健康な犬のダイエットとドッグフードについて獣医さんに聞きました
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健康管理
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ウェルシーは避妊手術のあと、お腹の中にしこりができてしまったため、定期的にエコーによる検診をすることになりました。
こちら→犬の避妊手術後にトラブル発生!お腹の中にしこりができちゃいました。
避妊手術から2か月目の検診に行ったところ、しこりは少し縮小しているとのことでした。
とりあえず朗報です。
健康な犬のダイエット
繁殖犬としてのウェルシーの適正体重は、繁殖スタッフさんより27.0㎏~27.5㎏とご指導いただいていました。
最後の出産(2023年4月)のあと産後太りし、最大28.6㎏まで増量しましたが、今回の検診の日に動物病院で計測したところ27.0㎏でした。
健康な犬のダイエットについて獣医さんに聞いてみました。
1.フードは総合栄養食を選ぶ
身体に疾患がある仔の場合は、その症状に合わせたフードが必要なので獣医の指示に従って欲しいです。
健康な仔の場合は、フードは総合栄養食を選び、基本的にフードの量を減らしていきます。
もちろん、散歩を増やすなど運動を増やすことも大切ですが、食べる量を減らさないとなかなか痩せません。
かなり太っている仔のダイエットにはダイエット用のフードを使う場合もありますが、その場合は獣医に相談しながら進めてもらえたらと思っています。
2.フードはどんなものがいいですか?
総合栄養食で、その仔に合っていれば(アレルギーなどが出ない)どれでも大丈夫です。
メーカーやフードによって特徴を出していますが、犬の健康面において大きく変わることは無いので、その仔が喜んで食べてくれるフードがいいですね。
3.穀物の入ったフードはどうですか?
最近ではグレインフリーといって穀物不使用のフードも流行ってきていますが、犬にとってグレインフリーが良いかどうかは、まだ分からないことが多いです。
犬にとって穀物は消化が悪いとされますが、ドッグフードの穀物はアルファ化されているので、犬にとって消化しやすくなっています。
フードに使われている穀物にアレルギーが無ければ問題はありません。
愛犬が喜んで食べてくれるのなら、どちらを選んでもいいと思っています。
4.タンパク質の量を変えずにカロリーを減らしたいのですが
ダイエットのため、フードの量を減らすと摂取カロリーも減りますが、タンパク質など他の栄養の摂取量も減ってしまいますよね?
筋肉を落とさないために、タンパク質などはキープして低カロリーのフードを選びたいのですが…。
それは大丈夫ですよ。
ウェルシーちゃんくらいの年齢(6歳7か月)だと、そろそろシニアに向かうので、むしろタンパク質はしっかり摂らせてあげたいですね。
総合栄養食の中で、今のフードより低カロリーで、同じか高タンパク質のフードがあれば、切り換えて大丈夫です。
こちら→避妊手術後の犬は太りやすい!太らないためのフードの見直し方
もし、今のフードが気に入っているのであれば、フードのカロリーの1~2割分の鶏むね肉やササミをトッピングしてあげるといいと思います。
その分のフードは減らしてくださいね。
適正体重は?
獣医さんは、ウェルシーの体重が減ったのが病気ではなく、ダイエット中と聞き安心したようですが、ウェルシーに向かって
ウェルシーちゃん、このくらいでもいいよ。
あばらも触れるし、腰も括れているし大丈夫だよ。
と言いました。
どうやら獣医さんは、繁殖犬を引退して体重の縛りが無くなったウェルシーに対して、私が
やっぱりウェルシーはスレンダーな方が可愛いわ♪
もう少し痩せましょう♪
と若い女の子の痩せ願望のような(?)気持ちを持っていると思っていたようでした(笑)
なので
- 産後太りの解消。
- 加齢とともに関節への負担も気になるので26㎏台に減量したい。(27.0㎏~27.5㎏は繁殖犬ママ犬ウェルシーとしての適正体重)
- 2歳を少し過ぎた頃の体重は25㎏台だったが、そこまで減らさなくてもいいと思っていること。
こういった話を獣医さんにしました。
2歳1か月のウェルシー。
25.5㎏でした。
体形はこんな感じ。
まだ、おこちゃまだな(笑)
この頃は、将来の出産に備えての増量命令が出ていて、これはこれで大変でした。
今のウェルシー(27.0㎏)はBCSで言うと「3.5」くらいだそうです。
獣医さんは
BCS「3」~「3.5」を目指して、26.0㎏~27.0㎏を目標にしましょう。
と言い
26.0㎏を切らないように気を付けてくださいね。
と念押しをしました。
はい!
頑張ります。
まとめのようなもの
獣医さんに健康な犬のダイエットについて聞きました。
犬は犬種や個体差はありますが、1歳~6歳くらいが「維持期」になります。
身体の成長が止まり、身体の状態を維持する時期ですね。
成長期は終わっているので、必要以上に食べれば当然太ります。
この場合は、運動量を増やしたりフードを減らしてダイエットをしますが、運動だけだと痩せるのは難しいとのことでした。
6歳を超えてくると、身体が徐々に衰えてくるステージに入るので、急なダイエットはそれまで以上に犬の身体に負担がかかります。
たんぱく質などの栄養はキープしつつ、カロリー摂取を減らすダイエットを少しずつ進めるのが良さそうです。
健康に問題が無くても、適正体重をかなりオーバーしている仔のダイエットは、獣医さんと相談しながら進めた方がいいですね。
いつ頃からシニアフードにしようかな?
と思っています。
7歳くらいを目途に、ウェルシーの身体の状態を見ながら決めていこうと考えています。
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