えられる?人懐こい犬に育てるには

犬は飼い主に似る。 なんてよく言いますよね。 わんこの性格を育て方や環境で「人懐こい仔」に育てる

記事を読む

お散歩の悩みはストレスが原因かも?

シオンのお散歩の悩みはいろいろとあります。 なかなか治らないのですが、改善傾向にはあります。

記事を読む

散歩する犬
【体験談】酢を使った歯磨きの驚く効果!歯石が着かない!よだれ焼けも予防できる?

*記事には広告が含まれています。 ウェルシーは歯磨き(正確には歯ブラ

プレスティージ
プレスティージエイジングケアをわが家なりに評価してみました

*記事には広告が含まれています。 7月に入りました。 今年は6月から

睡蓮
愛犬への最初のプレゼントは「名前」最後のプレゼントは?

犬の寿命は、近年では14~15年くらいが平均でしょうか? ラブラドー

伏せる犬
犬をノーリードにすると思わぬ事故になるかも再び

ウェルシーだよ。 パパとママと一緒にお散歩に行ったよ。 この日、ち

散歩する犬
夏が来る!夏の犬の健康管理で気を付けたいこと

関東はまだ梅雨入り前ですが、気温や湿度が高い日が増えてきました。 そ

→もっと見る

  • follow us in feedly


    PAGE TOP ↑