新型コロナウィルス禍の外出自粛で気付いた犬の不自由さと優しさ
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雑感
2019年11月に、中国の武漢で発生が確認された新型コロナウィルス(COVID-19)は、瞬く間に世界中に拡散し、2020年3月11日にWHOがパンデミックとの認識を示しました。
この記事を書いている2020年4月30日現在は、世界で300万人以上の感染が確認され、20万人以上の人が亡くなっています。
まだまだ予断を許さない状況の中、感染を拡大させないために
#ステイホーム #おうちにいよう
ということで、私たち国民には不要不急の外出の自粛が求められています。
犬の不自由さと優しさ
自粛要請の中、週に1回程度の買い物とウェルシーのお散歩くらいしか外に出ていません。
友達にも会えませんし、実家にも行けませんし、もちろん繁華街にも観光地にも行けません。
自由に外出できないことが、どれだけ不自由なことなのか。
一人で家の中にいることが、どんなにつまらなく寂しく退屈なものなのか。
家族とはいえ、配偶者や子どもたちと長時間「家」という狭い空間に一緒にいるということが、どんなに気詰まりでストレスを感じるものなのか。
今回の新型コロナウィルスの感染防止のための自粛要請で、しみじみ感じた人も多いのではないでしょうか?
犬って不自由
思えば、犬は一生そういう暮らしなのですよね。
食べたいときにごはんを食べることもできませんし、人に連れ出してもらわなければ自由に外にも行けません。
友達にも会えませんし、恋愛の自由もありません。
家族が仕事や学校に行ってしまうと、長時間一人で留守番する仔もいることでしょう。
多頭飼いなら寂しくないかと言えば、どんなに仲良しでも気詰まりだと思ったり、ストレスを感じることがあるかもしれません。
犬は優しい
ストレスを感じがちな生活の中、私は改めて犬の優しさを感じています。
心配してくれる
ウェルシーは、夫とのちょっとした口論(些細なことです)は仲裁しません。
あたしには関係ない。
と言う態度です。
夫婦喧嘩は犬も食わない。
とはよく言ったものだと思いますが、家具にどこかをぶつけて痛がったり、ほんの少し怪我をして絆創膏を貼ったりすると
ママどうしたの?
大丈夫?
とでも言うようにそばに来てくれます。
慰めてくれる
思うように出かけられないということは、やっぱり
つまらないわ。
と思うので、気分が沈んでいることが分かるのか
ママ、寂しくないよ。
あたしがいるじゃない。
とでも言うように膝に乗ってきます。
膝で丸くなるウェルシーを撫でていると、心がほぐれていきます。
話しかけても人の言葉で会話はできないけれど、心はつながっていると感じます。
ウェルシーがいてくれることで、ギスギスしそうな気持ちも穏やかに保てるのだと、改めて感じています。
犬には飼い主しかいない
私たちには友達や家族もいますが、犬にとっては飼い主が生活の全てです。
この飼い主サイテー!
と思ったとしても家を出ていくこともできません。
生まれてからずっと、生涯を人の手に委ねる生活をどう思っているのか分かりませんが、与えられた環境を受け入れて人に寄り添おうとしてくれるのです。
犬が「心配してくれる」「慰めてくれる」と思うのは、もしかしたら人の「勘違い」で犬にはそんな気持ちは無いのかもしれません。
しかし
犬は少なくとも一緒に暮らす人間を慕い、その人たちと仲良く暮らしていこうと思っています。
全身で「大好きだよ」を表現してくれて、全霊で寄り添ってくれるのです。
今回の新型コロナウィルスで、私たちが当たり前だと思っている「自由」は、決して当たり前ではないのだと思いました。
不自由な暮らしの中で、身近な人と角突き合わせず仲良く暮らす努力をする犬を見習いたいものです。
まとめのようなもの
パンデミックはもちろん、生活の自由に制限がかかるのは、私にとっては初めての経験です。
犬たちは日常的に自由度の低い生活の中で、人に寄り添い仲良く暮らしていこうとする優しい心を持っているのだと、改めて思いました。
いつもそばにいてくれるウェルシー。
ありがとうね。
明るくて優しい君に元気をもらえるよ。
世界中が厳しい状況に置かれています。
今の私にできることは
ウィルスに感染しない、させない。
ということで
おうちにいよう。
ということになります。
自分にできることはしっかりやって、1日も早い終息を願っています。
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Comment
確かに…
私達はわんこ達にたくさん、いろいろと寄り添ってもらってますよね…
わんこ達への感謝の気持ちを絶対に忘れないようにしないといけませんよね…
サナ父ちゃんさん
感謝の気持ち
大切ですね。
自分が大変な時は「感謝」と思うのですが、好調な時は忘れがちです。
絶対に忘れないようにします。