人が強化してしまった子犬の甘噛み|なおすには毅然とした態度と根気が必要

公開日: : 第三話 シオン, 甘噛み 噛み

生後2か月や3か月の子犬を迎えると、大抵の仔は甘噛みをすると思います。

だんだん成長し、歯の生え変わりも終わる頃には甘噛みも減ってきますよね。

シオンも甘噛みをする仔で、成長と共にしなくなってきましたが、夫に対してだけはやめられません。

むしろ夫の対応が、シオンにとって甘噛みを楽しいものにしてしまっていました。

関連記事→人が強化してしまう子犬の甘噛み

悪化した甘噛みを治すのは努力と根気が必要

それから夫も努力して

噛んでもいいことないよ。

ということをシオンに伝えるようにしてきました。

一時期よりは甘噛みも減り、パパと仲良くくつろげる時間も増えてきたものの、興奮したり、寝ぐずりのカミカミがなかなか治りません。

特に興奮してしまうと、加減もわからなくなってしまうようで、結構な痛さで噛んでしまうんですよね。

多分、噛んだら相手にしないというだけでは「人を噛むのはイケナイこと」というのが完全には伝わっていないのでしょうね。

対策を訓練士さんに学ぶ

そこで、ボランティア夏祭りの時に訓練士さんに相談しました。

CIMG1851

月齢が小さい時の甘噛みは、叱ってもまだ犬が理解できないので、私達も叱らずに対応をしてきました。

関連記事→甘噛みは叱っていいの?いけないの?

現在のシオンは、人の手は撫でてくれるものということは解ってきています。

それにもかかわらず、自分の気持ちを表現するために、パパに対しては噛んでいいと思っているという状況です。

訓練士さんは

シオンが噛んできたら、カラーを掴んで自分の体の近くに引き寄せ動かさない。

という方法をご指導してくれました。

カラーを掴んでいる手を噛んでくるかもしれませんが、それ以上噛めないようにして落ち着くのを待つ。

訓練士さんが実演してくれましたが、シオンは

えっ?

勝手が違うぞ!

というような顔で一生懸命考えていました。

そして

訓練士さんを噛んじゃいけないのかな~?

というような態度になり、それ以上噛みませんでした。

実践あるのみ

その日から早速試してみました。

カラーを持つ手をしつこく噛んでくる時は、もう片方の手で自分の膝などを叩いて

パン!!

びっくりしてやめます。

これは、噛むことで興奮状態になるシオンを

ハッ!

と我に返すということです。

シオンはパパの対応が変わってきたので、どうしたらいいのか考えています。

ペロペロしてパパをなだめてみたり・・・。

パピーウォーカーは、犬に人を舐める習慣をつけないようにお願いされているのですが、甘噛みが落ち着くまで少し許容することにします。

噛んじゃダメ!

舐めてもダメ!

では、シオンも辛いと思うので。

DSCF1366

どのくらい噛んだら叱られる(カラーを掴まれる)のか試してみたり・・・。

いろいろと模索しているみたいです。

ただ、明らかに

なんだか今までとは違うぞ!

と思っているみたいなので、今が正念場かもしれませんね。

訓練士さんが言うように

根気よく毅然と

ですね。

まとめのようなもの

子犬の甘噛みは、子犬自身に悪気があるわけではありませんが、対応を誤ると人にとっては辛いことになります。

訓練士さんにご指導をいただき、頑張っていこうと思っています。

この方法もその仔によっては、もっと噛むようになる場合もあるそうなので、うまくいかないようだったらまた相談をしてくださいということでした。

DSCF1357

眠くなるとぐずってパパを噛んじゃうシオン。

さっさとお膝に来て寝ればいいのに

と思うのですが、まだまだおこちゃまなのでしょうね。

シオンの心の成長も待ちつつ、噛んではいけないということをしっかり教えていきたいです。

<追記>

成果がでてきました

こちら→甘噛みが激しかった子犬|対策の結果穏やかな犬になりつつあるよ

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Comment

  1. サナ父ちゃん より:

    いい方向に行きそうですね。
    良かったです♪
    パパさんへの甘え方をシオぴ~が学んでくれたらもう大丈夫でしょう。

    夏祭りの様子では

    「あれ?」

    って感じたことがなかったので、視野を広げさせてあげて、いろんな経験、体験をさせてあげても大丈夫そうかな…と。

    「おはよ~♪」と「お帰り~♪」のペロペロッ♪はサナには普通にさせてました。
    私とカミさん以外には…

    あっ、でも

    「初めまして~♪サナだよっ♪」

    って場合には誰にでもやってたっけ…(汗)

    でも、それで人間に寄り添おう、優しくしようという気持ちを伸ばしてあげられたかなぁ…と思ってます。

    顔ペロッ♪=飛びつき
    なのでダメなのでしょうけど、サナは後ろ足で立って前足を肩に「ふわり」と置いてペロッ♪でしたので、サナなりに人に対する接し方を自分で考えてくれたんだと思います。

    なので、シオぴ~もきっとそのうち…♪

    • gd.vol より:

      サナ父ちゃんさん
      夏祭りからもうすぐ1週間経ちますが、パパさんとシオンの攻防は続いています。
      朝は噛まなくなってきましたが、夜の寝ぐずり噛みがもうちょっとですね。
      劇的に良くなることは無いので、やっぱり根気ですね。

      最近、お散歩をだいぶ楽しんでくれるようになってきたので、そろそろいろいろなところへ連れて行ってみようと思います。

      サナちゃん、可愛いですね。
      今日もユーザーさんを気遣いながら、楽しくお出かけかな?

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